出力は項目に対して行います。項目の指定方法には、次の3つの方法があります。
出力の対象となる項目は、定義体名と項目の指定方法により一意になります。
以降では、これらの項目の指定方法について説明します。
画面帳票定義体には、帳票の固定位置に固定のデータを貼り付けたり、出力専用の項目および入出力の項目を定義できます。
画面帳票定義体を作成する際に、これらの項目に項目名を付けることにより、ほかの項目との識別ができます。
項目名をそのつど指定して帳票を出力する方法を、「単項目指定」と呼びます。
定義体を作成する際に、前述の項目の一部もしくはすべてを、項目群(パーティション)として定義できます。
項目群(パーティション)として定義した項目の集合は、項目群(パーティション)名を付けることによりほかの項目群(パーティション)および項目との識別ができます。
項目群(パーティション)名を指定して帳票を出力する方法を、「項目群(パーティション)指定」と呼びます。
「項目群(パーティション)指定」を使用した場合、項目群(パーティション)内の「処理対象外」の項目を除くすべての項目が出力されます。「処理対象外」とは、項目群(パーティション)の一部を出力の対象から外す方法であり、項目の表示属性の設定の「処理対象外」を指定します。
帳票定義体には、固定パーティションが1つだけ含まれる単純な帳票から、数多くのパーティションが含まれる複雑な帳票まで、さまざまなものがあります。
帳票定義体では、自由パーティション形式、ページ形式、段組み伝票形式、タックシール形式の帳票定義体が作成できます。作成できる自由パーティション形式以外の定義体については、ページ形式印刷を参照してください。また、帳票定義体では、パーティション罫線/網がけを指定できます。各パーティションの先頭からの位置相対で定義された罫線および網がけを出力します。
帳票定義体では、ID数字項目、ID英数字項目および郵便番号項目は1項目のパーティションとして定義します。
なお、項目群(パーティション)に指定できる項目種別は出力だけなので、帳票定義体での入力はできません。
画面帳票定義体に作成してすべての項目をまとめて指定して帳票を出力する方法を、「全項目指定」と呼びます。
「全項目指定」を指定するには、項目群名として"@ALLF"を指定します。
「全項目指定」を使用した場合、組込みメディア項目、郵便番号項目および項目の表示属性の設定の「処理対象外」を除くすべての項目が出力されます。