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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.3.3 プリンタ情報ファイルの作成と確認

3.3.3.1 プリンタ情報ファイルの作成

  プリンタ情報ファイルは、プリンタ情報ファイル編集ツールを使用して、プリンタ情報ファイルを対話形式で作成および更新できます。 また、プリンタ情報ファイルはテキスト形式のため、テキストエディタでも作成できます。

プリンタ情報ファイル編集ツールの起動はスタートメニューから実行します。

注意

プリンタ情報ファイル編集ツールの使用上の注意
  • 本ツールは、運用環境で利用されることを前提としています。したがって、本ツールで作成したプリンタ情報ファイルを、運用環境の異なる装置で利用する際は、プリンタ情報ファイルの見直しが必要です。

  • 更新操作の際に開いたファイルがプリンタ情報ファイルでない場合、省略値が表示されます。

  • 更新で指定されたプリンタ情報ファイルのキーワードに対応する値に誤りがあった場合、省略値が表示されます。また、格納すると、値に誤りがあったことを意味するコメントが付加されます。

  • 更新操作の際に開いたプリンタ情報ファイルの中に無効なキーワードが存在する場合、画面にその情報は表示されません。ただし、格納すると画面に表示されなかったキーワード行はそのまま保存されます。

  • 本ツールで設定または変更できないキーワードおよび値については、テキストエディタを使用し、プリンタ情報ファイルの内容を変更してください。

当ツールで作成したプリンタ情報ファイルを作成時とは異なる環境で更新した場合の注意
  • 設定されている出力プリンタデバイス名のプリンタが接続されていなかった場合

    以下のメッセージが表示されます。

    図3.25 FUJITSU VSP3801がインストールされていないときのメッセージ

    現在接続されているプリンタを選択することでメッセージは表示されなくなります。

  • 設定されているフォントが存在しなかった場合

    フォント情報を開くと、以下の動作になります。

    • フォントフェイス名指定
      フォントフェイス名で指定されたフォント名は削除されます。

    • フォント番号指定
      存在しないフォントが指定されているフォント番号で指定されているフォント名は削除されます。

    • 置換フォント指定
      存在しない置換後フォントは削除されます。したがって、置換後フォントが削除されたまま「OK」を押すと以下のメッセージが表示されます。

      図3.26 置換フォント指定メッセージ

  • 指定されているフォルダが存在しなかった場合

    以下のフォルダが指定できます。

    • 定義体格納フォルダ

    • オーバレイパターン格納フォルダ

    • 組込みメディア格納フォルダ

    フォルダの指定で参照ボタンを操作しない場合は、そのまま格納されます。正当性はチェックされません。

    参照ボタンを操作した場合は、現在の表示可能なフォルダが表示されます。


3.3.3.2 プリンタ情報ファイルの確認

  プリンタ情報ファイルの有効値を確認する手段として、確認機能があります。プリンタ情報ファイル確認機能とは、MeFtが動作する上で必要なプリンタ情報ファイルに関する情報、プリンタ一覧、および環境変数等のシステムに関する情報をファイルとして作成する機能です。

  プリンタ情報ファイル確認機能により採取した情報は、ファイルとして格納されます。このファイルをプリンタ情報確認ファイルと呼びます。プリンタ情報確認ファイルはテキスト形式のファイルです。

  プリンタ情報ファイル確認機能で採取可能な情報を以下に示します。

  これらの情報を参照することにより、運用環境、プリンタ情報ファイルの指定値を確認することができます。

  プリンタ情報ファイル確認機能を利用するには、アプリケーションを起動する前に環境変数[MEFTPTCHK]を指定します。

[環境変数]

MEFTPTCHK

[設定値]

Y    :  プリンタ情報確認ファイルを作成します。

Y以外:  プリンタ情報確認ファイルは作成されません。

[出力情報]

プリンタ情報確認ファイルの出力先、およびファイル名は以下のとおりです。

  • プリンタ情報ファイルが指定されている場合

    • 環境変数[MEFTTMP]が指定されていれば、指定されたフォルダにMEFTPRTフォルダが作成され、プリンタ情報ファイル名に".TXT"を付加した名前でプリンタ情報確認ファイルが作成されます。ただし、プリンタ振り分け機能(DISTRIBUTE)の指定がある場合は、"プリンタ振り分け情報ファイル名"にnnnnn.TXT(nnnnnはDISTRIBUTE指定数の連番)を付加した名前でプリンタ情報確認ファイルが作成されます。

    • 環境変数[MEFTTMP]が省略されていた場合、システム作業域(環境変数[TEMP]、または[TMP]に指定されたフォルダ)の配下に上記の規約どおり、作成されます。

  • プリンタ情報ファイルが指定されていない場合

    • 環境変数[MEFTTMP]が指定されていれば、指定されたフォルダにMEFTPRTフォルダが作成され、名前を"PRTFILE.TXT"でプリンタ情報確認ファイルが作成されます。

