ポリシーに従って仮想マシンが動作しているかをvSphere Web Clientから確認します。
vSphere Web Clientの操作手順は、以下のとおりです。
ポリシーの適用が終了しているか確認します。
イベント一覧を表示するために、[イベント]をクリックしてください。
イベント一覧に以下のメッセージが出力されている場合は、ポリシーの適用が終了しています。
esccs11004 The compliance result was changed. policy=policy, target=target
以下のメッセージが出力されている場合は、ポリシーの内容を見直して、ポリシーの変更を実施してください。原因がわからない場合は、ストレージ管理者に問い合わせてください。
esccs11002 Applying the policy failed. policy=policy, target=target, detail=detail
ポイント
これらのメッセージは、Virtual Volumeごとに表示されます。仮想マシンは複数のVirtual Volumeから構成されるため、1つの仮想マシンに複数のメッセージが表示されます。
ポリシーの適用が終了したときに出力されるメッセージは、イベントログ画面でも確認できます。
ポリシーの適用が終了するまでは、コンプライアンスステータスに「準拠」と表示されます。
コンプライアンスステータスを確認します。
最新のコンプライアンスステータスを表示するには、ETERNUS SFシステムから情報を取得する必要があります。このため、以下の手順を実施してください。
仮想マシンを選択します。
[監視]タブをクリックします。
[ポリシー]を選択し、[仮想マシンストレージポリシーのコンプライアンスを更新します]をクリックします。
仮想マシンがポリシーに従って動作している場合は、コンプライアンスステータスに「準拠」と表示されます。そうでない場合は、コンプライアンスステータスに「非準拠」と表示されます。
「非準拠」と表示されるのは、以下の場合です。
ポリシーの設定内容が正しくない
ETERNUS SFシステムの設定が、ポリシーの動作条件を満たしていない(ポリシーどおりに動作できない)
注意
適用したポリシーに「仮想マシンバックアップ」が含まれている、かつ、仮想マシン作成後に仮想マシンの電源をONにしていない場合は、仮想マシンの電源をONにしてください。仮想マシンの電源がONになるまで、「仮想マシンバックアップ」に対するポリシーの適用確認は行われません。
仮想マシンの作成後は、以下のプロパティを変更できません。仮想マシンを作成したあとにストレージ管理者がポリシー設計を変更した場合は、コンプライアンスステータスが「非準拠」と表示されます。
機能 | プロパティ |
---|---|
ストレージ自動階層制御(拡張) | 階層数、実行モード |
適用したポリシーが以下の条件を満たす場合、コンプライアンスステータスが「非準拠」と表示されることがあります。
「ストレージ自動階層制御(拡張)」の[Low割当て率(%)]、[Middle割当て率(%)]、または[High割当て率(%)]を設定している、かつ
「QoS自動化(拡張)」の[割当て率調整]に"On"を指定している
コンプライアンスステータスが「非準拠」と表示された場合、以下の手順で変更したポリシーを適用してください。
[ホーム]から、[仮想マシンストレージポリシー]をクリックします。
編集したいポリシーを選択します。
[仮想マシンストレージポリシーの編集]をクリックします。
ポリシーを編集します。
[ルールセット1]を選択後、「ストレージ自動階層制御(拡張)」の[階層数]に"Any"を選択して、[OK]をクリックしてください。
編集したポリシーを、いつ適用するかを設定します。
今すぐ適用する場合、そのポリシーが適用されていたすべての仮想マシンのポリシーが一括して変更されます。
後で適用する場合、「仮想マシンに別のポリシーを適用する場合」の手順で適用してください。
ポリシーの適用確認を実施します。
参照
メッセージの詳細は、『ETERNUS SF メッセージ説明書』を参照してください。