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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.3.7 L-Server作成

L-Server作成は、以下の手順で行います。

注意

作成したL-Serverがオーケストレーションツリーに表示されなくなる場合

作成したL-Serverに対応するVMに対してSCVMMの以下の機能を使用すると、それ以降L-Serverとして認識されずオーケストレーションツリーに表示されなくなり、L-Serverに対する処理が行えなくなります。

  • ライブラリへ保管、ライブラリからの展開

  • 新しいテンプレート

  • 本製品の管理外のクラスタノードへの移行

また"複製"を行うと複製されたVMは、L-Serverとして認識されません。

イメージを指定してL-Serverを作成すると、OSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になる場合

SCVMMの障害(KB978336)により、Hyper-V環境でイメージを指定してL-Serverを作成すると、作成されたL-ServerのOSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になります。

この問題を回避し、任意の言語設定で、イメージを指定してL-Serverを作成する方法については、「C.3.9 任意の言語の[地域と言語のオプション]設定で、イメージを指定したL-Serverの作成」を参照してください。

SCVMMの障害(KB978336)については、Microsoft社の以下のURLを参照してください。

Microsoft社のKB978336解説ページ

URL: http://support.microsoft.com/kb/978336/

参考

L-Server作成時に付随して作成され情報

  • L-Serverとして作成されるVMゲストは、以下の構成になります。

    ディスクとDVD
    1本目のディスク(システムボリューム)

    IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)に接続

    2本目以降のディスク

    データディスクとしてSCSIアダプターに接続(注)

    DVDドライブ

    IDEデバイスのセカンダリチャネル(0)に接続

    注) 統合サービスが提供されていないゲストOSでは利用できません。IDEアダプターに接続された起動ディスクだけ利用できます。

    仮想ネットワークアダプタ

    Hyper-VがサポートしているゲストOSでは、統合ネットワークアダプターを利用します。それ以外の場合、エミュレートされたネットワークアダプターが追加されます。

    Hyper-VがサポートするゲストOSは、以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。

    Microsoft社のWebサイト

    URL: http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/cc794868(v=ws.10).aspx
    URL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831531.aspx

    CPU種類

    "1.00GHz Pentium III Xeon"または"3.60 GHz Xeon (2 MB L2 cache)" (SCVMMの初期値)が指定されます。この情報はSCVMMの内部で使用されるもので、実際のCPU性能ではありません。

    また、ゲストOS内のコンピュータの情報などに表示される情報とは異なります。

  • クローニングイメージは、システムボリューム以外のデータディスクの採取/配布を選択できます。

    SCVMMで作成したテンプレートを本製品のイメージプールに登録する場合、システムボリューム(IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)に接続されたディスク)が存在するVMゲストから作成したテンプレートを利用してください。

    その他の構成の場合、本製品で配付するとシステムボリュームがないVMゲストになります。


手動OSインストール

SCVMMの管理画面からDVDの接続設定を行ったあと、OSを手動でインストールしてください。

Microsoft社がHyper-V上でサポートするゲストOSを利用するには、ゲストOSに仮想ゲストサービスのインストールが必要です。

仮想ゲストサービスのインストールについては、SCVMMのヘルプを参照してください。