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Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

3.5.1 標準ログのメッセージ本文

標準ログが出力するシステムログおよび性能ログのメッセージ本文について、説明します。

3.5.1.1 システムログ

システムログは、アプリケーション連携実行基盤の稼働状態を表すインフォメーションログや、エラー情報を表すエラーログを表します。
システムログのメッセージ本文には、以下に示すフォーマットでメッセージが出力されます。

以下に、システムログのメッセージ本文の説明をします。

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

No.

項目名

出力内容

備考

1

ログ種別

“IBS-AP-SYSTEM”という文字列が出力されます。

2

採取契機

システムログが出力される契機です。
■ログの出力契機”を参照してください。

3

メッセージID

メッセージIDが出力されます。

4

アクティビティのキューDestination名

アクティビティに関連付けられているキューのDestination名が出力されます。
業務処理開始アプリケーションまたは処理結果キューからのメッセージ受信を行ったユーザのアプリケーションにより出力される標準ログでは“Client”という文字列が出力されます。
また、出力される文字列は、大括弧“[]”で括られます。

5

フロー定義名

フロー定義名が出力されます。

6

コリレーションID

コリレーションIDが出力されます。
(注1)

なお、本項目の出力内容には空白が含まれる場合があります。

出力例:
  ID 001

7

業務処理実行アプリケーション名

以下のどちらかの形式で出力します。

【業務処理実行アプリケーションがCOBOLの場合】

業務処理名(業務処理関数名)

(戻り値の型)関数名(パラメタ型...)

出力例:
(String) test(String,Integer)

【業務処理実行アプリケーションがJavaの場合】

クラス名

(戻り値の型)メソッド名(パラメタ型...)

出力例:
(java.lang.String)target.TestApl.test(java.lang.String,java.lang.Integer)

業務処理実行アプリケーションを呼び出したときのみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

【業務処理実行アプリケーションがC言語またはCOBOLの場合】
配列型の型表示は“型[]” という形式で表示されます。
例えば、関数の戻り値またはパラメタがInteger型の配列の場合、“Integer[]”と表示されます。

【業務処理実行アプリケーションがJavaの場合】
メソッドの戻り値またはパラメタが、ユーザ定義型クラスの場合は、“戻り値の型”または“パラメタ型”に“java.lang.Object”という文字列が表示されます。
配列型の型表示は、“[L(型);”という形式で表示されます。
例えば、メソッドの戻り値またはパラメタがオブジェクトの配列型の場合、“[Ljava.lang.Object;”と表示されます。また、データ型が多次元配列の場合、“[”の文字が次元数分付与されて出力されます。例えば、Stringデータ型の2次元配列の場合は、“[[Ljava.lang.String;”と出力されます。

8

アトリビュート

業務処理実行アプリケーションの種別が通常のアプリケーションであった場合、以下の文字列が出力されます。

BusinessApplication

業務処理実行アプリケーションの種別が補償ルート制御処理を行うアプリケーションであった場合、以下の文字列が出力されます。

AmendsRouteApplication

業務処理実行アプリケーションを呼び出したときのみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

9

アプリ種類

【C言語またはCOBOLアプリケーションの場合】

“C/COBOL Application”という文字列が出力されます。

【Javaアプリケーションの場合】
“JavaApplication”という文字列が出力されます。

業務処理実行アプリケーションを呼び出したときのみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

10

遷移種別

メッセージの遷移情報を表す、以下のどれかの文字列が出力されます。 (注1)

“NormalRoute”
通常遷移を表します。

“PriorityChanged(条件式)” (注2)
通常遷移-優先度変更ありを表します。

“PriorityNoChanged(条件式)” (注2)
通常遷移-優先度変更なしを表します。

“AgencyRoute”
代行遷移を表します。

“ConditionTransitionRoute(条件式)” (注2)
条件遷移を表します。

“ConditionTransition(条件式)-PriorityChanged(条件式)” (注2)
条件遷移-優先度変更ありを表します。

“ConditionTransition(条件式)-PriorityNoChanged(条件式)” (注2)
条件遷移-優先度変更なしを表します。

“AmendsRoute”
補償ルートへの遷移を表します。

“EvacuateErrorQueueRoute”
エラーメッセージ退避キューへの退避を表します。

メッセージを送信するときのみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

なお、本項目の条件式の出力内容には空白が含まれます。

出力例:
  condition = 'go'

