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Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

3.1.3 ログ出力サービス定義ファイルの記述

デフォルトで使用するログ出力サービス定義ファイルは、以下のフォルダに格納されています。

〔デフォルトのログ出力サービス定義ファイル格納パス〕
  /opt/FJSVibs/conf/logserviceConf.xml

〔デフォルトのログ出力サービス定義ファイル格納パス〕
  [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\conf\logserviceConf.xml

注意

アプリケーション連携実行基盤はこのファイルを使用しています。
利用者が新たにログ出力サービス定義ファイルに記載する場合、このファイルを複写して使用してください。
その際、作成したログ出力サービス定義ファイルを利用してログ出力サービスを起動する必要があります。起動方法については“Interstage Business Application Server リファレンス”の“apfwstartlog”を参照してください。

ログ出力サービス定義ファイルの記述例を以下に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<logConfig
    xmlns="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/logConf"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:schemaLocation="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/logConf http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/
logconf.xsd">

  <!--  ログ出力サービスの動作設定  -->
  <!--  1個のみ定義可能。必須項目   -->
  <daemon>
     <!--  1メッセージあたりの最大サイズ     -->
     <!--  1~67108864の範囲で指定。省略不可 -->
     <param name="maxMsgSize" value="1024"/>

     <!--  キューイングするログの最大数 -->
     <!--  1~以下の計算式で求めた値の範囲で指定。省略不可  -->
     <!--  最大値を求める計算式:2147483627/(maxMsgSize+33)  -->
     <param name="maxMsgCount" value="4096"/>
  </daemon>

  <!--  ログ出力サービスの出力設定 -->
  <output name="file01">
     <!-- /opt/FJSVibs/var 配下にファイル名"stdout.log"で出力する定義例 -->
     <param name="path" value="/opt/FJSVibs/var"/>
     <param name="prefix" value="stdout"/>
     <param name="extension" value=".log"/>

     <!--  以下は、ファイル分割時に指定可能な定義例 -->
     <param name="number" value="3"/>
     <param name="byte" value="10240000"/>

     <!-- ログファイルへの出力間隔を指定 -->
     <param name="outputPeriod" value="10"/>
  </output>

</logConfig>

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<logConfig
    xmlns="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/logConf"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:schemaLocation="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/logConf http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/
logconf.xsd">

  <!--  ログ出力サービスの動作設定  -->
  <!--  1個のみ定義可能。必須項目   -->
  <daemon>
     <!--  1メッセージあたりの最大サイズ     -->
     <!--  1~67108864の範囲で指定。省略不可 -->
     <param name="maxMsgSize" value="1024"/>

     <!--  キューイングするログの最大数 -->
     <!--  1~以下の計算式で求めた値の範囲で指定。省略不可  -->
     <!--  最大値を求める計算式:2147483627/(maxMsgSize+33)  -->
     <param name="maxMsgCount" value="4096"/>
     <!--  ログ出力サービスのサービス名 -->
     <!--  8文字固定の半角英数字で指定。省略不可 -->
     <param name="ServiceName" value="service1"/>
  </daemon>

  <!--  ログ出力サービスの出力設定 -->
  <output name="file01">
     <!-- C:\Interstage\BAS\var 配下にファイル名"stdout.log"で出力する定義例 -->
     <param name="path" value="C:\Interstage\BAS\var"/>
     <param name="prefix" value="stdout"/>
     <param name="extension" value=".log"/>

     <!--  以下は、ファイル分割時に指定可能な定義例 -->
     <param name="number" value="3"/>
     <param name="byte" value="10240000"/>

     <!-- ログファイルへの出力間隔を指定 -->
     <param name="outputPeriod" value="10"/>
  </output>

</logConfig>

定義項目の詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”の“ログ出力サービス定義ファイルリファレンス”を参照してください。

注意

出力するメッセージの最大長に合わせて、1メッセージあたりの最大サイズ(maxMsgSize)を指定してください。最大長で指定した長さを超えるメッセージについては、1メッセージあたりの最大サイズで指定した範囲で出力を行います。
ログ出力サービス定義ファイルは、XML形式で記述する必要があります。このため、ログ出力サービス定義ファイルを編集する場合は、XML形式の仕様に従ってください。
特に以下の文字については、定義済み実体参照で記述してください。

編集する文字
定義済み実体参照
<
&lt;
>
&gt;
&
&amp;
'
&apos;
"
&quot;