現在のプリンタヘッドの位置を基準にして、パーティション項目群を出力する前かあとに任意の行数だけ改行処理を行うか、あるいは指定した位置にパーティション項目群を出力します。
当関数で指定可能な項目群は固定パーティション項目群および浮動パーティション項目群です。
PSINT PSFUNCTION ps_write_partition (
PSFILE psfile,
PSPSTR pGroup,
PSUSHORT control,
PSUSHORT lines,
PSPVOID pRecord);
psfile | : | オープン処理で獲得した表示ファイル識別子を指定します。 | ||
pGroup | : | 出力の対象とする項目群名を指定します。項目群名には、先頭から最大6文字までのNULLで終わる文字列を指定します。 | ||
control | : | 印刷方法を指定します。値とその意味は以下のとおりです。 | ||
PS_WP_AFTERFEED | : | linesで指定した値だけ改行してから出力します。 | ||
PS_WP_BEFOREFEED | : | 出力してからlinesで指定した値だけ改行します。 | ||
PS_WP_POSITION | : | linesで指定した位置に出力します。 | ||
PS_WP_AFTERPAGE | : | 改ページしてから出力します。 | ||
PS_WP_BEFOREPAGE | : | 出力してから改ページします。 | ||
PS_WP_AFTERBLOCK | : | 改ブロックしてから出力します。 | ||
PS_WP_BEFOREBLOCK | : | 出力してから改ブロックします。 | ||
lines | : | 改行数または行位置を指定します。指定値はcontrolで指定した印刷方法により異なります。印刷開始位置は、オープン処理直後、定義体変更直後または単票用紙給紙直後の状態で「1」となります。指定値は最大3桁(最大値999)です。 | ||
pRecord | : | レコードデータ領域を指すポインタを指定します。 |
浮動パーティション項目群"PTGRP1"を現在のプリンタヘッドの位置から10行改行してから、出力します。
PSFILE psfile; SAMPLE samp; PSUSHORT Error; psfile = ps_open("PRTFILE", PS_OPEN_PRT, &Error, 0); ps_set_formatsize(psfile, "SAMPLE", s_SAMPLE); ps_write_partition(psfile, "PTGRP1", PS_WP_AFTERFEED, 10, &samp); ps_close(psfile, &Error);
PROCESSING M0DE句とUNIT CONTROL句に指定する。
PROCESSING MODE句 | : | "PW"を指定します。 | ||
UNIT CONTROL句 | : | 印刷方法を指定します。 | ||
Annn(nnnには整数値を格納する) | : | nnn(最大値999)で指定した値だけ改行してから出力します。 | ||
Bnnn(nnnには整数値を格納する) | : | 出力してからnnn(最大値999)で指定した値だけ改行します。 | ||
Pnnn(nnnには整数値を格納する) | : | nnn(最大値999)で指定した位置に出力します。 | ||
APAG | : | 改ページしてから出力します。 | ||
BPAG | : | 出力してから改ページします。 | ||
ABLK | : | 改ブロックしてから出力します。 | ||
BBLK | : | 出力してから改ブロックします。 |
浮動パーティション項目群"PTGRP1"を現在のプリンタヘッドの位置から10行改行してから、出力します。
MOVE "SAMP" TO PRT-FORMAT. MOVE "PTGRP1" TO PRT-GROUP. MOVE "PW" TO PRT-MODE. MOVE "A010" TO PRT-CONTROL. WRITE SAMP.
FILE STATUS句に通知コードが格納されます。
改ブロック指定は、帳票定義体が段組みパーティション形式の場合にだけ有効です。段組みパーティション形式で最終ブロックを印刷中に改ブロックを指定すると改ページ処理されます。また、段組みパーティション形式以外の帳票定義体を印刷中に改ブロックを指定しても、改ページされます。