以下の手順で、KB978336の障害を回避してL-Serverを作成します。
このとき作成できるL-Serverは、IPアドレス設定を行うNICが接続されたL-Serverです。
KB978336の障害を回避するための定義ファイルを作成します。
KB978336の障害を回避するためのイメージを格納するイメージプール名、および[地域と言語のオプション]ダイアログに設定する言語を以下の定義ファイルに記述します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
kb978336_scvmm.rcxprop
定義ファイルは、1行ごとに以下のように記述します。
イメージプール名 = 言語指定文字列 |
言語指定文字列には、以下のWebサイトに記載されている言語パックの"カルチャ"を指定してください。
利用できる言語パック
URL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc722435(WS.10).aspx |
KB978336の障害を回避して日本語を設定する場合、"ja-JP"を指定します。
例
"/test/ImagePool1"と"/test/ImagePool2"のイメージプールに格納されたイメージを指定して日本語表記のL-Server作成を行う場合の、定義ファイルの例は以下のとおりです。
/test/ImagePool1=ja-JP |
イコール("=")の前後に空白があっても無視されます。
イメージプール名は、フルパスで指定します。
使用できる文字列は半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、スラッシュ("/")およびハイフン("-")です。
ファイルは、文字コードをUTF-8にして保存してください。
同じイメージプール名の行が複数あった場合、最後の行の指定が有効になります。
定義ファイルで指定した言語指定文字列は、応答ファイル内の以下の設定にも適用されます。
InputLocale
SystemLocale
UILanguage
これらの設定に対して個別に異なる言語を指定できません。
L-Serverを作成します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」または「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照して、L-Serverを作成してください。
参考
以下のL-Serverを作成する場合、以下の手順1.~5.を行ってください。
NICがないL-Server
DHCPを利用してIPアドレスを割り当てたL-Server
Microsoft社のKB978336解説ページを参照し、Sysprep用応答ファイルを作成します。
SCVMM管理者コンソールからVMのテンプレート化を行います。
詳細は、SCVMMのヘルプを参照してください。
作成したテンプレートを本製品のイメージプールに登録します。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「14.7.1 仮想イメージリソース」を参照してください。
4SCVMM管理者コンソールから、本製品のイメージに対してSCVMMテンプレートのプロパティを開いて、手順1.で作成した応答ファイルを設定します。
L-Serverを作成します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」または「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照して、L-Serverを作成してください。
このとき、イメージとして利用したいクローニングイメージに、手順3.で登録したイメージを指定してください。