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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.4.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

プログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample03プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample03プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

  4. [その他のファイル]にSample3.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。

    →  プロジェクトのビルドが行われ、Sample3.exeが作成されます。

ンドウ情報ファイル・プリンタ情報ファイルの設定

表示ファイルを実行するために必要な情報を設定します。

実行を行う前に、ウィンドウ情報ファイル(MEFWRC)およびプリンタ情報ファイル(MEFPRC)の下線部の情報を、エディタを使って変更してください。

MEDDIR C:\COBOL\SampleS\COBOL\Sample03

実行環境情報の設定

  1. [実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。

    →  実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。

  2. [共通]タブを選択し、以下を設定します。

    • ファイル識別名DATAFILEに、Sample02で作成したマスタファイル(MASTER)を指定します。

    • ファイル識別名DSPFILEに、ウィンドウ情報ファイル(MEFWRC)を指定します。

    • ファイル識別名PRTFILEに、プリンタ情報ファイル(MEFPRC)を指定します。

  3. [適用]ボタンをクリックします。

    →  設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。

  4. [ファイル]メニューの“終了”を選択し、実行環境設定ツールを終了します。

参考

ファイル識別名のDATAFILE、DSPFILEおよびPRTFILEは、COBOLソースプログラムのASSIGN句に指定されているファイル参照子です。表示ファイルを使用する場合、ファイル識別名DSPFILEにはウィンドウ情報ファイル、PRTFILEにはプリンタ情報ファイルのパス名を設定します。

プログラムの実行

  1. [依存]ビューからSample03プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。

    →  ディスプレイ装置に以下に示す画面が表示されます。

  2. 商品コードおよび数量を入力します。次の項目に移動するには、ENTERキーまたはタブキーを押します。

    Sample03では、Sample02で作成されたマスタファイルにある商品コードを入力しないと入力エラーとなります。商品コードの値は、Sample02のDATAFILEまたはSample05を実行し、マスタファイルの内容を参照してから入力してください。

    入力を終了し、計算を行うには、F1キーを押します。

    →  商品名、単価、金額、合計金額が表示されます。エラーメッセージが表示された場合、メッセージの内容を確認し、再度入力してください。

  3. 続けて処理を行う場合は、F2キーを押してください。

  4. 帳票の出力を行う場合は、F4キーを押してください。

    →  表示されているデータの内容が通常使うプリンターに出力されます。

  5. 処理を終了する場合は、F3キーを押してください。

    →  実行終了後、入力データを格納した索引ファイル(SALES)が、Sample03のフォルダーに作成されます。

注意

画面帳票定義体(DENPYO01.SMD、DENPYO02.SMD)をテキストエディタなどで開いて保存すると、ファイルの内容が破壊されることがあります。画面帳票定義体を更新する場合には、FORMのエディタ以外は使用しないでください。