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Systemwalker Centric Manager Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.2.4 必要に応じた設定

業務管理者はZabbixのWebインターフェースの[管理]メニューを操作することができません。

以下を参考にして、必要に応じてインフラ管理者が操作を実施してください。

ミドルウェアインスタンスで発生した問題を業務管理者にメール通知する場合

ZabbixのWebインターフェースの[管理]-[メディアタイプ]の[Email]に業務管理者のメールアドレスを設定することで、業務管理者がトリガーに対して自動的にメールを送信するためのアクション設定をすることができます。

メディアタイプについては、“Zabbix 2.2マニュアル”の“メディアタイプ”を参照してください。

ミドルウェアインスタンスが存在する環境で任意のコマンドを実行可能にする場合

ZabbixのWebインターフェースの[管理]-[スクリプト]はインスタンス監視エージェントが起動するサーバで任意のコマンドをシステム管理者(スーパーユーザ)権限で実行することができます。

業務管理者にユーザーマクロのインターフェースを公開することで、ミドルウェアインスタンスが動作するサーバの設定などのコマンド実行を安全に実行することができます。ユーザーマクロについては、“Zabbix 2.2マニュアル”の“ユーザーマクロ”を参照してください。

スクリプトの作成の詳細については、“Zabbix 2.2 マニュアル”の“スクリプト”を参照してください。

ミドルウェアインスタンスのWebコンソールを起動する場合

ZabbixのWebインターフェースの[設定]-[ホスト]のホストインベントリを自動に設定することで、zabbix_agentd.confに記載したミドルウェアインスタンスの起動URLを[インベントリ]-[ホスト]の[詳細]に表示することができます。

本設定は業務管理者からも実施することができます。

ミドルウェアインスタンスの起動・停止を行う場合

Systemwalker Runbook Automationで業務システムを作成している場合

Zabbixのスクリプトにミドルウェアインスタンスの起動および停止を行う以下のスクリプトが初期登録されています。

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Interstage Application Server/業務ユニット起動

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Interstage Application Server/業務ユニット停止

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Symfoware Server/DBインスタンス停止

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Symfoware Server/DBインスタンス起動

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Systemwalker Operation Manager/サブシステム停止

  • ミドルウェアインスタンスの操作/Systemwalker Operation Manager/サブシステム起動

ZabbixのWebインターフェースの[管理]-[一般設定]の[マクロ]にある以下のマクロを設定することで利用できます。

マクロ

設定内容

{$RBA_HOST}

Systemwalker Runbook Automationの管理サーバのホスト名またはIPアドレス

{$RBA_AUTH}

Systemwalker Runbook Automationの管理サーバの認証情報

(UserId:PasswordのUTF-8文字列形式をBase64でエンコードしてください)

なお、利用しないスクリプトは削除してください。

また、[管理]-[スクリプト]画面に初期登録されているスクリプトが存在しない場合は、[スクリプトの作成]から業務システムごとに以下の設定項目のスクリプトを作成します。

  • 業務ユニットの起動

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Interstage Application Server/業務ユニット起動

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest ISAS start "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Interstage Application Server 業務ユニットを起動します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンス名: {HOST.HOST}

  • 業務ユニットの停止

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Interstage Application Server/業務ユニット停止

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest ISAS stop "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Interstage Application Server 業務ユニットを停止します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンス名: {HOST.HOST}

  • DBインスタンス起動

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Symfoware Server/DBインスタンス起動

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest SYMFOSVOI start "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Symfoware Server DBインスタンスを起動します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンスホスト名: {HOST.HOST}

  • DBインスタンス停止

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Symfoware Server/DBインスタンス停止

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest SYMFOSVOI stop "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Symfoware Server DBインスタンスを停止します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンスホスト名: {HOST.HOST}

  • サブシステム起動

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Systemwalker Operation Manager/サブシステム起動

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest SWOMGR start "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Systemwalker Operation Manager サブシステムを起動します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンスホスト名: {HOST.HOST}

  • サブシステム停止

    設定項目

    内容

    名前

    ミドルウェアインスタンスの操作/作成対象の業務システム名/Systemwalker Operation Manager/サブシステム停止

    タイプ

    スクリプト

    次で実行

    Zabbixサーバー

    コマンド

    /opt/FJSVfjzbx/bin/swopnrbarest SWOMGR stop "{$RBA_HOST}" "{$RBA_AUTH}" "{HOST.HOST}" "{HOST.CONN}"

    ホストグループ

    作成対象の業務システム名

    必要なホストへのアクセス権

    書込

    確認を有効

    チェック

    確認テキスト

    Systemwalker Operation Manager サブシステムを停止します。配置対象サーバ: {HOST.CONN}、ミドルウェアインスタンスホスト名: {HOST.HOST}

    swopnrbarestコマンドはSystemwalker Runbook AutomationのConsolidation OptionテンプレートをREST形式のインタフェースで起動します。詳細については、Systemwalker Runbook Automationのマニュアルを参照してください。

Systemwalker Runbook Automationで業務システムを作成していない場合

ミドルウェアインスタンスの起動および停止を行う設定が必要です。

ZabbixのWebインターフェースの[管理]-[一般設定]の[マクロ]にある以下のマクロを設定します。

マクロ

{$R_START}

ミドルウェアインスタンスを起動しました。選択したホストの稼働状態を最新データから確認してください。

{$R_STOP}

ミドルウェアインスタンスを停止しました。選択したホストの稼働状態を最新データから確認してください。

なお、初期登録されているスクリプトが存在する場合は、[管理]-[スクリプト]画面から削除してください。

また、Systemwalker Runbook Automationで作成した業務システムがすでに存在する環境で作成した場合は、“Systemwalker Runbook Automationで業務システムを作成している場合”を参照してスクリプトを作成してください。