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Symfoware Server V12.2.0 解説書
FUJITSU Software

1.5 PL/extJavaによるアプリケーションの安定稼動

PL/extJavaは、データベースサーバ内にアプリケーションサーバを組み込み、JavaVM(Java Virtual Machine)を制御するフレームワークです。

クライアントがデータベースに対して、頻繁にSQLアクセスする業務では、クライアントとデータベースとの間のネットワークトラフィックが増加するため、該当業務のレスポンスが低下するだけでなく、他の業務システムもレスポンスが低下します。これらの業務処理時間を改善するには、クライアント側の業務ロジックをストアドファンクションとして、データベースサーバ上で処理させることでネットワークトラフィックを軽減できますが、多くのクライアントが同時アクセスする運用形態の場合、データベースサーバ側でJavaVMを実行すると、JavaVMの多重制御やメモリ資源の考慮が必要となります。

PL/extJavaは、アプリケーションサーバでJavaVMの多重制御やメモリ資源を制御することができるため、多くのクライアントが同時アクセスする運用形態の場合でも、効率的にストアドファンクションを実行できます。

参照

PL/extJavaについては、“運用ガイド”の“PL/extJavaの導入と運用”を参照してください。