    • 環境変数[MEFTTMP]が省略されていた場合、システム作業域(環境変数[TEMP]、または[TMP]に指定されたフォルダ)の配下に上記の規約どおり、作成されます。
      環境変数[MEFTTMP]には、複数の作業フォルダを指定することはできません。指定した場合は、指定全体を1作業フォルダとして扱います。また、存在しない作業フォルダを指定した場合は、MEFD_RC_ACCESS(18)のエラーになります。そのとき、プリンタ情報確認ファイルは作成されません。

[省略値]

プリンタ情報確認ファイルは作成されません。

[補足]

  • オープン時に指定したプリンタ情報ファイルが見つからない場合でも、デフォルト情報が指定されているプリンタ情報確認ファイルが作成されます。その際、エラーは通知されません。

  • 振り分け情報ファイルが指定されている場合、DISTRIBUTEで指定されているプリンタ情報ファイルごとにプリンタ情報確認ファイルが作成されます。振り分け情報ファイルの確認ファイルは作成されません。

  • プリンタ情報確認ファイル作成中にエラーが発生した場合、採取可能な情報をすべて採取し、最初に発生したエラーが通知されます。確認ファイル作成中に発生するエラーを以下に示します。

    通知コード                :  エラー内容
    MEFD_RC_OPEN(10)    :  プリンタ装置のアクセスに失敗
    MEFD_RC_ACCESS(18)  :  ファイルのアクセスエラー
                                                    指定フォルダが存在しない
                                                    (環境変数MEFTTMPの指定誤り)
    MEFD_RC_WRK(21)     :  メモリ不足


プリンタ情報確認ファイルの構造について説明します。

プリンタ情報確認ファイルは、システムコード(シフトJIS)で作成されます。

プリンタ情報ファイルの形式例

  作成されるプリンタ情報確認ファイルの形式例を以下に示します。

[PROFILE]
MEFTDIR=F:\MeFt\Env
[PRINTERINFO]
GETFILENAME="F:\MeFt\Env\Prtfile.env"
SETFILENAME="Prtfile.env"
[DATAFILE]
PRTID "伝票印刷" * 印刷名
SUPLY MA * 給紙方法
MEDDIR F:\MeFt\MED * 定義体格納ディレクトリ
[DESCRIPTION]
PRTID       "伝票印刷"
PRTDRV      "FUJITSU XL-5810"
FORMSIZE    A4
SUPLY       MA
MEDDIR      "F:\MeFt\MED"
PRTDIALG    N
[PRINTER]
PRINTER001="FUJITSU XL-5810"
PRINTER002="IBM InfoPrint 20 PS"
DEFAULT="FUJITSU XL-5810"

' Capability : "FUJITSU XL-5810"
ORIENTATION=TRUE
PAPERSIZE=TRUE
PAPER001="A4(210 x 297 mm)"
PAPER002="B4(257 x 364 mm)"
DEFAULTSOURCE=TRUE
TRAY001="給紙カセット1"
TRAY002="手差し"
:
COLOR=FALSE
DUPLEX=TRUE
  1. 環境変数の指定値

    指定されているすべての環境変数を[PROFILE]セクションに通知します。なお、セクション内の記述形式は、システムから通知されるフォーマットに準拠します。

  2. 採用したプリンタ情報ファイル名

    採用したプリンタ情報ファイルのフルパスファイル名を[PRINTERINFO]セクションのGETFILENAMEキーにダブルクォーテーション(")で括って通知します。

    指定されたプリンタ情報ファイルが見つからなかった場合、またはプリンタ情報ファイルを指定しなかった場合は、GETFILENAMEキーには何も設定されません。(GETFILENAMEキーはプリンタ情報確認ファイルに出力されます)

  3. プリンタ情報ファイル指定

    指定したプリンタ情報ファイルを[PRINTERINFO]セクションのSETFILENAMEキーにダブルクォーテーション(")で括って通知します。

    プリンタ情報ファイルが省略されている場合は、SETFILENAMEキーに何も設定されません。(SETFILENAMEキーはプリンタ情報確認ファイルに出力されます)

  4. 採用したプリンタ情報ファイルの指定

    読み込んだプリンタ情報ファイルの内容を[DATAFILE]セクションに通知します。[DATAFILE]セクションには、採用したプリンタ情報ファイルの内容とINCLUDE指定したファイルの内容を設定します。

    セクション内の記述形式は、プリンタ情報ファイルの指定形式に準拠します。

    INCLUDE指定を行った場合の出力イメージを記述します。なお、INCLUDE指定のファイルを展開する場合は、オープン時に指定したプリンタ情報ファイルの内容と混在しないようにオープン時のプリンタ情報ファイルの内容を設定した後方に、INCLUDE指定のプリンタ情報ファイルの内容を設定します。また、INCLUDE指定のファイルが見つからなかった場合は、指定したプリンタ情報ファイルが見つからなかったことをコメントとして書き出します。

