オフライン復旧系の機能は、オフラインバックアップ系の機能で取得したバックアップ資源を使用して、データベースを停止して復旧するための機能です。
オフライン復旧系の機能は、オフライン復旧系の運用で使用します。運用については、「1.3 Recovery Manager for Oracleの運用」を参照してください。
オフライン復旧系の機能には、以下の機能があります。
データベースを起動した状態で、以下のデータベースリソースに異常がないかチェックして、結果を通知します。
インスタンス起動状態
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
表領域・データファイル
一時表領域・一時ファイル
オフラインDBチェックは、コマンドでのみ実行できます。
参照
オフラインDBチェックについては、「3.6.7 オフラインDBチェック」を参照してください。
データベースを停止し、オフラインバックアップでバックアップされたファイルをすべてリストアして、データベースを復旧します。
オフラインリストア後、データベースは、バックアップ時点の状態に戻ります。
オフラインリストアでは、最初にオフラインDBチェックが行われ、データベースが破損していると判断されると、リストア処理を行います。そのため、データベースが正常な場合、リストア処理が行われません。オフラインリストアの強制モードを使用すると、最初のオフラインDBチェックが行われないため、データベースが正常な状態でもリストアすることができます。
リストア処理内では、自動的にデータベースが停止され、バックアップ領域のボリュームをデータベース領域のボリュームにコピーします。コピー方法は、オフラインバックアップのコピー方法と同じです。データベース復旧後、データベースは自動的に起動されます。
オフラインリストアのコピーモードを使用すると、バックアップ領域のコピー処理のみが実行されます。最初のDBチェックや、データベースの停止・起動などの操作は行われないため、利用者が手動で行う必要があります。
オフラインリストアは、コマンドでのみ実行できます。
参照
復旧対象資源については、「3.6.1 復旧対象資源」を参照してください。
復旧方法については、「3.6.2 復旧方法」を参照してください。