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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.4.1 項目の表示属性の設定

【提供インタフェース】

  

【機能説明】

  項目の表示属性を動的に設定します。

[形式]

void ps_set_item_mode(
    PSPUCHAR field,
    PSUCHAR value);

[パラメタ]

field

:

属性を設定する項目を指定します。

value

:

設定する表示属性を指定します。値とその意味は以下のとおりです。

PS_MODE_NORMAL

:

出力の対象とします。選択状態表示を解除します。

PS_MODE_EXCLUDE

:

出力の処理対象外とします。

PS_MODE_STRETCH

:

文字引伸し編集を行います。

PS_MODE_NOINIT

:

初期値を出力しません。

PS_MODE_ANK

:

日本語項目を英数字項目として出力します。

PS_MODE_BITMAP

:

ビットマップを出力します。

PS_MODE_OLE

:

OLEオブジェクトを出力します。

PS_MODE_JPEG

:

JPEGを出力します。

PS_MODE_TIFF

:

TIFFを出力します。

PS_MODE_PNG

:

PNGを出力します。

PS_MODE_GIF

:

GIFを出力します。

PS_MODE_CROSS

:

抹消線を文字データ分、一重線で出力します。

PS_MODE_DCROSS

:

抹消線を文字データ分、二重線で出力します。

PS_MODE_SELECT

:

選択状態表示を行います。

PS_MODE_EXTCROSS

:

抹消線を項目領域長分、一重線で出力します。

PS_MODE_EXTDCROSS

:

抹消線を項目領域長分、二重線で出力します。

PS_MODE_NOMEDCROSS

:

帳票定義体に指定された抹消線を無効とします。

プリンタ機能では、PS_MODE_NOINIT、PS_MODE_ANKおよびPS_MODE_SELECTは指定できません。
ディスプレイ機能では、PS_MODE_CROSS、PS_MODE_DCROSS、PS_MODE_EXTCROSS、PS_MODE_EXTDCROSS、PS_MODE_NOMEDCROSSおよびPS_MODE_OLEは指定できません。また、PS_MODE_NOINITは組込みメディア項目では指定できません。

[使用例]

定義体を画面に表示するときに、項目名"R001"の初期値を出力しないようにします。

PSFILE psfile;
SAMPLE samp;
PSUSHORT Error;
psfile = ps_open("DSPFILE",PS_OPEN_DSP,&Error,0);
ps_set_formatsize(psfile,"SAMPLE",s_SAMPLE);
~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~
ps_set_item_mode(samp.R001,PS_MODE_NOINIT);
ps_write(psfile,PS_WRITE_NORMAL,"SCREEN",&samp,0);
[形式]

項目ごとの特殊レジスタEDIT-MODEに指定する。

[パラメタ]

特殊レジスタEDIT-MODE

:

設定する表示属性を指定します。値とその意味は以下のとおりです。

" " (半角の空白)

:

出力の対象とします。選択状態表示を解除します。

"X"

:

出力の処理対象外とします。

"*"

:

文字引伸し編集を行います。

"K"

:

初期値を出力しません。

"A"

:

日本語項目を英数字項目として出力します。

"B"

:

ビットマップを出力します。

"O"

:

OLEオブジェクトを出力します。

"J"

:

JPEGを出力します。

"V"

:

TIFFを出力します。

"P"

:

PNGを出力します。

"F"

:

GIFを出力します。

"-"

:

抹消線を文字データ分、一重線で出力します。

"="

:

抹消線を文字データ分、二重線で出力します。

"S"

:

選択状態表示を行います。

"E"

:

抹消線を項目領域長分、一重線で出力します。

"W"

:

抹消線を項目領域長分、二重線で出力します。

"Z"

:

帳票定義体に指定された抹消線を無効とします。

プリンタ機能では、"K"、"A"および"S"は指定できません。
ディスプレイ機能では、"-"、"="、"E"、"W"、"Z"および"O"は指定できません。また、"K"は組込みメディア項目では指定できません。

[使用例]

定義体を画面に表示するときに、項目名"R001"について引き伸ばし編集を行います。

MOVE "SAMP" TO DSP-FORMAT.
MOVE "  " TO DSP-MODE.
MOVE "*" TO EDIT-MODE OF R001.
MOVE "R001" TO DSP-GROUP.
WRITE SAMP.
注意事項
  • 画面帳票定義体を使用する場合、定義体作成時に項目制御部を定義する必要があります。

  • 1つの利用者プログラムでは項目制御部の長さの異なる定義体を混在して使用することはできません。

  • Cの場合、valueにPS_MODE_EXCLUDEを設定すると、出力処理は行われません。

  • COBOLの場合、特殊レジスタEDIT-MODEに"X"を指定すると、出力処理は行われません。

  • COBOLの場合、入出力処理を行う前に、特殊レジスタEDIT-MODEを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。

  • 本機能の戻り値はありません。

  • 選択状態表示を指定する場合、ウィンドウ情報ファイルのSLCSTATECHG(出力処理での選択状態変更指定)の指定も必要です。