11

優先度

メッセージの優先度情報を表す以下のいずれかの文字列が出力されます。

“ErrorMessage”
エラーが発生したメッセージをリカバリしていることを表します。

“AmendsMessage”
補償ルートメッセージを表します。

“High”
優先度がHighのメッセージを表します。

“Normal”
優先度がNormalのメッセージを表します。

“Low”
優先度がLowのメッセージを表します。

12

例外情報

発生したエラー情報により出力文字列は可変となります。

エラーが発生した場合のみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

なお、本項目の出力内容には空白や改行が含まれる場合があります。

出力例:
  com.fujitsu.interstage.apfw.runtime.util.FlowRuntimeException:FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 1000: The destination address for messages has not been determined because a data inconsistency was found in the flow definition: flow definition name=2_1_6, Correlation ID=ID001, application=activity001

13

Destination名

以下のどれかの文字列が出力されます。 (注1)

メッセージの送信先Destination名

メッセージを退避したエラーメッセージ退避キューのDestination名、または閉塞を行ったDestination名

処理結果キューからのメッセージ受信を行う際の受信先Destination名

左記の契機でのみ出力されます。
上記以外の契機では、“*****”が出力されます。
データベース連携のキューが使用された場合、メッセージID“8035”が出力されたときのDestination名には、“[DB]”が付加されます。

注1) 業務処理開始アプリケーションまたは処理結果キューからのメッセージ受信を行うユーザのアプリケーションにより出力される標準ログでは、キュー情報が確定するまでは、情報が出力されないことがあります。
注2) 条件式に“default”という文字列が出力された場合は、フロー定義で定義した条件式が、「条件不成立」であることを示します。

注意

各項目の出力内容のなかに空白が含まれることがあります。

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

No.

項目名

出力内容

備考

1

ログ種別

“IBS-AP-SYSTEM”という文字列が出力されます。

2

採取契機

システムログが出力される契機です。
■ログの出力契機”を参照してください。

3

メッセージID

メッセージIDが出力されます。

4

業務名

Impl IDで指定されたIDを出力します。また、出力される文字列は、大括弧“[]”で括られます。

5

アプリケーション名

クライアントで指定されたサーバアプリケーション名を出力します。

アプリケーションを呼び出したときに、アプリケーション名を出力します。上記以外の契機では、“*****”が出力されます。

6

情報

発生した例外情報、または、付加情報を出力します。

注意

本ログで出力するメッセージ本文の項目は、ログ定義ファイルを用いて変更することは出来ません。

■ログの出力契機

システムログは、以下の表に示す契機で出力されます。

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

ログ出力契機

メッセージID

ログの出力レベル

採取契機の出力内容

業務処理開始アプリケーションでsendMessageSyncメソッドを発行したとき、以下の規約で出力します。
“API-sendMessageSync-STATUS”
(注)

8000

10

API-sendMessageSync-Call

8001

10

API-sendMessageSync-Normal

8002

3

API-sendMessgeSync-Error

業務処理開始アプリケーションでsendMessageメソッドを発行したとき、以下の規約で出力します。

“API-sendMessage-STATUS”
(注)

8004

10

API-sendMessage-Call

8005

10

API-sendMessage-Normal

8006

3

API-sendMessage-Error

業務処理開始アプリケーションでreceiveMessageメソッドを発行したとき、以下の規約で出力します。


“API-receiveMessage(パラメタ型)-STATUS”
(注)

8008

10

出力例:
  API-receiveMessage(String)-Call

8009

10

出力例:
  API-receiveMessage(String)-Normal

8010

3

出力例:
  API-receiveMessage(String)-Error

フロー定義ルート終点
(結果受信キューにメッセージを格納する場合)に、以下の規約で出力します。
“ENDINGPOINT-SendResultReceptionQueue-STATUS”
(注)

8012

10

ENDINGPOINT-SendResultReceptionQueue-Call

8013

10

ENDINGPOINT-SendResultReceptionQueue-Normal

8014

3

ENDINGPOINT-SendResultReceptionQueue-Error

8015

10

ENDINGPOINT-SendResultReceptionQueue-Call(Retry-n)

フロー定義ルート終点
(結果受信キューにメッセージを格納しない場合)

8016

10

ENDINGPOINT-NoSendResultReceptionQueue-End

業務処理実行アプリケーションを呼び出したとき、以下の規約で出力します。
“Business-Application-STATUS”
(注)

