Symfoware Serverは、PostgreSQLと完全互換のデータベースです。さらに、Symfoware Serverでは、PostgreSQLの機能を拡張することで、信頼性、運用性および操作性が強化されています。
本書では、Symfoware Serverが拡張した機能について説明しています。
Symfoware Serveには、以下の特長があります。
データベースの柔軟な復旧
障害発生時に、データベースの必須要件である最新のデータに復旧するだけでなく、任意の時点に復旧することもできます。
GUIによる簡単な導入・運用管理
データベースの煩雑な操作をGUIで簡易化し、データベースを直感的に利用できます。
フェイルオーバによる高信頼性
PRIMECLUSTERと連携し、フェイルオーバによる信頼性の高いシステムが実現できます。
フェイルオーバによる高信頼性
Microsoft Cluster Service、またはMicrosoft Failover Clusterと連携し、フェイルオーバによる信頼性の高いシステムが実現できます。
データベース多重化による高信頼性
データベース多重化により、重要なデータを保護し、高信頼なデータベースの運用を実現します。
PL/extJavaによるアプリケーションの安定稼動
PL/extJavaは、クライアント側の業務ロジックをストアドファンクションとしてデータベースサーバ上で実行するための基盤です。PL/extJavaを利用することでアプリケーションの性能向上と安定稼動が実現できます。
Oracleデータベースからのシームレスな移行
Oracleデータベースとの互換機能を提供します。互換機能を利用することにより、既存アプリケーションの改修を局所化し、Symfoware Serverへ容易に移行できます。
統合開発環境との連携
Visual Studioと連携することにより、標準的なフレームワークでアプリケーションを作成することができます。
データ連携
LinkexpressおよびLinkexpress Replication optionと組み合わせることで、データ配布による負荷分散やデータ統合によるデータ連携を実現します。
透過的データ暗号化による格納データの保護
データベースに格納するデータの暗号化により、データ盗難の脅威から情報を守ることができます。
問い合わせ計画の安定化
以下の機能を利用することで、SQL文の問い合わせ計画を制御できます。
オプティマイザヒント
統計情報の固定化
これらの機能は、SQL文の処理性能の向上より性能の安定化を重視する基幹系の業務などで、SQL文の問い合わせ計画が変わることによる性能劣化を抑止する目的で利用します。
参照
Consolidation Optionについての詳細は、“Consolidation Option ユーザーズガイド”を参照してください。