プログラムの翻訳・リンク
サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。
参考
[依存]ビューを確認し、Sample07プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。
[依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。
自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。
Sample07プロジェクトの翻訳オプションLIBに、Syohinm.cblが格納されたフォルダー(Sample02のフォルダー)が指定されていることを確認します。
翻訳オプションの確認は、NetCOBOL Studioの[依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。
→ [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
左ペインから[ビルド]を選択すると、[ビルド]ページが表示されます。[翻訳オプション]タブを選択して、設定オプションの内容を確認します。
ここでは、翻訳オプションLIBに、Syohinm.cblの格納フォルダー(Sample02プロジェクトのフォルダー:"..\Sample02")が指定されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
NetCOBOL Studioからビルドする場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。
参考
翻訳オプションを設定するための詳細な手順は、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“翻訳オプションの設定”を参照してください。
[その他のファイル]にSample7.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。
→ プロジェクトのビルドが行われ、Sample7.exeが作成されます。
実行環境情報の設定
[実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。
→ 実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。
[共通]タブを選択し、以下の設定を確認します。
ファイル識別名INFILEに、Sample02で作成したマスタファイル(MASTER)が指定されている。
INFILE=..\Sample02\MASTER
相対パスでファイルを指定する場合、カレントフォルダーからの相対パスになります。
NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択して実行する場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。
[適用]ボタンをクリックします。
→ 設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。
[ファイル]メニューの[終了]を選択し、実行環境設定ツールを終了します。
プログラムの実行
[依存]ビューからSample07プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。
実行結果
マスタファイルと同じフォルダー(Sample02のフォルダー)に次の2つのファイルが作成されます。
MASTER.a(商品コードの先頭が“0”の商品のデータを格納したマスタファイル)
MASTER.b(商品コードの先頭が“0”以外の商品のデータを格納したマスタファイル)
参考
作成したマスタファイル(MASTER.aおよびMASTER.b)の内容は、Sample02で作成したマスタファイルと同様に、“例題5のサンプルプログラム”を使って内容を確認することができます。この場合、実行環境情報の設定で、INFILEに作成したマスタファイルを指定する必要があります。