8017

10

Business-Application-Call

8018

10

Business-Application-Normal

8019

3

Business-Application-Error

8020

10

Business-Application-Call(Retry-n)

メッセージを送信したとき、以下の規約で出力します。
“Message-sendMessageQueue-STATUS”
(注)

8021

10

Message-sendMessageQueue-Call

8022

10

Message-sendMessageQueue-Normal

8023

3

Message-sendMessageQueue-Error

8024

10

Message-sendMessageQueue-Call(Retry-n)

アクティビティ単位でのアプリケーション連携実行基盤処理を開始したとき

8025

10

Apfw-Activity-Start

アクティビティ単位でのアプリケーション連携実行基盤処理を終了したとき(ロールバックによる処理の戻りが発生したとき)

8026

3

Apfw-Activity-Rollbackend

アクティビティ単位でのアプリケーション連携実行基盤処理を終了したとき(ロールバックによる処理の戻りが発生していないとき)

8027

10

Apfw-Activity-End

エラーとなったメッセージをエラーメッセージ退避キューへ退避する事象が発生したとき

8028

3

Error-EvacuateMessage-ErrorQueue

エラーとなったメッセージをシリアライズファイルに書き込む事象が発生したとき

8029

3

Error-EvacuateMessage-SeriarizeFile

非同期ワークユニット停止事象が発生したとき

8031

3

Error-WorkUnit-Stop

補償ルート制御事象が発生したとき

8032

3

Error-AmendsMessage-AmendsRoute

異常処理出口を開始したとき

8033

3

Error-ErrorProcess-Start

異常処理出口を終了したとき

8034

3

Error-ErrorProcess-End

業務処理開始アプリケーションでsendMessageSyncメソッド/sendMessageメソッドを発行したとき

8035

10

Message-QueueType

業務処理開始アプリケーションでreceiveMessageErrorメソッドを発行したとき、以下の規約で出力します。

“API-receiveMessageError()-STATUS”
(注)

8036

10

出力例:
  API-receiveMessageError()-Call

8037

10

出力例:
  API-receiveMessageError()-Normal

8038

3

出力例:
  API-receiveMessageError()-Error

注) 業務処理開始アプリケーションがJavaの場合のみ出力します。

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

ログ出力契機

メッセージID

ログの出力レベル

採取契機の出力内容

業務処理を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Business-Application-STATUS”
(注1)

8201

10

Business-Application-Call

8202

10

Business-Application-Normal(n)

8203

10

Business-Application-Error(n)

8204

10

Business-Application-Call(Retry-n)

振分け制御を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Set-Target-STATUS”
(注1)

8211

10

Set-Target-Call

8212

10

Set-Target-Normal

8213

10

Set-Target-Error

業務前制御を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Pre-Business-Control-STATUS”
(注1)

8214

10

Pre-Business-Control-Call

8215

10

Pre-Business-Control-Normal

8216

10

Pre-Business-Control-Error

業務後制御を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Post-Business-Control-STATUS”
(注1)

8217

10

Post-Business-Control-Call

8218

10

Post-Business-Control-Normal(n)

8219

10

Post-Business-Control-Error(n)

結果編集制御を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Result-Control-STATUS”
(注1)

8220

10

Result-Control-Call

8221

10

Result-Control-Normal(n)

8222

10

Result-Control-Error(n)

初期処理を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Init-STATUS”
(注1)

8223

10

Init-Call

8224

10

Init-Normal(n)

8225

10

Init-Error(n)

終了処理を呼び出したときに、以下の規約で出力します。
“Term-STATUS”
(注1)

8226

10

Term-Call

8227

10

Term-Normal(n)

8228

10

Term-Error(n)

その他のインフォメーションが発生したとき

8205

10

System-Info

ワークユニット停止事象が発生したとき

8031

3

Error-WorkUnit-Stop

業務処理を呼び出したときにシステムエラーが発生したとき

8032

3

Error-Request-Fail

業務共通制御を呼び出したときにシステムエラーが発生したとき

8231

3

Error-Control-Fail

apfw_get_target_nameを呼び出したとき

8241

10

Get-Target(name) (注2)

apfw_get_target_nameを呼び出したとき

8242

10

Set-Target(name) (注2)

注1) STATUSとある場合、以下の文字列が出力されます。

注2) nameにはターゲット名が出力されます。

出力例

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

以下に、「アクティビティ単位でのアプリケーション連携実行基盤処理を開始したとき」のシステムログの出力例を示します。

2004/11/05 19:07:11.000 [ContextID] IBS-AP-SYSTEM Apfw-Activity-Start 8025 [Queue001] FlowA ID0001 ***** ***** ***** ***** Normal ***** *****

