L-Server作成は、以下の手順で行います。
L-Serverテンプレートを利用してのL-Serverの作成
クローニングイメージが存在しない場合、またはすでに存在するクローニングイメージを利用しない場合
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してL-Serverを作成してください。この場合、イメージは[指定なし]を選択してください。
このとき、作成したL-Serverがオーケストレーションツリーに表示されなくなることがあります。
詳細は、「注意 作成したL-Serverがオーケストレーションツリーに表示されなくなる場合」を参照してください。
また、作成されたVMゲストやクローニングイメージの詳細は、「参考 L-Server作成時に付随して作成される情報」を参照してください。
「手動OSインストール」を参照してOSをインストールしてください。
L-Serverの作成後にクローニングイメージを採取すると、イメージプールにクローニングイメージが格納されます。クローニングイメージ採取については、「C.3.8 クローニングイメージの採取と削除」を参照してください。
すでに存在するクローニングイメージを利用する場合
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照して、L-Serverを作成してください。この場合、イメージとして利用したいクローニングイメージを指定してください。
個々の仕様を指定したL-Serverの作成
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照してください。
[OS]タブの設定については、「C.3.10 [OS]タブ設定」を参照してください。
注意
作成したL-Serverがオーケストレーションツリーに表示されなくなる場合
作成したL-Serverに対応するVMに対してSCVMMの以下の機能を使用すると、それ以降L-Serverとして認識されずオーケストレーションツリーに表示されなくなり、L-Serverに対する処理が行えなくなります。
ライブラリへ保管、ライブラリからの展開
新しいテンプレート
本製品の管理外のクラスタノードへの移行
また"複製"を行うと複製されたVMは、L-Serverとして認識されません。
イメージを指定してL-Serverを作成すると、OSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になる場合
SCVMMの障害(KB978336)により、Hyper-V環境でイメージを指定してL-Serverを作成すると、作成されたL-ServerのOSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になります。
この問題を回避し、任意の言語設定で、イメージを指定してL-Serverを作成する方法については、「C.3.9 任意の言語の[地域と言語のオプション]設定で、イメージを指定したL-Serverの作成」を参照してください。
SCVMMの障害(KB978336)については、Microsoft社の以下のURLを参照してください。
Microsoft社のKB978336解説ページ
URL: http://support.microsoft.com/kb/978336/ |
参考
L-Server作成時に付随して作成される情報
L-Serverとして作成されるVMゲストは、以下の構成になります。
IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)に接続
データディスクとしてSCSIアダプターに接続(注)
IDEデバイスのセカンダリチャネル(0)に接続
注) 統合サービスが提供されていないゲストOSでは利用できません。IDEアダプターに接続された起動ディスクだけ利用できます。
Hyper-VがサポートしているゲストOSでは、統合ネットワークアダプターを利用します。それ以外の場合、エミュレートされたネットワークアダプターが追加されます。
Hyper-VがサポートするゲストOSは、以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。
Microsoft社のWebサイト
URL: http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/cc794868(v=ws.10).aspx |
"1.00GHz Pentium III Xeon"または"3.60 GHz Xeon (2 MB L2 cache)" (SCVMMの初期値)が指定されます。この情報はSCVMMの内部で使用されるもので、実際のCPU性能ではありません。
また、ゲストOS内のコンピュータの情報などに表示される情報とは異なります。
クローニングイメージは、システムボリューム以外のデータディスクの採取/配布を選択できます。
SCVMMで作成したテンプレートを本製品のイメージプールに登録する場合、システムボリューム(IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)に接続されたディスク)が存在するVMゲストから作成したテンプレートを利用してください。
その他の構成の場合、本製品で配付するとシステムボリュームがないVMゲストになります。
手動OSインストール
SCVMMの管理画面からDVDの接続設定を行ったあと、OSを手動でインストールしてください。
Microsoft社がHyper-V上でサポートするゲストOSを利用するには、ゲストOSに仮想ゲストサービスのインストールが必要です。
仮想ゲストサービスのインストールについては、SCVMMのヘルプを参照してください。