ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Business Application Server Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

10.3.1 基本製品で運用している業務システムの移行

基本製品で運用している業務システムの移行方法の概要を説明します。各機能からの移行についての詳細は、「10.3.2 各機能からの移行方法」を参照してください。

  1. 機能差の確認

  2. 業務システムの構成の見直し

  3. 業務ユニットの導入

  4. 環境設定

  5. セキュリティ設定

  6. 業務ユニットの導入

  7. 業務システムの環境構築

機能差の確認

既存の業務システムで使用している機能が、業務ユニットで提供されているか確認をし、移行が可能か決定します。業務ユニットで提供している機能については、「第4部 業務ユニット 提供機能」を参照してください。

業務システムの構成の見直し

本オプション製品の業務ユニットは、Java EE 6実行環境、Interstage HTTP Server 2.2、オープンJavaフレームワークで構成されます。

Java EE 6実行環境、Interstage HTTP Server 2.2、オープンJavaフレームワークを異なるサーバで運用している既存の業務システムを移行する場合は、1つの業務ユニットで運用できるように構成と業務アプリケーションの見直しを行ってください。

業務ユニットの導入

業務ユニットの導入をします。

業務ユニットの導入については、「10.2 業務ユニット管理者の作業の流れ」の「業務システムの設計と運用設計」から「業務ユニットの環境設定」までを行ってください。

業務ユニットの設計時には、既存で運用している業務システムが運用できるように設計してください。

環境設定

定義項目の設定など、業務ユニット起動前の環境設定をします。

定義項目の設定では、業務ユニットの各機能で使用している定義項目を既存で運用している業務システムに合わせて設定します。

業務ユニットで提供している機能の定義項目については、「第4部 業務ユニット 提供機能」を参照してください。

セキュリティ設定

既存の業務システムからSSL運用を行うInterstage HTTP Server/Interstage HTTP Server 2.2を移行する場合、Interstage証明書環境またはSMEEコマンドによる証明書・鍵管理環境から証明書・鍵管理の移出/移入を行います。

詳細については、「10.3.2.3 証明書環境の移行」を参照してください。

業務ユニットの起動

業務ユニットを起動します。業務ユニットの起動方法については、「12.1 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。

業務システムの環境構築

業務ユニットを起動後の環境設定とアプリケーションの配備をします。

環境設定は、既存システムに合わせて設定します。

アプリケーションの配備の前に、既存の業務システムで使用している機能と、業務ユニットで提供されている機能の機能差を確認します。提供されていない機能を使用している場合は、その機能を使用しないようにアプリケーションを改修する必要があるか判断をし、必要に応じてアプリケーションを改修します。

提供されている機能範囲で作成されている場合、アプリケーションはそのまま配備することができます。