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

以下に、「アプリケーション連携実行基盤から業務処理を呼び出す」のシステムログの出力例を示します。

2005/11/05 19:07:11.377 [ContextID] IBS-AP-SYSTEM Business-Application-Call 8201 [imple01] function01 xxxxxxxxxxxx

3.5.1.2 性能ログ

性能ログは、アプリケーション連携実行基盤内部での実行時間を表します。
性能ログのメッセージ本文には、以下に示すフォーマットでメッセージを出力します。

アプリケーション連携実行基盤では以下の情報を出力します。

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

No.

項目名

出力内容

1

ログ種別

“IBS-AP-PERFORMANCE”という文字列が出力されます。

2

採取契機

性能ログが出力される契機です。
■ログの出力契機”を参照してください。

3

メッセージID

3.5.1.1 システムログ”の説明を参照してください。

4

アクティビティのキューDestination名

5

フロー定義名

6

業務処理実行アプリケーション名

7

メッセージ

性能情報が出力されます。
メッセージには、以下の情報を出力します。
  セション情報 開始時刻 出力時刻 経過時間
“開始時刻”および“出力時刻”は、“年/月/日 時:分:秒.ミリ秒”のフォーマットで出力されます。
なお、日と時の間には空白が出力されます。

出力例:
  2004/11/05 19:07:07.484 2004/11/05 19:07:11.377

注意

各項目の出力内容のなかに空白が含まれることがあります。

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

No.

項目名

出力内容

1

ログ種別

“IBS-AP-PERFORMANCE”という文字列が出力されます。

2

採取契機

性能ログが出力される契機です。
■ログの出力契機”を参照してください。

3

メッセージID

メッセージIDが出力されます。

4

業務名

Impl IDで指定されたIDを出力します。また、出力される文字列は、大括弧“[]”で括られます。

5

アプリケーション名

クライアントで指定されたアプリケーション名を出力します。

6

メッセージ

性能情報が出力されます。
メッセージには、以下の情報を出力します。
  セション情報 開始時刻 出力時刻 経過時間
“開始時刻”および“出力時刻”は、“年/月/日 時:分:秒.ミリ秒”のフォーマットで出力されます。
なお、日と時の間には空白が出力されます。
出力例:
  2004/11/05 19:07:07.484 2004/11/05 19:07:11.377

セション情報

アプリケーション連携実行基盤で出力されるセション情報は以下の2つがあります。

No.

項目名

定義名

長さ

出力内容

1

ホスト名

session.hostName

16
(注1)

ホスト名が出力されます。
なお、ホスト名に空白が含まれる場合には、そのまま空白が含まれるホスト名が出力されます。
出力例:
  Data1=(host A)

2

サブシステム名

session.subSystemID

7
(注1)

サブシステム名が指定されたときだけ、ユーザ任意の値が出力されます。(注2)
なお、サブシステム名に空白や改行を設定した場合は、そのまま設定した値が出力されます。
出力例:
  Data1=(sub sys)

注1) 出力する情報が“長さ”に満たない場合、その分は空白が出力されます。ホスト名が“HOST”、サブシステム名が“SUB”、通信データサイズが26byte、要素が2つある場合の例を、以下に示します。

HOST             SUB     26 要素A=(aa)要素B=(bb)

  

注2) 初期化パラメタについては、“3.4 サブシステム名”を参照してください。以下に例を示します。

■ログの出力契機

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

性能ログは、以下の位置で出力されます。

  1. フローの起動、および処理結果キューからのメッセージを受信したとき

    【業務処理開始アプリケーションの場合】

    sendMessageSync・sendMessageメソッドを発行したときから、sendMessageSync・receiveMessageメソッドに復帰するまで、または結果受信キューにメッセージを格納するまで、またはフロー定義の終点まで
    以下の図に、出力位置について例に示します。

  1. 1アクティビティ処理時間

    1アクティビティのアプリケーション連携実行基盤処理の開始から終了まで

  2. メッセージを送信したとき

    次の宛先へメッセージ送信処理を行う時間

  3. 業務処理実行アプリケーション

    【業務処理実行アプリケーションがCOBOLの場合】

    • 業務処理実行アプリケーションを構成する全関数(前処理、業務処理、後処理、エラー処理)の最初の関数を呼び出す直前から最後の関数より復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの前処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの業務処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの後処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションのエラー処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの初期処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの終了処理を呼び出す直前から復帰するまで

