画面定義体には、画面の固定位置に固定のデータを貼り付けたり、出力専用の項目や入出力を行う項目を定義できます。
画面定義体を作成する際に、これらの項目に項目名を付けることにより、ほかの項目との識別が可能となります。
項目名を指定することにより画面との入出力を行う方法を、「単項目指定」と呼びます。
画面定義体を作成する際に、前述の項目の一部もしくはすべてを項目群として定義することができます。項目群として定義した項目の集合は、項目群名を付けることによりほかの項目群および項目との識別が可能となります。
項目群名を指定して画面との入出力を行う方法を、「項目群指定」と呼びます。「項目群指定」を使用した場合、項目群内のすべての項目が処理されます。すべての項目の処理とは、次の場合をいいます。
出力であれば、処理対象外でないすべての項目が表示されます。
入力であれば入力完了操作を行うまで、処理対象外でないすべての項目に入力が要求されます。
「処理対象外」とは、項目群内の一部が入出力の対象になっていないことです。入力時に処理の対象から外す場合は、その項目に対して項目の入力属性の設定の「処理対象外」を指定します。また、出力時に処理の対象から外す場合は、その項目に対して項目の表示属性の設定の「処理対象外」を指定します。
画面定義体に作成したすべての項目をまとめて指定して画面との入出力を行う方法を、「全項目指定」と呼びます。
「全項目指定」を指定するには、項目群名として"@ALLF"を指定します。
「全項目指定」を使用することにより、組込みメディア項目を除くすべての項目が処理の対象となります。すべての項目の処理とは、次の場合をいいます。
出力であれば、処理対象外でないすべての項目が表示されます。
入力であれば、入力完了操作を行うまで、処理対象外でないすべての項目に入力が要求されます。
組込みメディア項目は出力されません。
ただし、「全項目指定」を指定すると、カーソル移動順序指定は無効となり、行桁昇順でカーソルは移動します。