自由パーティション形式の帳票定義体のプロパティの段組みタブで、「段組みを行う」を指定した形式を段組みパーティション形式と呼びます。
段組みパーティション形式は、1ページ内を複数の段(ブロック)に分割し、定義した固定パーティション、または浮動パーティションを利用者プログラムで印刷制御する帳票形式です。
なお、次の段(ブロック)への移動は、パーティション出力およびプリンタ装置の制御で行います。次の段(ブロック)へ移動することを改ブロックといいます。
図に段組みパーティション形式の例を示します。
段組みパーティション形式は、帳票定義体の帳票形式です。
段組み機能を持つパーティション形式です。
利用者プログラムで印刷制御(改行、改ブロック、改ページ)を行う必要があります。印刷制御については、パーティション出力およびプリンタ装置の制御を参照してください。
自由パーティション形式に段組み機能を追加した帳票形式です。
自由パーティション形式と同様で、1ページ内に複数の固定パーティション、または浮動パーティションを定義することができます。
段組みの指定は、ページ全体を対象とし、部分的な段組みの指定はできません。
段組みパーティション形式の出力中に行レコード出力を行うと、MEFP_RC_BLOCKLW(6A)のエラーになります。
多目的プリンタ機能を使用した印刷で、段組みパーティション形式を指定すると、MEFP_RC_BLOCK(7B)のエラーになります。
印刷しようとしたパーティションが定義体サイズを超える場合は、MEFP_RC_ENDBLOCK(65)のエラーになります。ただし、最終ブロックに印刷中の場合は、MEFP_RC_MALINE(62)のエラーになります。
浮動パーティションを絶対行位置印刷する場合や固定パーティションを印刷する場合で、現在処理中のプリンタヘッドよりパーティションの印刷開始位置が上となるとき、改ブロックが発生し次のブロックに印刷されます。ただし、最終ブロックに印刷中の場合は、改ページが発生し、次ページの1ブロック目に印刷されます。
1ページ内に複数の帳票を出力できる機能であり、縮小印刷イメージでの印刷ができます。
以下の図に4分割形式で横方向のコンパクト印刷を示します。
プリンタ情報ファイルのCMPCTTYPE(コンパクト印刷タイプ指定)でコンパクト印刷を行う場合のタイプを指定します。指定できるタイプには、以下の4とおりがあります。
指定なし
分割しません (コンパクト印刷なし)。
2分割形式
2分割形式で、定義体の印刷方向により次のようになります。
定義体の印刷方向がランドスケープの場合は、印刷用紙がポートレートで縦分割となり、ポートレートの場合は、印刷用紙がランドスケープで横分割になります。(A、B参照)
4分割形式 (横方向に印刷)
4分割形式で、横方向に印刷されます(C参照)。定義体の印刷方向がポートレートの場合、印刷用紙もポートレートになります。
4分割形式 (縦方向に印刷)
4分割形式で、縦方向に印刷されます(D参照)。定義体の印刷方向がポートレートの場合、印刷用紙もポートレートになります。
注意
コンパクト印刷時の注意事項
用紙サイズ、印刷方向、給紙口、印刷原点および両面印刷は、1ページ目の1分割目に印刷するときの情報で決定され、2分割目以降で切り替えることはできません。また、両面印刷の印刷面指定は無効となり、「両面指定」として印刷されます。
各分割領域への印刷は、等方性を保証されません。
印刷原点や綴じ代幅は、オープン直後の初回印刷時の情報が採用され、ページ全体が移動されます。したがって、各分割領域内の移動は行われません。
印刷したバーコード項目、範囲指定バーコード項目およびOCR-Bフォントの読み取り時に正しく読み取れない場合があります。
同じ太さで定義した罫線が、異なる太さで印刷されることがあります。
多目的プリンタ機能使用時には、本機能は利用できません。
デバイスフォントは、拡大/縮小することはできません。したがって、拡大/縮小印刷では、デバイスフォントは『MS 明朝』に置き換えられます。