    [DATAFILE]
    PRTID   売上伝票
    INCLUDE  "D:\INC\FILE1.ENV"
    MEDDIR  "F:\MED"
    INCLUDE  "D:\INC\FILE2.ENV"
    * INCLUDE  "D:\INC\FILE1.ENV"  ←MeFtが生成するコメント
    INCLUDE  "D:\INC\FILE1.ENV"で指定した情報を転記
    
    * INCLUDE  "D:\INC\FILE2.ENV" [not found]  ←MeFtが生成するコメント
  5. 採用したプリンタ情報ファイルの値(デフォルト値を含む)

    採用したプリンタ情報ファイルの値を[DESCRIPTION]セクションに通知します。

    採用したプリンタ情報ファイルとは、指定された設定値と指定が省略されたキーワードのデフォルト値の情報を含んだものです。また、キーワードの設定値で文字列を通知するものについては、設定値全体をダブルクォーテーション(")で括って通知します。置換フォント指定は、置換前フォント名/置換後フォント名をそれぞれダブルクォーテーション(")で括ります。

    プリンタ情報ファイル内のコメントは、通知しません。

    なお、セクション内の記述形式は、プリンタ情報ファイルの指定形式に準拠します。キーワードと設定値の間は、タブで区切って出力します。

  6. システムプリンタ一覧

    システムプリンタ一覧を[PRINTER]セクションのPRINTER001~PRINTERnnn(nnnは3桁の数値文字列)キーにダブルクォーテーション(")で括って通知します。

    システムにインストールされているあて先プリンタの一覧を通知します。また、通常使うプリンタ名をDEFAULTキーに通知します。

    プリンタ情報ファイルで指定したプリンタ名がローカルプリンタの場合、プリンタ名の指定誤りを確認することができます。プリンタ名がサーバプリンタ(\\サーバ\プリンタ名)の場合、サーバ上のあて先プリンタ一覧を通知します。

  7. 採用したあて先プリンタ名

      採用したあて先プリンタ名を[DESCRIPTION]セクションに通知します。その際、PRTDRVに通知します。

  8. 採用したプリンタ装置のサポート情報

    採用したプリンタ装置のサポート情報を[PRINTER]セクションに通知します。

    通知する情報を以下に示します。

    • 用紙方向情報

    • 用紙サイズ情報

    • 用紙長情報

    • 用紙幅情報

    • 縮小印刷情報

    • 印刷部数情報

    • 給紙口情報

    • プリンタ解像度情報

    • カラー印刷情報

    • 両面印刷情報

    以下にそれぞれの情報の通知方法について説明します。

    また、それぞれ取得する情報は、採用したあて先プリンタ装置の情報です。

    1. 用紙方向情報

      用紙方向が変更可能かどうかをORIENTATIONキーに通知します。用紙の向きを変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

    2. 用紙サイズ情報

      用紙サイズが変更可能かどうかをPAPERSIZEキーに通知します。用紙サイズを変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

      また、採用したプリンタ装置でサポートしている用紙サイズ情報をPAPER001キー~PAPERnnn(nnnは3桁の数値文字列)キーにダブルクォーテーション(")で括って通知します。

    3. 用紙長情報

      用紙長が変更可能かどうかをPAPERLENGTHキーに通知します。用紙の長さを変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

    4. 用紙幅情報

      用紙幅が変更可能かどうかをPAPERWIDTHキーに通知します。用紙の幅を変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

    5. 縮小印刷情報

      縮小印刷が指定可能かどうかをSCALINGキーに通知します。縮小印刷が可能な場合はTRUEを、不可能な場合はFALSEを通知します。ただし、MeFtではソフト的に縮小しているため、当情報でFALSEが通知されても縮小印刷が可能です。

    6. 印刷部数情報

      印刷部数が変更可能かどうかをCOPIESキーに通知します。印刷部数が変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

    7. 給紙口情報

      給紙口が変更可能かどうかをDEFAULTSOURCEキーに通知します。給紙口が変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。

      また、採用したプリンタ装置でサポートしている給紙口情報をTRAY001キー~TRAYnnn(nnnは3桁の数値文字列)キーにダブルクォーテーション(")で括って通知します。

    8. プリンタ解像度情報

      プリンタ解像度が変更可能かどうかをRESOLUTIONキーに通知します。プリンタ解像度が変更できる場合はTRUEを、変更できない場合はFALSEを通知します。ただし、MeFtでは当情報でTRUEが通知されても解像度の変更はできません。

    9. カラー印刷情報

      カラー印刷が指定可能かどうかをCOLORキーに通知します。カラー印刷が可能な場合はTRUEを、不可能な場合はFALSEを通知します。

    10. 両面印刷情報

      両面印刷が指定可能かどうかをDUPLEXキーに通知します。両面印刷が可能な場合はTRUEを、不可能な場合はFALSEを通知します。