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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

1.1 設計

PRIMECLUSTERの構築を行う前に、システム設計を行う必要があります。

◆PRIMECLUSTERシステムの設計手順

  1. PRIMECLUSTER製品の選定

    構築したいシステムを実現するために必要なPRIMECLUSTER製品を選定します。

    詳細については、“2.1 PRIMECLUSTER製品の選定”を参照してください。

  2. システム設計

    使用するアプリケーションの選定と、業務に必要なホスト数、ネットワーク、ディスク容量、メモリ等のハードウェア資源など、PRIMECLUSTERシステムを構築する上で必要な動作環境を決定します。

    詳細については、“2.2 システム設計”を参照してください。

  3. クラスタシステムの運用形態の決定

    どの単位で業務の切替えを行うかを決め、クラスタシステムの運用形態を決めます。

    詳細については、“2.3 クラスタシステムの運用形態の決定”を参照してください。

  4. Web-Based Admin Viewを使用するための運用形態の決定

    Web-Based Admin Viewを使用するための運用形態を決めます。Web-Based Admin Viewで管理できるノード数は16ノードまでです。

    詳細については“2.4 Web-Based Admin View運用形態の決定”を参照してください。

    ポイント

    多ノード(3ノード以上)の運用では、クラスタ管理サーバを別に設置する3層モデルをお勧めします。

  5. クラスタアプリケーションの決定

    業務のどの単位で切替えを行うかどうかを決め、アプリケーションの単位を決めます。

    さらにそのアプリケーションにどのノードを使うのかを決めます。

  6. クラスタアプリケーションに必要なリソースの決定

    クラスタアプリケーションに必要なリソースを決定します。

    • 切替えネットワークの種類(IPアドレス引継ぎかMACアドレス引継ぎかノード名の引継ぎか)、引継ぎのアドレスを決定する。

    • ユーザ定義のRMS構成スクリプトは使用するか? 他にリソースとして使用するものは何か?(回線切替装置など)などを決定する。

    • クラスタインタコネクトのパスと数を決定する。なおクラスタインタコネクトは2本以上使用することを推奨します。

    • ディスクデバイスの場合、どのノードで共用するか、RAWデバイスとして使うのか(データベース系)、ファイルシステムとして使うのか(一般ファイル系)、グループ化するかを決定する。

  7. クラスタアプリケーションのフェイルオーバするタイミングの決定

    どういうタイミングでクラスタアプリケーションをフェイルオーバさせるのか決定します。

    詳細については、“2.5 クラスタアプリケーションのフェイルオーバするタイミングの設定”を参照してください。

参照

設計の詳細については、“第2章 設計”を参照してください。