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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

4.3.1 ディレクトリ

本製品では、本製品で自動的にいくつかのディレクトリを作成しますが、以下のディレクトリは作成しません。
利用者は各作業を行う前にディレクトリを作成してください。

インストールまでに作成する必要のあるディレクトリ
  • インストールディレクトリ

    本製品をインストールするディレクトリです。
    インストール時のデフォルト(”/opt”)から変更する場合に必要になります。

  • 実行ログ出力ディレクトリ

    本製品の実行ログを出力するディレクトリです。
    インストール時のデフォルト(”/opt/FJSVrmfo/log”)から変更する場合に必要になります。


環境設定までに作成する必要のあるディレクトリ
  • 環境設定ファイル格納ディレクトリ

    オンライン運用環境設定ファイルやオフライン環境設定ファイルを配置するディレクトリです。
    コマンドで環境設定を行う場合に必要になります。
    本製品のインストール後に作成してください。
    ”<インストールディレクトリ>/conf/work”直下に、環境設定名のディレクトリを作成してください。

    参照

    「環境設定名」の命名規約については「第19章 環境設定情報」または「第20章 環境設定ファイル」を参照してください。

  • SWSTGNODE設定ファイル格納ディレクトリ

    SWSTGNODE設定ファイルを配置するディレクトリです。
    ACMの論理ノードをクラスタ登録した環境を使用する場合などに必要になります。
    本製品のインストール後に作成してください。
    ”<インストールディレクトリ>/conf/user”直下に、環境設定名のディレクトリを作成してください。

    参照

  • RMfO管理領域ディレクトリ

    RMfO管理領域を配置するディレクトリです。
    すべての運用で必要となります。
    オンライン運用環境設定、および、オフライン環境設定で指定します。

  • データファイルバックアップ領域ディレクトリ(RMAN)

    データファイルバックアップ領域を配置するディレクトリです。
    オンライン系の運用で、かつ、バックアップ方法がRMANの場合に必要となります。
    オンライン運用環境設定で指定します。

  • 制御ファイルバックアップ領域ディレクトリ

    制御ファイルバックアップ領域を配置するディレクトリです。
    オンライン系の運用で必要となります。
    オンライン運用環境設定で指定します。

  • アーカイブログバックアップ領域ディレクトリ

    アーカイブログバックアップ領域を配置するディレクトリです。
    オンライン系の運用で必要となります。
    オンライン運用環境設定で指定します。

  • SPFILEバックアップ領域ディレクトリ

    SPFILEバックアップ領域を配置するディレクトリです。
    オンライン系の運用で必要となります。
    オンライン運用環境設定で指定します。


注意

  • 上記のRMfO管理領域ディレクトリ、および、バックアップ領域ディレクトリは、領域指定の値により、使用用途が異なります。

    • 領域指定が「ディレクトリ指定」の場合、格納場所そのもののディレクトリとなります。

    • 領域指定が「ボリューム指定」の場合、格納ボリュームのマウントポイントとなります。

    領域指定については、「4.2.5 領域の配置(ディレクトリ・ボリューム)」を参照してください。

  • 上記のRMfO管理領域ディレクトリ、および、バックアップ領域ディレクトリに関しては、以下の点に注意してください。

    • 「ボリューム指定」の場合

      マウントポイントは、必ず本製品専用のディレクトリ・パスを用意してください。

    • 「ディレクトリ指定」の場合

      ディレクトリは、本製品専用のものを用意することを推奨します。
      また、指定ディレクトリ配下では、本製品の処理内で、以下のディレクトリの作成・削除を行います。そのため、指定ディレクトリ配下には、以下のディレクトリ名のユーザー資産を配置しないでください。

      • catalog

      • conf

      • info

      • rmfobkdbf

      • rmfobkctl

      • rmfobkarch

      • rmfobkspf