バッチ実行機能は、ジョブを安定稼働するための環境を提供します。
バッチ実行機能は、バッチ受付機能からジョブの実行依頼、またはジョブのキャンセル操作の依頼を受け付け、ジョブの実行結果をバッチ受付機能に通知するまで、ジョブを管理します。
バッチ実行機能は、以下のとおりです。
バッチワークユニットの監視
バッチワークユニットのプロセス多重度を監視し、バッチアプリケーションを実行していないプロセスに対して、バッチ受付機能よりジョブの実行依頼を受け付けます。
また、ジョブを安定稼働するためにバッチワークユニットの稼働状況を監視し、バッチワークユニットの異常状態を早い段階で検知し、ジョブの多重度をバッチ受付機能に通知します。
ジョブのジョブステップの実行制御
ジョブのジョブステップの実行制御は、イニシエータとバッチワークユニットで実施します。イニシエータは、ジョブ全体を制御し、バッチワークユニットは、各ジョブステップを順に実行します。
バッチアプリケーションで使用する環境変数の管理
ジョブステップの実行前に、バッチジョブ定義で定義されたジョブ全体に関する環境変数、およびジョブステップで使用する環境変数を設定します。
ジョブ定義内の環境変数の優先度は、以下のとおりです。
資源定義の資源名 > バッチアプリケーション定義の環境変数定義 > ジョブ定義の環境変数 > バッチワークユニットの環境変数 |
ポイント
バッチワークユニットの環境変数は、Interstageの起動時(isstartコマンド実行時)の環境変数をベースに、ワークユニット定義ファイルに設定した環境変数を上書き設定した環境変数となります。
実行中ジョブのキャンセル
ジョブのキャンセル操作は、バッチサーバで行います。バッチ実行機能は、実行中のジョブステップを中断し、後続ジョブステップを実行せずにジョブを終了させます。