機能説明
運用管理サーバ上で、インストールレス型エージェント監視を行うためのSystemwalker for Oracleの環境設定または環境解除を行います。
コマンド形式
コマンド形式を以下に示します。
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -s [情報資源格納先ディレクトリ名] <ENTER> |
【Windows版】
mporalssetup.exe -s [情報資源格納先フォルダ名] <ENTER> |
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -s [情報資源格納先ディレクトリ名] -k { active | inactive } <ENTER> |
【Windows版】
mporalssetup.exe -s [情報資源格納先フォルダ名] -k { active | inactive } <ENTER> |
オプション
インストールレス型エージェント監視の環境設定を行います。
情報資源格納先ディレクトリ名は、省略可能です。指定する場合、Systemwalker for Oracleのインストールレス型エージェント監視の情報資源を格納するディレクトリパス名を指定します。
運用管理サーバがクラスタ環境の場合は、共有ディスクのディレクトリパス名を指定します。
インストールレス型エージェント監視の環境解除を行います。
情報資源格納先ディレクトリ内のインストールレス型エージェント監視の情報も削除されます。
運用管理サーバがクラスタ環境の場合、必須オプションとなります。
運用系/待機系ノードの指定を以下のパラメタと組み合わせて使用します。
運用系ノードの指定
待機系ノードの指定
実行に必要な権限/実行環境
【UNIX版】
運用管理サーバ上で実行します。
スーパーユーザで実行する必要があります。
【Windows版】
運用管理サーバ上で実行します。
Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
ポイント
SELinuxのタイプ変更について
Red Hat Enterprise Linux 6/Red Hat Enterprise Linux 7の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
SELinuxポリシー適用コマンドが実行済みである場合、Systemwalker for Oracleがアクセスするファイル/ディレクトリに対してSELinuxのタイプ変更が行われます。
SELinuxポリシー適用コマンドが実行されていない場合、SELinuxのタイプ変更は行われません。
[SELinuxポリシー適用コマンドが実行済みである場合]
-------------------------------------------------- Starts changing the SELinux Type. The SELinux Type has been changed successfully. --------------------------------------------------
[SELinuxポリシー適用コマンドが実行されていない場合]
-------------------------------------------------- Starts changing the SELinux Type. The SELinux type of change was not needed. --------------------------------------------------
注意
情報資源格納先ディレクトリ名の指定を省略した場合、以下が情報資源格納先ディレクトリパス名となります。
以下の製品インストールディレクトリ
【UNIX版】
/opt/FJSVmpor
【Windows版】
Systemwalkerインストールフォルダ\MpWalker.or
マネージャクラスタ環境設定コマンドで指定された共有ディレクトリ配下の「als」ディレクトリ
-d オプションを指定した場合、情報資源格納先ディレクトリ内のインストールレス型エージェント監視の情報が削除されます。情報が必要な場合は事前にインストールレス型エージェント監視情報のバックアップを行ってください。
情報資源格納先ディレクトリには存在するディレクトリを絶対パスで指定してください。"."、".."を含む相対パスで指定することはできません。また、以下の条件に該当するディレクトリは情報資源格納先ディレクトリとして指定することはできません。
製品インストールディレクトリ配下に作成されているディレクトリ
直下に「als」ディレクトリが存在するディレクトリ
ディレクトリ名に空白文字を含むディレクトリ
/tmpなどのメモリファイルシステム等、システムの再起動により消失されるディレクトリ
システムのルートディレクトリ(/)[UNIX]
情報資源格納先ディレクトリ内のファイルはSystemwalker for Oracleの動作中に削除されることがあるため、情報資源格納先ディレクトリは他で使用しないものを指定してください。
「情報資源格納先ディレクトリ名」の最後には、スラッシュ(/)を指定しないでください。
例
使用例
【UNIX版】
運用管理サーバが非クラスタ環境の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -s /work/swfo_als <ENTER> |
運用管理サーバが非クラスタ環境の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(運用系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -s /work/swfo_als -k active <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(待機系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -s /work/swfo_als -k inactive <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(運用系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d -k active <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(待機系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
# /opt/FJSVmpor/bin/mporalssetup -d -k inactive <ENTER> |
【Windows版】
運用管理サーバが非クラスタ環境の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
mporalssetup.exe -s d:\swfo_als <ENTER> |
運用管理サーバが非クラスタ環境の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
mporalssetup.exe -d <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(運用系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
mporalssetup.exe -s d:\swfo_als -k active <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(待機系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境設定を行う
mporalssetup.exe -s d:\swfo_als -k inactive <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(運用系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
mporalssetup.exe -d -k active <ENTER> |
運用管理サーバがクラスタ環境(待機系ノード)の場合、インストールレス型エージェント監視の環境解除を行う
mporalssetup.exe -d -k inactive <ENTER> |