オフラインバックアップ系の機能は、データベースを停止してバックアップを行うための機能です。
オフラインバックアップ系の機能は、オフラインバックアップ系の運用で使用します。運用については、「1.3 Recovery Manager for Oracleの運用」を参照してください。
オフラインバックアップ系の機能には、以下の機能があります。
データベースを停止し、整合性の取れた状態で、データベース全体のバックアップを取得します。
オフラインバックアップでは、データベースファイルが配置されているボリュームを、バックアップボリュームにコピーします。バックアップ方法には、OSのコピーコマンドかACM機能を使用できます。
オフラインバックアップでは、1世代分のバックアップ資源を管理することができます。
通常、オフラインバックアップは、データベースを起動した状態で実行します。最初にDBチェックが行われ、データベースが正常でない場合はバックアップを取得できません。
オフラインバックアップ処理内で、自動的にデータベースが停止され、データベース領域がコピーされます。バックアップ後、データベースは自動的に起動されます。
オフラインバックアップのコピーモードを使用すると、データベース領域のコピー処理のみが実行されます。コピーモードでは、最初のDBチェックや、データベースの停止・起動などの操作は行われないため、利用者が手動で行う必要があります。
オフラインバックアップは、コマンドでのみ実行できます。
参照
バックアップ対象資源については、「3.5.1 バックアップ対象資源」を参照してください。
バックアップ方法については、「3.5.2 バックアップ方法」を参照してください。
バックアップ世代については、「3.5.3 バックアップ管理世代」を参照してください。
オフラインバックアップで取得されたバックアップ資源を無効にします。
オフラインバックアップ初期化では、最初にDBチェックが行われ、データベースが正常でない場合は初期化できません。ただし、オフラインバックアップ初期化の強制モードを使用すると、データベースが正常でない場合も、強制的に無効化できます。
オフラインバックアップ初期化は、コマンドでのみ実行できます。
参照
オフラインバックアップ初期化での資源削除については、「3.5.4 バックアップ資源の削除」を参照してください。
ACM機能を使用する場合、以下の機能が完了しても、バックグラウンドでは、ACMの物理コピーが行われています。
オフラインバックアップ
オフラインリストア
オフライン物理コピー状態通知では、物理コピー状況を確認できます。
オフライン物理コピー状態通知では、以下の2つの操作ができます。
物理コピー状態表示
ACMボリュームの物理コピー状況を表示します。
物理コピー完了待ち
一定間隔で自動的に物理コピーの進捗状況を確認し、物理コピーが完了するまで待ちます。物理コピーの進捗状況を確認する間隔を指定することもできます。
オフライン物理コピー状態通知は、コマンドでのみ実行できます。
参照
オフライン物理コピー状態通知の詳細については、「3.5.5 OPC・QuickOPCの物理コピー完了待ち」を参照してください。
参照
ACM機能については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。