クラスタシステムで構成された運用管理サーバがUNIXである場合の解除手順について説明します。
以下の手順で行います。
<ノード1(運用系)> インストールレス型エージェント監視の環境設定解除を行います
エージェントを導入しないサーバを監視する場合、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d -k active <ENTER> |
インストールレス型エージェント監視設定コマンドの詳細については、“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
<ノード1(運用系)> メッセージ情報ファイルを削除します
メッセージ詳細表示機能を使用していた場合、運用管理サーバに登録したメッセージ情報ファイルを削除する必要があります。
“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“アンインストール”-“メッセージ情報ファイルを削除する”を参照し、メッセージ情報ファイルを削除してください。
<ノード1(運用系)> マネージャクラスタ環境の解除を行います
Systemwalker for Oracleのマネージャクラスタ環境の解除を行います。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormncinf -k active -d <ENTER> |
注意
共有ディスク内のデータ削除について
運用系ノードの場合、共有ディスク内のデータを削除するか確認メッセージが表示されます。
共有ディスク内のデータを削除しない場合は、「no」を入力してください。
(以後、共有ディスク内のデータが不要となった場合は、”2.5.2 各ノードでの作業【UNIX版】”の「5.<ノード1(運用系)> マネージャクラスタ環境設定を行います」で指定した共有ディスク内のデータを手動で削除してください。)
「yes」を入力すると、マネージャクラスタ環境の設定解除と同時に共有ディスク内のデータ削除も実施されます。
以下は、「yes」を入力した場合の例です。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormncinf -k active -d <ENTER>
Started removing the manager cluster environment.
Are you sure you want to delete the policy on the shared disk? (yes/no) : yes <ENTER>
Removed the manager cluster environment.
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
<ノード1(運用系)> Webサーバの定義を削除します
Webサーバに定義したSystemwalker for Oracleの設定を削除します。Webサーバの再起動を行ってください。
<ノード1(運用系)> Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います
Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。(ここでSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動を行う必要はありません。“7.3 Systemwalker Centric Managerの再起動”を行うことで設定した情報が有効となります。)
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
<ノード1(運用系)> SELinuxポリシーの解除を行います
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境でSELinuxが有効となっている場合、SELinuxポリシーの解除を行います。
詳細については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“運用管理サーバからアンインストールする前に行うこと【UNIX版】”の“SELinuxポリシーの解除”を参照してください。
運用系ノードと待機系ノードを切り替えます
注意
Systemwalker for Oracleの共有資源格納用パーティションに、すでにクラスタシステムに登録されている共用可能な共有ディスク上のパーティションを使用していない場合、共有ディスクパーティションのマウントを待機系ノードに切り替えてください。クラスタシステムがPRIMECLUSTERの場合の操作は“5.2.2 共有ディスクのオンライン化【PRIMECLUSTERの場合】”を参照してください。
Oracle Solaris Clusterでかつ、共有資源用パーティションをGlobal File Systemで作成する場合、パーティションは運用系ノードおよび待機系ノードから常時マウントされているため操作は不要です。
<ノード2(待機系)> インストールレス型エージェント監視の環境設定解除を行います
エージェントを導入しないサーバを監視する場合、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d -k inactive <ENTER> |
インストールレス型エージェント監視設定コマンドの詳細については、“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
<ノード2(待機系)> メッセージ情報ファイルを削除します
メッセージ詳細表示機能を使用していた場合、メッセージ詳細表示機能の使用を解除する必要があります。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -d <ENTER> |
上記のコマンド実行後、設定したメッセージ情報格納先フォルダの指定が解除されたことを、以下を実行して確認してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -v <ENTER> |
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
<ノード2(待機系)> マネージャクラスタ環境の解除を行います
Systemwalker for Oracleのマネージャクラスタ環境の解除を行います。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormncinf -k inactive -d <ENTER> |
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“コマンドリファレンス”を参照してください。
<ノード2(待機系)> Webサーバの定義を削除します
Webサーバに定義したSystemwalker for Oracleの設定を削除します。Webサーバの再起動を行ってください。
<ノード2(待機系)> Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います
Systemwalker for Oracleの環境設定の解除を行います。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。(ここでSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動を行う必要はありません。“7.3 Systemwalker Centric Managerの再起動”を行うことで設定した情報が有効となります。)
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
<ノード2(待機系)> SELinuxポリシーの解除を行います
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境でSELinuxが有効となっている場合、SELinuxポリシーの解除を行います。
詳細については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“運用管理サーバからアンインストールする前に行うこと【UNIX版】”の“SELinuxポリシーの解除”を参照してください。
運用系ノードと待機系ノードを切り替えます
「7. 運用系ノードと待機系ノードを切り替えます」で共有ディスクパーティションのマウント操作を行った場合は、共有ディスクパーティションをアンマウントしてください。
<ノード1(運用系)/ノード2(待機系)> Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
Systemwalker for Oracleのパッケージのアンインストールを行います。
パッケージのアンインストールについては、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“アンインストールの作業手順”を参照してください。