ログ出力サービス機能は、以下の機能を提供します。
標準ログ
システムの状況を出力します。
ユーザログ
ユーザ任意でアプリケーションに記述することで、ログを出力します。
参照
ユーザログの詳細については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“汎用ログ”および“高信頼性ログ”を参照してください。
■ユーザログの概要
注意
Javaで作成されたアプリケーションで出力するログ、および高信頼性ログの出力に対しては、ログ出力サービス機能は使用できません。
作成するログ出力アプリケーションに合わせてログ出力ライブラリをスレッド版、またはプロセス版から選択します。ログ出力ライブラリとは、ログを出力するためのC言語ライブラリです。ログを出力するアプリケーションにリンクして使用します。詳細については、“3.1.2 アプリケーション作成方法”を参照してください。
注意
プロセス版を使用できるのは、SolarisおよびLinuxだけです。
また、どのログ出力サービスで、どのログを出力するかを選択するための定義や、ログ出力形式についてはログ定義ファイルで指定します。ログ定義ファイルの詳細については、“■定義詳細”を参照してください。
ログ出力サービスでは、運用形態にしたがってログ出力サービス定義ファイルを作成し、出力するログに応じてフォーマットを指定します。
ログ出力サービスに対して、ログ出力サービス定義ファイルを用意する必要があります。ログ出力サービス定義ファイルの詳細については、“■定義詳細”を参照してください。
運用形態には以下ような構成が考えられます。以下で説明するログ出力アプリケーションとは、アプリケーション連携実行基盤、およびサーバアプリケーションです。
複数のログ出力アプリケーションが1つのログ出力サービスに対して、1つのログファイルを出力する形態
複数のログ出力アプリケーションが1つのログ出力サービスに対して、複数のログファイルを出力する形態
複数のログ出力アプリケーションが複数のログ出力サービスに対して、複数のログファイルを出力する形態
◆複数のログ出力アプリケーションが1つのログ出力サービスに対して、1つのログファイルを出力する形態
◆複数のログ出力アプリケーションが1つのログ出力サービスに対して、複数のログファイルを出力する形態
◆複数のログ出力アプリケーションが複数のログ出力サービスに対して、複数のログファイルを出力する形態
注意
ログ出力サービスを分散する場合、ログ出力サービスからログファイルへの出力をよりはやく行うことができますが、複数プロセスを立ち上げるため、メモリの使用量が増えるというデメリットもあります。