クラスタシステムがPRIMECLUSTERである場合の設定方法について説明します。
参照
PRIMECLUSTERの[Web-Based Admin View]を使用したクラスタサービスの起動/停止、アプリケーションリソースの操作、状態遷移プロシジャの操作およびユーザアプリケーションの操作の詳細については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”、“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書”等を参照してください。
環境設定を実行する際は、スーパーユーザで実行する必要があります。
以下に設定手順を図に示します。
本項の設定手順では、以下のように構成されているクラスタシステムに対してSystemwalker for Oracleのクラスタ環境設定を実施する場合を例としています。
[表1-1:ユーザアプリケーションに登録されているリソース情報(Systemwalker Centric Manager)]
ユーザアプリケーション名 | CMGR | |
リソース | Fsystem リソース (Local File Systems) | Lfs_CMGR (リソース名) [ 構成するマウントポイント ] ■共有資源パーティションのマウントポイント → /SW_DB ■RDB管理情報専用パーティションのマウントポイント → /SWFWDB |
プロシジャ リソース | ProcApp_CMGR (リソース名) [ 構成するプロシジャ ] ■プロシジャ1→CMGRPROC ■プロシジャ2→CMGRPMON |
クラスタシステムに登録するSystemwalker for Oracleのリソース情報には以下の情報を設定してください。
[表1-2:ユーザアプリケーションに登録するリソース情報(Systemwalker for Oracle)]
[Solarisの場合]
リソース | Fsystemリソース (Local File System) | Fsystem_SWFO (リソース名) [ 構成するマウントポイント ] ■ SWFO共有資源パーティションのマウントポイント →/swfo-share |
プロシジャリソース | FJSVmporals_rsc (リソース名) [ 状態遷移プロシジャリソースキー名 ] FJSVmporals [ 状態遷移プロシジャ名 ] FJSVmporals.proc [ 状態遷移プロシジャファイルパス ] /opt/FJSVmpor/sample/cluster/als/PrimeCLUSTERals.proc |
[Linuxの場合]
リソース | Fsystemリソース (Local File System) | [ 構成するマウントポイント ] ■ SWFO共有資源パーティションのマウントポイント →/swfo-share |
プロシジャリソース | [ 状態遷移プロシジャリソースキー名 ] FJSVmporals [ 状態遷移プロシジャ名 ] FJSVmporals.proc [ 状態遷移プロシジャファイルパス ] /opt/FJSVmpor/sample/cluster/als/PrimeCLUSTERals.proc |
注意
クラスタリソースが登録されているユーザアプリケーションをRMS Configuration Wizard の turnkey wizard “WIZSTANDBY”を使用して設定している場合、アプリケーションリソース名にはProApp_USER_APP1等の一意な名前がSystemwalker for Oracleのアプリケーションリソース追加操作時にクラスタシステムによって設定されます。