ネットワーク二重化および Hadoop のセットアップ手順を以下に示します。
接続対象となるスレーブサーバをマスタサーバ(プライマリ)上のスレーブサーバ定義ファイル /etc/opt/FJSVbdpp/conf/slaves を新規作成して定義します。
マスタサーバを二重化構成にする場合は、マスタサーバ(プライマリ)で定義したスレーブサーバ定義ファイルをマスタサーバ(セカンダリ)に配付します。
スレーブサーバ定義ファイルを作成します。
例
5台のスレーブサーバ slave1、slave2、slave3、slave4、slave5 を定義する場合
# cat /etc/opt/FJSVbdpp/conf/slaves <Enter> slave1,slave2,slave3,slave4,slave5
スレーブサーバ定義ファイルをマスタサーバ(セカンダリ)に配付します。(マスタサーバを二重化構成にする場合のみ)
# scp /etc/opt/FJSVbdpp/conf/slaves root@master2:/etc/opt/FJSVbdpp/conf/slaves <Enter>
ポイント
スレーブサーバ定義ファイルは、マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ)、スレーブサーバ、および開発実行環境サーバにおいて同じ設定である必要があります。
後述するスレーブサーバおよび開発実行環境サーバのセットアップの際に、マスタサーバ上のスレーブサーバ定義ファイルを各サーバに配付します。
参照
スレーブサーバ定義ファイル slaves の詳細については、「B.2 slaves」を参照してください。
ネットワーク二重化・Hadoop のセットアップを実施します。
マスタサーバを二重化構成としている場合、マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ)の順で実施します。
bdpp_setup を実行します。
# /opt/FJSVbdpp/setup/bdpp_setup <Enter>
注意
セットアップに失敗した場合は、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして、または、必要に応じてセットアップログ(/var/opt/FJSVbdpp/log/bdpp_setup.log)を参照して、失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。
参考
Hadoop のセットアップによって、本製品のデフォルトの設定として Hadoop および DFS の構成が設定されます。構成設定をチューニングするには、「付録C Hadoop 設定パラメーター」を参照してください。