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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.31.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

プログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample30プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

  4. Sample30プロジェクトに翻訳オプションENCODE(UTF8,UTF16,LE)が指定されていることを確認します。
    翻訳オプションの設定は、NetCOBOL Studioの[依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。

    →  [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  5. 左ペインから[ビルド]を選択すると、[ビルド]ページが表示されます。[翻訳オプション]タブを選択して、設定オプションの内容を確認します。

    翻訳オプションENCODE(UTF8,UTF16,LE)が指定されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

    参考

    翻訳オプションを設定するための詳細な手順は、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“翻訳オプションの設定”を参照してください。

  6. [その他のファイル]にSample30.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。

    →  プロジェクトのビルドが行われ、Sample30.exeが作成されます。

実行環境情報の設定

  1. [実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。

    →  実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。

  2. 実行可能プログラム(Sample30.exe)が存在するフォルダーのCOBOL85.CBRを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
    NetCOBOL Studioからビルドした場合、実行可能プログラムは、プロジェクトフォルダーに作成されています。

    →  実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。

  3. [共通]タブを選択し、以下の設定を確認します。

    • ファイル識別名INFILEにデータファイル(行順ファイル)のファイル名(INDATA)が指定されている。

      INFILE=.\INDATA

    相対パスでファイルを指定する場合、カレントフォルダーからの相対パスになります。

    NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択して実行する場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。

  4. [適用]ボタンをクリックします。

    →  設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。

  5. [ファイル]メニューの[終了]を選択し、実行環境設定ツールを終了します。

プログラムの実行

[依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。

実行結果

  1. COBOLコンソール画面が開き、以下のメッセージを表示して入力待ちになります。

  2. 表示する文字列の種類を選択してください。

    “1”を入力し、ENTERキーを押すと、日本語文字列がいくつかひらがなで提示されます。それらのうちからひとつを選んで入力すると、対応する漢字が画面に表示されます。

  3. 終了する場合、“X”を入力します。

    →  実行が終了すると、印刷ファイルの内容が通常使うプリンターに出力されます。