MeFt/Web連携の特徴としては、以下のものがあります。
既存資産を活用して短期間でWebアプリケーションへ移行が可能
表示ファイル機能を使った既存のCOBOL資産を活用して、Webアプリケーションに短期間で移行できます。
運用管理コストの削減
WWWブラウザさえあれば、クライアントに必要なソフトウェアはサーバから自動的にダウンロードされます。クライアントのインストール作業は一切不要です。また、レベルアップによるクライアントソフトウェアの入れ換えが不要となり、クライアントの運用管理コストを大幅に削減できます。
負荷分散・軽減
画面との入出力や帳票印刷は、クライアント側のMeFtで行うため、サーバのメモリ資源やCPU資源を軽減することができます。また、サーバとWindowsシステム間の通信には利用者プログラムのレコードデータが使用されるため、ネットワークの負荷も軽減することができます。
利用者プログラム資源の一元管理
定義体、情報ファイル等の利用者プログラム資源を端末側に格納する必要がないため、端末側への事前配付といった手間が不要であり、サーバでの一元管理が可能です。
また、端末側のディスク資源も削減できます。
資源格納先
Web連携時には、下記の資源格納先を、URLで指定することができます。
なお、URLの指定で扱うことができるプロトコルは、httpプロトコルまたはhttpsプロトコルです。ただし、ユーザ名およびパスワードの指定はできません。
ウィンドウ情報ファイル
プリンタ情報ファイル
詳細は、MeFt/Web ユーザーズガイドを参照してください。
注意
MeFt/Web連携時の注意事項
ネットワークおよびWWWブラウザの設定が必要です。詳細は、MeFt/WebおよびMeFt/Web関連ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
利用者プログラムの中にウィンドウハンドルの獲得を用いることはできません。また、連携しているサーバ側のMeFtとは一部機能差があります。機能差については、本製品の機能とサーバ側のMeFtの機能とを比較してください。
コード変換できない文字は、全角の場合は全角の‘_'に、半角の場合は半角の‘_'になります。ただし、置換する文字を、プリンタ情報ファイルのREPKANJI(置換漢字文字指定)、 REPANK(置換ANK文字指定)で指定できます。
JEF拡張漢字サポートを使用しないコード変換の場合、JEF拡張漢字をクリップボード連携するときは、ほかのアプリケーションはMeFtと同じコード系に対応したフォントを使用する必要があります。
COBOLのウィンドウ操作は使用できません。
ウィンドウ情報ファイルのCLIENTEDGE(クライアント域の立体枠の有無)で「S(立体枠を装着しない。ウィンドウサイズに立体枠の分は含めない。)」は指定できません。
プリンタ情報ファイルのPRTDIALG(印刷中断ダイアログボックスの表示の有無)で「N(しない)」を指定しても、ダイアログボックスの表示を抑止することはできません。常に表示されます。
MeFt/Webクライアントのトレースログ採取時にMeFtログを採取すると設定している場合、トレースログ環境変数の「MEFTLOGNUMD」、「MEFTLOGSIZED」、「MEFTLOGNUMP」、「MEFTLOGSIZEP」の指定が有効となります。「MEFTLOGROOT」の指定は無視されます。
MeFt/Web連携時の詳細な注意点については、MeFt/Web ユーザーズガイドを参照してください。