図9.3 【HA構成】オンライン全体バックアップ運用
【前作業】管理領域・バックアップ領域の確認
RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクが、実行ノードでオンラインになり、領域内にアクセス可能であること(正しいドライブ文字が割り当てられていること)を確認してください。
【前作業】ACM環境の確認
ACMを使用する場合、ACM環境に対して、以下を確認してください。
バックアップ方法がACM(OPC、QuickOPC)の場合、ACM単体で動作可能であることを確認してください。
参照
確認方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照して、検討してください。
同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧の物理コピーが存在しないことを確認してください。
⇒操作方法:物理コピー完了状態の確認方法
【前作業】WSFC/OFS環境の操作・確認
バックアップ方法にACMを使用している場合、WSFC/OFS環境に対して、以下の操作を行ってください。
クラスタディスク上に配置されている以下の領域について、物理ディスクに対するリソース監視の停止を行ってください。
ターゲットデータベースのデータファイル領域
データファイル領域のACMバックアップ領域
なお、データファイル領域のACMバックアップ領域については、クラスタディスク上に配置されていない場合、リソース監視の停止は必要ありません。
⇒操作方法:物理ディスクに対するリソース監視の停止
【前作業】ターゲットデータベースの確認・操作
ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
ターゲットデータベースのアーカイブログモードがARCHIVELOGモードであることを確認してください。
⇒操作方法:アーカイブログモードの確認方法
ターゲットデータベースのインスタンス起動状態がOPEN状態であることを確認してください。
実行ノードで、ターゲットデータベースのアーカイブログ出力先にアクセスできることを確認してください。
ポイント
以下の観点で確認してください。
ターゲットデータベースのアーカイブログが多重化されている場合、実行ノードから多重化されたすべてのアーカイブログ出力先を参照できることを確認してください。
参照
確認方法については、「Oracle Database管理者ガイド」を参照して、検討してください。
オンラインバックアップの取得
オンラインバックアップ機能を使用して、データベースのバックアップを取得してください。
⇒コマンドでの操作:9.4.1 【CUI操作】オンラインバックアップ機能
⇒画面からの操作:9.3.2 【GUI操作】オンラインバックアップ機能
物理コピーの完了待ち
必要に応じて、オンライン物理コピー状態通知機能を使用して、ACMの物理コピーの完了を待ち合わせてください。
⇒コマンドでの操作:9.4.5 【CUI操作】オンライン物理コピー状態通知機能
⇒画面からの操作:機能なし
【後作業】WSFC/OFS環境の操作・確認
3.で物理ディスクに対するリソース監視を停止した場合、リソース監視を再開してください。
⇒操作方法:物理ディスクに対するリソース監視の再開
不要なアーカイブログの削除
以下の場合、オンラインアーカイブログ削除機能を使用して、不要なアーカイブログを削除してください。
オンライン運用環境設定でアーカイブログの自動削除を無効にしている場合
オンライン運用環境設定でアーカイブログの自動削除を有効にしているが、「6. オンラインバックアップの取得」と併用でアーカイブログを削除したい場合
⇒コマンドでの操作:9.4.3 【CUI操作】オンラインアーカイブログ削除機能
⇒画面からの操作:9.3.4 【GUI操作】オンラインアーカイブログ削除機能