    【業務処理実行アプリケーションがJavaの場合】

    • 業務処理実行アプリケーションのクラスを構成する全メソッド(コンストラクタ、前処理、業務処理、後処理、エラー処理)の最初のメソッドを呼び出す直前から最後のメソッドより復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの前処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの業務処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションの後処理を呼び出す直前から復帰するまで

    • 業務処理実行アプリケーションのエラー処理を呼び出す直前から復帰するまで

    以下の図に、出力位置について業務処理実行アプリケーションがJavaの場合の例を示します。

    ログ出力契機

    メッセージID

    ログの出力レベル

    採取契機の出力内容

    【業務処理開始アプリケーションの場合】
    sendMessageSyncメソッドが復帰するとき、または、
    sendMessageメソッドを発行後、receiveMessageメソッドが復帰するとき

    8150

    3

    StartOfBusiness-Return

    【業務処理開始アプリケーションの場合】
    sendMessageSync・sendMessageメソッド発行後、結果受信キューにメッセージを格納したとき

    8151
    (注)

    3

    StartOfBusiness-ToResultReceptionQueue

    【業務処理開始アプリケーションの場合】
    sendMessageメソッド発行後、フロー定義の終点での処理が終わったとき(結果受信キューを定義していない場合)

    8152
    (注)

    3

    StartOfBusiness-ToEndingPoint

    アプリケーション連携実行基盤の処理が開始され、終了したとき

    8153

    10

    Apfw-Activity

    メッセージ送信処理を開始し、終了したとき

    8154

    15

    Message-sendMessage

    【業務処理実行アプリケーションがCOBOLの場合】

    業務処理実行アプリケーションを構成する全関数(前処理、業務処理、後処理、エラー処理)の最初の関数を呼び出した後、最後の関数より復帰したとき

    【業務処理実行アプリケーションがJavaの場合】
    業務処理実行アプリケーションのクラスを構成する全メソッド(コンストラクタ、前処理、業務処理、後処理、エラー処理)の最初のメソッドを呼び出した後、最後のメソッドより復帰したとき

    8155

    15

    Business-Application-Class

    業務処理実行アプリケーションの前処理を呼び出した後、復帰したとき

    業務処理実行アプリケーションの業務処理を呼び出した後、復帰したとき

    業務処理実行アプリケーションの後処理を呼び出した後、復帰したとき

    業務処理実行アプリケーションのエラー処理を呼び出した後、復帰したとき

    以下は業務処理実行アプリケーションがCOBOLの場合のみ出力されます。

    業務処理実行アプリケーションの初期処理を呼び出した後、復帰したとき

    業務処理実行アプリケーションの終了処理を呼び出した後、復帰したとき

    8156

    15

    Business-Application-Method

    注) 8151, 8152 はいずれか一方が出力されます。

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

ログ出力契機

メッセージID

ログの出力レベル

採取契機の出力内容

アプリケーションからアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8451

3

Target-Application

前処理からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8452

10

Pre-Business-Application

業務処理からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8453

10

Business-Application

後処理からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8454

10

Post-Business-Application

振分け制御からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8461

10

Set-Target-Control

業務前制御からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8462

10

Pre-Business-Control

業務後制御からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8463

10

Post-Business-Control

結果編集制御からアプリケーション連携実行基盤へ処理を返却したとき

8464

10

Result-Control

アプリケーション連携実行基盤からクライアントへレスポンスを返却したとき

8471

3

Request-Response

出力例

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

以下に、「アプリケーション連携実行基盤の処理開始から終了まで」の性能ログの出力例を示します。

2004/11/05 19:07:11.377 [ContextID] IBS-AP-PERFORMANCE Apfw-Activity 8153 [Queue001] FlowA ***** hostname                 2004/11/05 19:07:07:484 2004/11/05 19:07:11:377 3893

同期アプリケーション連携実行基盤を利用する場合

以下に、「アプリケーション連携実行基盤から業務処理を呼び出す」性能ログの出力例を示します。

2005/11/05 19:07:11.377 [ContextID] IBS-AP-PERFORMANCE Target-Application 8451 [imple01] function01 2004/11/05 19:07:07:484 2004/11/05 19:07:11:377 3893