プログラムの翻訳・リンク
サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。
参考
[依存]ビューを確認し、Sample30プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。
[依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。
自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。
Sample30プロジェクトに翻訳オプションENCODE(UTF8,UTF16,LE)が指定されていることを確認します。
翻訳オプションの設定は、NetCOBOL Studioの[依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。
→ [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
左ペインから[ビルド]を選択すると、[ビルド]ページが表示されます。[翻訳オプション]タブを選択して、設定オプションの内容を確認します。
翻訳オプションENCODE(UTF8,UTF16,LE)が指定されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
参考
翻訳オプションを設定するための詳細な手順は、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“翻訳オプションの設定”を参照してください。
[その他のファイル]にSample30.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。
→ プロジェクトのビルドが行われ、Sample30.exeが作成されます。
実行環境情報の設定
[実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。
→ 実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。
実行可能プログラム(Sample30.exe)が存在するフォルダーのCOBOL85.CBRを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
NetCOBOL Studioからビルドした場合、実行可能プログラムは、プロジェクトフォルダーに作成されています。
→ 実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。
[共通]タブを選択し、以下の設定を確認します。
ファイル識別名INFILEにデータファイル(行順ファイル)のファイル名(INDATA)が指定されている。
INFILE=.\INDATA
相対パスでファイルを指定する場合、カレントフォルダーからの相対パスになります。
NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択して実行する場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。
[適用]ボタンをクリックします。
→ 設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。
[ファイル]メニューの[終了]を選択し、実行環境設定ツールを終了します。
プログラムの実行
[依存]ビューからSample30プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。
実行結果
COBOLコンソール画面が開き、以下のメッセージを表示して入力待ちになります。
表示する文字列の種類を選択してください。
“1”を入力し、ENTERキーを押すと、日本語文字列がいくつかひらがなで提示されます。それらのうちからひとつを選んで入力すると、対応する漢字が画面に表示されます。
終了する場合、“X”を入力します。
→ 実行が終了すると、印刷ファイルの内容が通常使うプリンターに出力されます。