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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

2.3.5 iOS管理データベースを構築する

iOS管理データベースの構築

iOS端末を管理する場合は、iOS管理データベースを構築する必要があります。iOS管理データベースの作成には、iOS管理データベース環境の構築コマンド(swss_MDMDB_ENV.exe)を使用します。指定するオプションは/Cです。Systemwalker Desktop Patrol/Systemwalker Desktop Keeperの両製品でiOSを管理する場合、両製品のiOS管理データベース環境構築コマンドを実行する必要があります。

iOS管理データベース環境構築コマンド(swss_MDMDB_ENV.exe)の詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。

iOS管理データベース環境構築コマンドを実行すると、iOS管理データベースが待ち受けをするポートが初期値(55432)で設定されます。ポート番号の変更が必要な場合は、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照してください。

注意

iOS管理データベースを構築後にOSを再起動する場合には、OSを再起動する前にWindowsのサービス画面を表示し、「PostgreSQL_swdtmdm」サービスを選択して、[操作]メニューから[停止]を選択し、サービスを停止してください。

サービスを停止せずにOSを再起動した場合、イベントログに以下のメッセージが出力される場合があります。

ERROR: canceling statement due to user request

このメッセージは、OSがサービスを停止させた際に表示されるメッセージで、動作上の問題はありません。

iOS管理データベースの削除

iOSの管理をやめる場合、以下の手順でiOSの管理データベースを削除することができます。

  1. SSにおいて、SSのサービスを一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exe)で停止します。

  2. SSにおいて、SS環境設定コマンド(swss_config.exe)で、iOS端末の管理を無効にします。指定するオプションは /iOS.enabled:false です。

  3. CSにおいて、iOS管理データベース環境削除コマンド(swss_MDMDB_ENV.exe)で、iOS管理データベースを削除します。指定するオプションは/Dです。

  4. SSにおいて、SSのサービスを一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exe)で起動します。

SS環境設定コマンド(swss_config.exe)およびiOS管理データベース環境削除コマンド(swss_MDMDB_ENV.exe)の詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

  • Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperが共存していて、両製品で管理していたiOS端末の管理をやめる場合は、両製品でiOS管理データベースの削除を行ってください。

  • Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperが共存していて、両製品で管理していたiOS端末の管理を一方の製品だけでiOS端末の管理を行うように変更する場合は、以下の手順で削除を行ってください。

    1. SS環境設定コマンド(swss_config.exe)を使用して、SSと接続しているiOS管理データベースのホスト名を確認します。「iOSmgr.host」に表示されたiOS管理データベースのホスト名と一致するサーバでバックアップを行います。

    2. 両製品でiOS管理データベース削除コマンドを実行します。

    3. iOS端末の管理を行う製品でiOS管理データベースの構築コマンドを実行します。

    4. 手順3で構築したiOS管理データベースに手順1でバックアップしたデータをリストアします。