メッセージトラッキング機能を使用する場合、異常が発生して採取されたメッセージトラッキング情報は、以下の契機で削除されます。
補償ルートの処理が完了した契機
apfwrecovmsgコマンドを実行した契機
apfwrecovfileコマンドを実行した契機
また、メッセージトラッキング情報は、apfwdeltrackコマンドを使用することで、任意に削除することもできます。削除を行う際には、絞込み条件設定オプションを使用し、削除対象とするトラッキング情報を絞り込みます。
apfwdeltrackコマンドでは、オプションで退避先ファイル名を指定することにより、削除対象となるトラッキング情報をCSV形式でファイル出力し、退避させることができます。ファイル出力で退避したトラッキング情報ファイルは、エラー解析などに利用することができます。
以下に、フロー定義名“FLOW001”のメッセージトラッキング情報を削除するapfwdeltrackコマンドの使用例を示します。
apfwdeltrack -j MSGTRKDB -u admin -n FLOW001 |
以下に、フロー定義名“FLOW001”のメッセージトラッキング情報を削除、および退避するapfwdeltrackコマンドの使用例を示します。
apfwdeltrack -j MSGTRKDB -u admin -n FLOW001 -f "/tmp/track/20050701.csv" |
注意
Solaris、Linuxの場合の実行例になります。Windowsの場合はWindows形式のディレクトリパスを指定してください。
apfwdeltrackコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注意
apfwdelmsgコマンドに-eオプションを指定し、エラーメッセージ退避キューに滞留したエラーメッセージの削除を実行した契機では、メッセージトラッキング情報は削除されません。メッセージトラッキング情報も削除する場合は、apfwdeltrackコマンドを使用してください。