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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

3.8.1 マウント・アンマウント

本製品では、関連する領域を一時的にマウント・アンマウントする場合があります。
クラスタ構成でPCLを使用する場合、以下の点に注意が必要です。

注意

  • システム構成共通の注意点としては、二重マウントがあります。他ノードから同時にマウントするとカーネルパニックが発生し、ファイルシステムが破壊される場合があります。


本製品で内部的にマウント制御を行う対象領域、実施機能、および、実施条件は、以下のとおりです。


ターゲットデータベース領域

ターゲットデータベース領域は、通常時はマウント状態です。
以下の領域に対して、本製品の機能で、処理開始時にアンマウントし、処理終了時にマウントします。

対象領域

機能

実施条件

データファイル領域

・オンラインリカバリー
・オンラインリストア
・オンラインカスタムリカバリー

バックアップ方法がACMの場合

オフラインバックアップの全対象領域

・オフラインバックアップ
・オフラインリストア

なし


RMfO管理領域

RMfO管理領域は、通常時はアンマウント状態です。
本製品の機能で、処理開始時にマウントし、処理終了時にアンマウントします。

対象領域

実施運用

実施条件

RMfO管理領域

・本製品のすべての機能

ボリューム指定の場合


バックアップ領域

バックアップ領域は、通常時はアンマウント状態です。
以下の領域に対して、本製品の機能で、処理開始時にマウントし、処理終了時にアンマウントします。

対象領域

実施運用

実施条件

制御ファイルバックアップ領域
アーカイブログバックアップ領域
SPFILEバックアップ領域(ASM時のみ)


※全世代の領域が対象

・オンラインバックアップ
・オンラインアーカイブログバックアップ
・オンラインリカバリー
・オンラインリストア
・オンラインカスタムリカバリー

ボリューム指定の場合

データファイルバックアップ領域(RMAN)




※全世代の領域が対象

・オンラインバックアップ
・オンラインアーカイブログバックアップ
・オンラインリカバリー
・オンラインリストア
・オンラインカスタムリカバリー

バックアップ方法がRMANで、ボリューム指定の場合

データファイルバックアップ領域(ACM)




※対象の世代の領域が対象

・オンラインバックアップ
・オンラインカスタムリカバリー(RMAN)

バックアップ方法がACMで、カタログ登録をする場合


参照