クラスタ構成の環境で、コマンドで本製品の機能を実行して、オフライン運用環境設定を新規に作成する手順について説明します。
注意
RAC構成でバックアップ方法にACMレプリケーション機能を使用する場合は、複数ノード運用ができないため、シングル構成の場合を参照してください。
図8.10 【クラスタ構成】コマンドでのオフライン運用環境設定作成
事前作業の確認
オフライン運用環境設定を行うために、事前に行うべき作業が完了していることを確認します。
詳細は、「8.2 オフライン運用環境設定の前に」を参照してください。
オフライン環境設定ファイルの作成(プライマリノード)
テキストエディタなどを使用して、オフライン環境設定ファイルを作成します。
詳細については、「8.4.1 オフライン環境設定ファイルの作成」を参照してください。
【RMfO機能】オフライン環境設定ファイルのチェック(プライマリノード)
オフライン環境設定コマンドを実行して、オフライン環境設定ファイルに不正な値が設定されていないことを確認します。
チェック結果がエラーの場合は、環境設定ファイルを修正して、再度チェックを行ってください。
詳細については、「8.4.3 オフライン環境設定ファイルのチェック」を参照してください。
【RMfO機能】オフライン環境設定ファイルの有効化(プライマリノード)
オフライン環境設定コマンドを実行して、オフライン環境設定ファイルを有効化します。
詳細については、「8.4.4 オフライン環境設定ファイルの有効化」を参照してください。
【RMfO機能】オフラインノード情報セットアップ(すべてのリモートノード)
<HA構成の場合>
以下の手順で、1ノードずつ、オフラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。
クラスタディスクの切りかえ
オフラインノード情報セットアップを実行するノードで、RMfO管理領域のクラスタディスクをオンラインにします。
オフラインノード情報セットアップの実行
オフラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオフラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「8.4.6 オフラインノード情報セットアップ」を参照してください。
すべてのリモートノードでオフラインノード情報セットアップを実行したら、RMfO管理領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。
<RAC構成の場合>
RAC構成で、複数ノード運用を行う場合、以下の手順で、1ノードずつ、オフラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。
RMfO管理領域の同期
プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。
オフラインノード情報セットアップの実行
オフラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオフラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「8.4.6 オフラインノード情報セットアップ」を参照してください。
RMfO管理領域の再同期
オフラインノード情報セットアップを行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。
運用環境設定のバックアップを取得(すべてのクラスタノード)
オフライン運用環境設定のバックアップを取得してください。
オフライン運用環境設定のバックアップ方法については、「8.5.1 オフライン運用環境設定のバックアップ」を参照してください。