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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.8.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

プログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample07プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

  4. Sample07プロジェクトの翻訳オプションLIBに、Syohinm.cblが格納されたフォルダー(Sample02のフォルダー)が指定されていることを確認します。
    翻訳オプションの確認は、NetCOBOL Studioの[依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。

    →  [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  5. 左ペインから[ビルド]を選択すると、[ビルド]ページが表示されます。[翻訳オプション]タブを選択して、設定オプションの内容を確認します。

    ここでは、翻訳オプションLIBに、Syohinm.cblの格納フォルダー(Sample02プロジェクトのフォルダー:"..\Sample02")が指定されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

    NetCOBOL Studioからビルドする場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。

    参考

    翻訳オプションを設定するための詳細な手順は、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“翻訳オプションの設定”を参照してください。

  6. [その他のファイル]にSample7.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。

    →  プロジェクトのビルドが行われ、Sample7.exeが作成されます。

実行環境情報の設定

  1. [実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。

    →  実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。

  2. [共通]タブを選択し、以下の設定を確認します。

    • ファイル識別名INFILEに、Sample02で作成したマスタファイル(MASTER)が指定されている。

      INFILE=..\Sample02\MASTER

    相対パスでファイルを指定する場合、カレントフォルダーからの相対パスになります。

    NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択して実行する場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。

  3. [適用]ボタンをクリックします。

    →  設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。

  4. [ファイル]メニューの[終了]を選択し、実行環境設定ツールを終了します。

プログラムの実行

[依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。

実行結果

マスタファイルと同じフォルダー(Sample02のフォルダー)に次の2つのファイルが作成されます。

参考

作成したマスタファイル(MASTER.aおよびMASTER.b)の内容は、Sample02で作成したマスタファイルと同様に、“例題5のサンプルプログラム”を使って内容を確認することができます。この場合、実行環境情報の設定で、INFILEに作成したマスタファイルを指定する必要があります。