Systemwalker for Oracleのインストールレス型エージェント監視状態遷移プロシジャリソースをSystemwalker Centric Manager のユーザアプリケーションに追加します。
ユーザアプリケーションへの登録操作は、運用系/待機系のいずれかのノードで行います。
以降の手順では、クラスタシステムに登録されているSystemwalker Centric Manager のリソース情報が、[表1-1:ユーザアプリケーションに登録されているリソース情報(Systemwalker Centric Manager)]の内容である場合を示しています。
クラスタシステムに登録するSystemwalker for Oracleのリソース情報は、[表1-2:ユーザアプリケーションに登録するリソース情報(Systemwalker for Oracle)]の内容を設定してください。
PRIMECLUSTERの操作手順でSystemwalker for Oracleのアプリケーションリソースをクラスタシステムに作成し、Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションへ追加する手順について説明します。
「Web-Based Admin View」で運用系ノードにLOGONし、以下の手順(「アプリケーションリソースの作成」-「ユーザアプリケーションの削除」-「プロシジャリソースの登録情報の変更」-「ユーザアプリケーションの再作成」追加」)で行ってください。
アプリケーションリソースの作成
以下の手順でアプリケーションリソースの作成を行います。
[userApplication Configuration Wizard]画面の表示
「Web-Based Admin View」で運用系ノードにLOGONし、[PRIMECLUSTER]カテゴリからメニュー[Global Cluster Services]-[userApplication Configuration Wizard]を選択し、[userApplication Configuration Wizard]画面を表示します。
Resourceの作成
[userApplication Configuration Wizard]画面で[Resourceの作成]を選択し、「次へ」を選択します。
Resourceタイプ/Resource名の設定
[Resourceの作成]画面で、Resourceタイプに「Procedure」を選択し、Resource名を入力したあと、「次へ」を選択します。
今回の環境設定手順では、Resource名「FJSVmporals_rsc」を入力します。
SysNodeの選択
[SysNodeの選択]画面で、Resourceを配置するSysNodeを選択し、「次へ」を選択します。
プロシジャクラスの選択
[プロシジャのクラス選択]画面で、プロシジャクラス「Application」を選択し、「次へ」を選択します。
プロシジャリソースの選択
[プロシジャリソースの選択]画面で、プロシジャリソース「FJSVmporals」を選択し、「次へ」を選択します。
プロシジャリソースの「FJSVmporals」は、“3.1.3 インストールレス型エージェント監視状態遷移プロシジャリソースの登録 [運用系/待機系ノードでの操作]”で登録した、 Systemwalker for Oracle のリソースキー名です。
登録情報の確認と登録
[登録情報の確認]画面で、設定内容(Resource名、プロシジャリソース等)を確認します。
設定内容の確認後、「登録」を選択します。
Systemwalker for Oracle のFsystemリソースを同様の手順で作成します。
なお、Systemwalker Centric Managerの共有ディスクを共用する場合は、Fsystemリソースの作成は不要です。
「ユーザアプリケーションの登録解除」 に進んでください。
Resourceの作成
[userApplication Configuration Wizard]画面で[Resourceの作成]を選択し、「次へ」を選択します。
Resourceタイプ/Resource名の設定
[Resourceの作成]画面で、Resourceタイプに「Fsystem」を選択し、Resource名を入力したあと、「次へ」を選択します。
今回の環境設定手順では、Resource名「Fsystem_SWFO」を入力します。
SysNodeの選択
[SysNodeの選択]画面で、Resourceを配置するSysNodeを選択し、「次へ」を選択します。
マウントポイントの選択
[マウントポイント選択]画面で、利用可能なマウントポイントで共有資源ディレクトリのマウントポイントを選択し、追加を行い、「次へ」を選択します。
属性の選択
[属性の設定]画面で、[マウントポイント]タブの「Flag」属性で、「AUTORECOVER=Yes」 に設定し、「次へ」を選択します。
登録情報の確認と登録
[登録情報の確認]画面で、[マウントポイント]タブと[Attributes]タブの情報を確認します。
[マウントポイント]タブの情報では、マウントポイントおよびFlag値を確認します。
[Attributes]タブの情報では、NeedAllのValueが[Yes] に、TimeoutのValueが[180]に設定されていることを確認します。
設定内容の確認後、「登録」を選択します
ユーザアプリケーションの登録解除
以下の手順でSystemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションの削除を行います。
注意
ユーザアプリケーションの登録削除を行う際の注意事項
Systemwalker for Oracleのリソースは、Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションに追加する必要があります。そのため、Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションがすでに作成・運用されている場合、一旦、作成済みのSystemwalker Centric Manager のユーザアプリケーション(ユーザアプリケーションのみ)を削除し、Systemwalker Centric ManagerのリソースとSystemwalker for Oracleのリソースの両方が選択されたユーザアプリケーションを再作成する必要があります。
