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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 / AdvancedCopy Manager 16.2 クラスタ適用ガイド
FUJITSU Storage

7.3 項目の確認

管理対象サーバ業務では、カスタマイズ時に以下の項目を必要とします。各項目の内容を理解したうえで、設定するクラスタ業務ごとに準備・確認しておきます。

表7.4 カスタマイズ時に必要な項目

項目

Solaris

Linux

Windows

SafeCLUSTER

PRIMECLUSTER

VERITAS Cluster Server

Sun Cluster

PRIME CLUSTER

VERITAS Cluster Server

MSCS

WSFC

論理ノード名

業務用通信デーモン/サービスのポート番号

業務名

論理IPアドレス

共有データ用共有ディスク

リソース種別

×

×

×

×

インストール時のユーザー

×

×

×

×

×

クラスタ名

×

×

×

×

×

共有データ用共有ディスクのディスクリソース

×

×

×

×

×

ネットワーク名

×

×

×

×

×

外部接続用ネットワーク名

×

×

×

×

×

IPアドレスリソース

×

×

×

×

×

○ (注)

ボリュームグループ名

×

×

×

×

×

×

注: Windows Server 2003の場合だけ。


項目

HP-UX

MC/Service
Guard

VERITAS Cluster Server

論理ノード名

業務用通信デーモン/サービスのポート番号

業務名

論理IPアドレス

共有データ用共有ディスク

リソース種別

×

×

インストール時のユーザー

×

×

クラスタ名

×

×

共有データ用共有ディスクのディスクリソース

×

×

ネットワーク名

×

×

外部接続用ネットワーク名

×

×

IPアドレスリソース

×

×

ボリュームグループ名

×

○: 必要とする項目
×: 必要としない項目

各項目の内容
  • 論理ノード名

    AdvancedCopy Manager用の論理サーバの名前です。論理ノード名は、8バイト以下の英数字だけを使って、ユーザーが任意に設定できます。
    論理ノード名は、「2.4.2 クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    注意

    Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER、Solaris版VERITAS Cluster Server、Solaris版Sun Cluster、Linux版PRIMECLUSTER、HP-UX版MC/ServiceGuard、HP-UX版VERITAS Cluster Serverの場合、下表の13個の文字列を論理ノード名に設定できません。

    表7.5 論理ノード名に使用できない文字列

    audit

    cluster

    cmdevs

    config

    daemon

    data

    java

    log

    pid

    report

    samp

    sh

    tmp

  • 業務用通信デーモン/サービスのポート番号

    業務用通信サービスに割り当てるポート番号を準備します。1024~65535の範囲で、空いている番号(ほかのサービスのポート番号として使用されていない番号)を準備してください。また、クラスタ業務なのでプライマリノードとセカンダリノードで同一のポート番号にする必要があります。

    注意

    業務用通信サービスのポート番号は、ローカル業務用通信サービスのポート番号やほかの業務用通信サービスのポート番号と異なる番号にしてください。

  • 業務名

    クラスタ業務の名称です。

  • 論理IPアドレス

    7.1 リソース」中のクラスタシステムに対応した「必要なリソース」を参照してください。

    注意

    Windows版MSCS/WSFC(IPv4アドレス使用時)またはHP-UX版MC/ServiceGuardの場合は、サブネットマスクも確認してください。

  • 共有データ用共有ディスク情報

    7.1 リソース」中のクラスタシステムに対応した「必要なリソース」を参照してください。

  • リソース種別

    Cmdlineリソースです。
    ただし、Solaris版SafeCLUSTERは、状態遷移プロシジャです。

  • インストール時のユーザー

    AdvancedCopy Managerをインストールしたユーザーとパスワードを確認します。

  • クラスタ名

    Windows版MSCS/WSFCで指定したクラスタ名を確認します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • 共有データ用共有ディスクのディスクリソース

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのディスクリソース名を確認します。

  • ネットワーク名

    新規論理IPアドレスを使用する場合、AdvancedCopy Manager用のネットワーク名を準備します。AdvancedCopy Managerは、このネットワーク名でネットワークリソースを作成します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • 外部接続用ネットワーク名

    IPv4の新規論理IPアドレスを使用する場合、Windows版MSCS/WSFCで指定した、外部通信用ネットワーク名を確認します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • IPアドレスリソース

    既存の論理IPアドレスを使用する場合、論理IPアドレスが設定されているIPアドレスリソース名を確認します。

  • ボリュームグループ名

    共有データ用共有ディスクのボリュームグループ名を確認します。