オンライン環境設定情報の新規作成では、オンライン環境設定画面にオンライン環境設定情報を入力し、その情報をオンライン環境設定に保存して有効化します。その際、画面入力されたパスワード情報は、保存時に暗号化します。
作成されたオンライン環境設定ファイルは、RMfO管理領域と実行ノードの本製品のインストールディレクトリ配下に格納されています。
オンライン環境設定画面から、オンライン環境設定情報の新規作成を実行する手順を説明します。
注意
「7.1 オンライン運用環境設定の流れ」を参照して、事前に行うべき作業がすべて完了していることを確認してください。
入力量の多い画面について
環境設定情報の入力画面で、「基本情報入力画面」、「基本バックアップ情報入力画面」は入力情報が多くスクロールします。
スクロールによって見えない場所の情報について未入力の場合、「次へ」ボタンをクリックしたときに、エラーとなります。注意してください。
ポイント
各画面で設定する環境設定情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
環境設定情報には、いくつかの設定条件があります。設定条件の詳細については、「付録C 環境設定項目の設定条件一覧」を参照してください。
オンライン環境設定メインメニュー画面を起動します
「7.3.1 オンライン環境設定メインメニュー画面の起動」を参照して、オンライン環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定ファイルの作成を開始します
「新規作成」ラジオボタンが選択されていることを確認して、「処理開始」ボタンをクリックします。
ポイント
すでに設定済みの環境がある場合、ラジオボタンで選択されていますが、「新規作成」の場合には、無視されます。
「環境設定情報」メニューから、「新規作成」を選択して、環境設定ファイルの作成を開始することもできます。
基本情報を設定します
基本情報入力画面が表示されたら、以下の情報を入力します。
入力する情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
すべての情報を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして次へ進んでください。
次へ進む際、入力値に誤りがある場合はエラーメッセージが表示されますので、入力値を修正後、再度「次へ」ボタンをクリックしてください。
ポイント
基本情報入力画面は、全内容が表示されていません。スクロールバーが表示されていますので、下にスクロールしてすべての情報を入力してください。
入力項目に不足や誤りがある場合、エラーメッセージの後、エラーとなった項目名が赤色に変わります。
ポイント
表形式の入力項目(RAC時のアーカイブログ出力先)について
エラーが発生しても、項目名は赤色になりません。
入力済みのセルを選択し、入力値を後から変更することができます。セルの値を直接編集する場合は、セルに値を入力後、Enterキーを押下して値を確定させてください。
ノード情報を設定します
ノード情報入力画面が表示されたら、以下の情報を入力します。
入力する情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
クラスタ構成の場合は、クラスタを構成するすべてのノード情報を入力してください。
すべての情報を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして次へ進んでください。
次へ進む際、入力値に誤りがある場合はエラーメッセージが表示されますので、入力値を修正後、再度「次へ」ボタンをクリックしてください。
ポイント
「ホスト名」、「ORACLE_SID」、「ASMインスタンス名(ASM利用時のみ)」を入力後、「追加」ボタンをクリックすることでノード情報が追加されます。
クラスタ構成で複数ノードが存在する場合、すべてのノードを追加する必要があります。
表形式の入力項目について
エラーが発生しても、項目名は赤色になりません。
入力済みのセルを選択し、入力値を後から変更することができます。セルの値を直接編集する場合は、セルに値を入力後、Enterキーを押下して値を確定させてください。
基本バックアップ情報を設定します
基本バックアップ情報入力画面が表示されたら、以下の情報を入力します。
データファイルバックアップ先(基本情報入力画面の基本情報で、データファイルバックアップ方法にRMANを選択した場合のみ表示されます)
SPFILEバックアップ先(基本情報入力画面の基本情報で、データベースファイル種別にASMを選択した場合のみ表示されます)
入力する情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
すべての情報を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして次へ進んでください。
次へ進む際、入力値に誤りがある場合はエラーメッセージが表示されますので、入力値を修正後、再度「次へ」ボタンをクリックしてください。
ポイント
以下の画面は、基本情報入力画面の基本情報に以下が設定されている場合の例です。
データファイルバックアップ方法:RMAN
データベースファイル種別:ASM
基本情報の設定値により、画面に表示される入力項目は変わります。
ポイント
表形式の入力項目について
エラーが発生しても、項目名は赤色になりません。
入力済みのセルを選択し、入力値を後から変更することができます。セルの値を直接編集する場合は、セルに値を入力後、Enterキーを押下して値を確定させてください。
ACMバックアップ情報を設定します(ACM機能使用時のみ)
基本情報入力画面の基本情報でデータファイルバックアップ方法にACM機能(OPC/EC/QuickOPC)を設定した場合、ACMバックアップ情報入力画面が表示されるので、以下の情報を入力します。
入力する情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
すべての情報を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして次へ進んでください。
次へ進む際、入力値に誤りがある場合はエラーメッセージが表示されますので、入力値を修正後、再度「次へ」ボタンをクリックしてください。
ポイント
ACMバックアップ情報入力画面では、バックアップ情報のバックアップ管理世代数に指定した世代数分のタブが表示されますので、すべての世代の情報を設定してください。
2世代目以降のタブでは、バックアップボリュームのみを指定します。画面下の表から1行選択し、バックアップボリュームを設定して「追加」ボタンをクリックすると設定できます。
「ファイル読み込み」ボタンをクリックして、「|」区切りのCSV形式のファイルから、ACMバックアップ情報を一括入力できます。
「ファイル書き込み」ボタンをクリックして、現在設定されているACMバックアップ情報から、「|」区切りのCSV形式のファイルを作成できます。
ファイルの詳細は「19.1.6 ACMバックアップCSVファイル」を参照してください。
表形式の入力項目について
エラーが発生しても、項目名は赤色になりません。
入力済みのセルを選択し、入力値を後から変更することができます。セルの値を直接編集する場合は、セルに値を入力後、Enterキーを押下して値を確定させてください。
リカバリ・カタログ・データベース情報を設定します
リカバリ・カタログ・データベース情報入力画面が表示されたら、以下の情報を入力します。
入力する情報の詳細については、「19.1 オンライン環境設定情報」を参照してください。
すべての情報を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして次へ進んでください。
次へ進む際、入力値に誤りがある場合はエラーメッセージが表示されますので、入力値を修正後、再度「次へ」ボタンをクリックしてください。
設定内容を確認します
設定した環境設定情報の確認画面が表示されますので、設定内容を確認してください。
設定内容によっては、環境設定情報が複数画面に分かれて表示されますので、「次へ」ボタンをクリックして、すべての設定内容を確認してください。
ポイント
クラスタ構成の場合、後にリモートノードで「オンラインノード情報セットアップ」を行うときに、以下の項目を入力する必要がありますので、控えておいてください。
環境設定ファイルを作成します
表示された設定内容が正しければ、環境設定情報確認画面の最後の画面で、「作成」ボタンをクリックしてください。
以下のメッセージが表示されたら、「はい」ボタンをクリックしてください。環境設定ファイルが作成されます。
処理結果を確認します
環境設定ファイルの作成が完了すると、以下の処理終了メッセージが表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてください。処理終了メッセージについては、「第17章 メッセージ」を参照してください。
実行ログを参照して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第18章 実行ログ」を参照してください。