仮想マシンのポリシーを変更するには、2つの方法があります。どちらの方法も、vSphere Web Clientから操作します。
複数の仮想マシンに同じポリシーを適用している場合は、新しくポリシーを作成し、そのポリシーをポリシー変更対象の仮想マシンに適用してください。仮想マシンに別のポリシーを適用させるには、「仮想マシンに別のポリシーを適用する場合」の手順を実施してください。
ポリシーを変更することで、そのポリシーが適用されていたすべての仮想マシンのポリシーの設定を一括して変更できます。ポリシーを編集するには、「ポリシーを編集する場合」の手順を実施してください。
vSphere Web Clientでの操作手順は、以下のとおりです。
仮想マシンを選択します。
[管理]タブの[ポリシー]をクリックします。
[仮想マシンストレージポリシーの編集]をクリックします。
適用したいポリシーを選択して適用します。
ポリシーの適用確認を実施します。
[ホーム]から、[仮想マシンストレージポリシー]のアイコンをクリックします。
編集したいポリシーを選択します。
[仮想マシンストレージポリシーの編集]をクリックします。
ポリシーを編集します。
編集の方法は、「3.3.1 ポリシーの作成」と同様です。
編集したポリシーを、いつ適用するかを設定します。
今すぐ適用する場合、そのポリシーが適用されていたすべての仮想マシンのポリシーが一括して変更されます。
後で適用する場合、「仮想マシンに別のポリシーを適用する場合」の手順で適用してください。
ポリシーの適用確認を実施します。
ポリシーの変更は、ポリシーの適用と同様、バックグラウンドで行われます。
注意
「3.3.1 ポリシーの作成」の各機能の説明で、「変更の可否」が"不可"となっている項目は、変更しないでください。変更した場合、コンプライアンスステータスが「非準拠」になります。
ポリシーの変更において、以下のプロパティは変更しないでください。変更した場合、コンプライアンスステータスが「非準拠」になります。また、VMware vCenter Serverのイベント画面、およびWebコンソールのイベントログ画面にesccs11301メッセージが表示されます。メッセージの対処に従ってください。
機能 | プロパティ |
---|---|
ストレージ自動階層制御(拡張) | 階層数、実行モード |
セキュリティ(拡張) | データ暗号化 |
ポリシー適用の際にesccs11002メッセージが出力された場合の対処として、ポリシーを変更するときは、「ポリシーを編集する場合」の手順を実施してください。
Storage vMotionを利用してストレージマイグレーションを指示する際に「仮想マシンバックアップ」のポリシーの変更も指示した場合、変更前のポリシー設定のままとなります。このため、Storage vMotion完了後に以下の手順でポリシーを再適用してください。
Storage vMotionを行った仮想マシンを選択します。
[管理]タブの[ポリシー]をクリックします。
[仮想マシンストレージポリシーの編集]をクリックします。
[OK]をクリックします。
すべてのプロパティの設定を変更できます。
"Auto"または"Manual"に変更した場合、設定値に従って、バックアップ運用が開始されます。
注意
"Auto"または"Manual"を選択しても、以下のプロパティ設定(バックアップを取得しない設定)を行った場合は、自動的に"Disable"が設定されます。
[スナップショットバックアップ世代数]に"0"を指定、かつ
[クローンバックアップの取得]に"Disable"を指定
"Disable"に変更した場合、バックアップを実施できなくなります。なお、"Disable"に変更する前に以下の資源を取得済みの場合、これらの資源は残り続けるため、リストアは可能です。
スナップショットバックアップ(スナップショットバックアップ履歴)
クローンバックアップ(クローンバックアップ履歴)
ポイント
バックアップ履歴は、自動で削除されません。削除する場合は、バックアップ履歴の削除をストレージ管理者へ依頼してください。
以降の変更は、[動作モード]を"Auto"または"Manual"に設定した場合だけ有効です。
[動作モード]を"Auto"にした場合だけ有効です。
変更した設定は即時反映され、変更後の設定に従って自動運用が開始されます。
変更後の設定値は、次回のバックアップ実行時に反映されます。保存世代数を減らした場合、世代溢れしたスナップショットバックアップが削除されるのは、次回のバックアップ実行時です。
この項目を"0"に変更し、かつ[クローンバックアップの取得]が"Disable"の場合、[動作モード]には"Disable"が自動的に設定されます。このため、取得済みのスナップショットバックアップは削除されません。スナップショットバックアップが不要な場合は、スナップショットバックアップの削除をストレージ管理者に依頼してください。
変更後の設定値は、次回のバックアップ実行時に反映されます。
"Disable"から"Enable"に変更した場合、次回のバックアップ実行時からクローンバックアップが採取されます。
"Enable"から"Disable"に変更した場合、次回のバックアップ実行時からクローンバックアップは採取されません。ただし、取得済みのクローンバックアップは削除されないため、取得済みのクローンバックアップからのリストアは可能です。クローンバックアップが不要な場合は、クローンバックアップの削除をストレージ管理者へ依頼してください。
変更後の設定値は、次回のバックアップ実行時に反映されます。次回のバックアップ実行時から、指定されたオプションでスナップショットバックアップが実行されます。
ポイント
仮想マシンバックアップ機能のポリシーを更新する場合、更新画面では仮想マシン全体または仮想マシンを表すオブジェクト("VMホーム")のポリシーを更新してください。
[階層数]または[実行モード]以外のプロパティの設定を変更できます。
変更後の設定値は、次回の再配置時に反映されます。
[階層数]に2または3を設定した場合だけ変更できます。
[階層数]に2または3を設定した場合だけ変更できます。
[階層数]に3を設定した場合だけ変更できます。
[階層数]に2または3を設定した場合だけ変更できます。
ポイント
ストレージ管理者が設計したポリシーに従って本製品で仮想マシンを管理する場合は、[実行モード]に"Any"を指定してポリシー変更してください。
すべてのプロパティの設定を変更できます。
"Enable"に変更した場合、設定値に従って、QoS自動化が開始されます。
"Disable"に変更した場合、QoS自動化が停止します。
以降の変更は、[QoS自動化の有効/無効]を"Enable"に設定した場合だけ有効です。
変更後の設定値は、次回の自動チューニング時に反映されます。
"Set Response Time"に変更した場合だけ、「目標レスポンスタイム(ミリ秒)」プロパティを設定できます。
「QoS自動化:優先度」プロパティに"Set Response Time"を指定した場合だけ変更できます。
"Off"から"On"に変更した場合、次回の自動チューニング実行時からストレージ自動階層制御と連携します。
"On"から"Off"に変更した場合、次回の自動チューニング実行時からストレージ自動階層制御と連携しません。
ポイント
Virtual VolumeをQoS自動化の対象とする場合は、そのVirtual Volumeを本製品の性能監視対象となるように性能管理の設定を変更してください。設定の変更方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「性能管理指示」を参照してください。
ストレージ管理者が設計したポリシーに従って本製品で仮想マシンを管理する場合は、[QoS自動化の有効/無効]に"Any"を指定しポリシーを変更してください。
設定を変更できます。変更した設定は、即時に反映されます。
ポイント
ストレージ管理者が設計したポリシーに従って本製品で仮想マシンを管理する場合は、[Extreme Cache]に"Any"を指定しポリシーを変更してください。
設定を変更できません。