ユーザアプリケーションの作成手順については、Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションの作成手順に準拠します。そのため、ユーザアプリケーションの作成手順に関しては、“PRIMECLUSER Wizard for Oracle導入運用手引書”を参照してください。
userApplicationの削除
Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションがすでに作成・運用されている場合、Systemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションを削除します。
[userApplication Configuration Wizard]画面で[userApplicationやResourceの削除]を選択し、「次へ」を選択します。
[userApplicationとResourceの一覧]画面で削除対象のuserApplicationを選択し、「削除」を選択します。
今回の環境設定手順ではuserApplication「CMGR」を指定します。
「削除」を実行すると、「選択されているuserApplication(CMGR)だけを削除しますか?userApplication配下の全てのResourceも削除しますか?」の問い合わせがあります。
ここでは、必ず「userApplicationのみ」を選択してください。
プロシジャリソースの登録情報の変更
Systemwalker for OracleのプロシジャリソースとSystemwalker Centric Managerのプロシジャリソースの起動順番の設定を行います。
Systemwalker for Oracleのプロシジャリソースは、Systemwalker Centric Managerのプロシジャリソース起動後に起動する必要があります。プロシジャリソースの起動順を設定するために、Systemwalker Centric ManagerのプロシジャリソースをSystemwalker for OracleのプロシジャリソースのSubApplicationに設定します。
Resourceの登録情報の変更
[userApplication Configuration Wizard]画面で[userApplicationやResourceの変更]を選択し、「次へ」を選択します。
Resourceの選択
[userApplicationとResourceの一覧]画面で[FJSVmporals_rsc]を選択し、「次へ」を選択します。
SubApplicationの設定
[登録情報の確認]画面で[Attributes]タブから、[SubApplication]を選択します。
[Resourceの関連付け]画面で、利用可能なResourceの一覧 から、Systemwalker Centric Managerの[CMGRPMON]プロシジャを選択し、「追加」を選択します。
選択されたResourceに一覧 に、リソースが追加されたことを確認し、「確認」を選択します。
登録情報の確認と登録
[登録情報の確認]画面で、設定内容(Resource名、プロシジャリソース、SubApplication名等)を確認します。
設定内容の確認後、「登録」を選択します。
ユーザアプリケーションの再作成
以下の手順でSystemwalker Centric Managerのユーザアプリケーションの再作成を行います。
userApplicationの作成
[userApplication Configuration Wizard]画面で[userApplicationの作成]を選択し、「次へ」を選択します。
userApplication名/運用形態の設定
[userApplication名と運用形態の設定]画面で、userApplication名に「CMGR」を入力し、運用形態にStandbyを選択したあと、「次へ」を選択します。
SysNodeの選択
[SysNodeの選択]画面で、Resourceを配置するSysNodeを選択し、「次へ」を選択します。
属性の設定
[属性の設定]画面でクラスタシステムの属性の設定を行い、「次へ」を選択します。
「属性の設定」では、クラスタシステムの運用形態に合わせて属性値を設定してください。なお、本属性値は、Systemwalker Centric Managerの起動・停止を管理するためにPRIMECLUSTERに設定するSystemwalker Centric Manager管理用のユーザアプリケーションの作成方法に準拠します。
設定する際は、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編”を参照してください。
Resourceの選択
[Resourceの選択]画面でuserApplicationに登録するResourceを選択し、「次へ」を選択します。
今回の環境設定手順ではSystemwalker Centric Managerのリソースに加え、Systemwalker for Oracleのリソース「FJSVmporals_rsc」と「Fsystem_SWFO」も選択します。
注意
Systemwalker Centric ManagerのProcedureリソース「CMGRPROC」、[CMGRPMON]は、FJSVmporals_rscのSubApplicationに設定されているため、選択可能なResourceとして表示されません。
登録情報の確認と登録
[登録情報の確認]画面で、設定内容(userApplication名、Resource名等)を確認します。
設定内容の確認後、「登録」を選択します。