保守情報の採取方法について説明します。
保守情報は、保守情報収集ツールで採取します。【保守情報収集ツール】ダイアログボックスに、必要な項目を設定して実行します。実行には管理者の権限が必要です。
保守情報収集ツールの操作方法については、“11.1.2.1 保守情報収集ツールを使用する <Windows版の場合のみ>”を参照してください。
注意
保守情報を収集できなかった場合の注意事項
保守情報の収集に失敗した場合は、実行結果画面に、収集できなかった資料と格納先が表示されますので、手動で採取してください。
保守情報は、lw_swcolinfコマンドにより収集します。画面は表示されません。lw_swcolinfコマンドはスーパーユーザの権限で実行してください。
lw_swcolinfコマンドによって、以下の保守情報が採取されます。
リスト管理サーバの保守情報
Web連携機能の保守情報
保守情報は、FJQSS、またはList Worksのコマンドにより採取します。
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVqstl/fjqss_collect
→ 調査資料を採取する製品の番号を指定して、[Enter]を入力します。
表示される画面の指示に従い、"Y[Enter]"を入力します。
→ 資料採取が完了すると、調査資料の出力先ディレクトリが表示されます。
スーパーユーザで、lw_swcolinfコマンドを実行します。以下のように、保守情報の採取先となるディレクトリを指定します。
# lw_swcolinf -o 保守情報格納場所ディレクトリ
スーパーユーザで、lwgw_swcolinfコマンドを実行します。以下のように、保守情報の採取先となるディレクトリを指定します。
# lwgw_swcolinf -o 保守情報格納場所ディレクトリ
注意
lw_swcolinfコマンドとlwgw_swcolinfコマンドの両方を使用し、リスト管理サーバ、Web連携の保守情報を採取する場合は、保守情報格納場所ディレクトリには同じ場所を指定しないでください。
保守情報の格納先は、ext3またはext4ファイルシステムを指定してください。
保守情報の格納先にルートディレクトリ「/」を指定しても、情報は出力されません。
lw_swcolinfコマンド、またはlwgw_swcolinfコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
操作手順
List Worksサーバ、List Worksクライアント、アプリケーションサーバ、またはWebサーバで、以下の手順で操作します。ターミナルサービスを使用している場合は、システムモードをインストールモードに切り替えておきます。
【スタート】メニューの【すべてのプログラム】-【List Works】-【保守ツール】-【保守情報収集ツール】をクリックします。
→【保守情報収集ツール】ダイアログボックスが表示されます。
【採取】タブをクリックします。
「コンポーネント」、「情報格納先」および「コメント」を指定して、【実行】ボタンをクリックします。
→保守情報収集ツールのメッセージダイアログボックスが表示されます。
【OK】ボタンをクリックします。
保守情報収集ツールが実行されます。実行結果を確認します。
エラーの場合は、表示されたエラーメッセージに従って手動で採取してください。
【OK】ボタンをクリックします。
こんな場合は
圧縮されたファイルから、必要なファイルだけを再圧縮したい場合
圧縮されたファイルから、必要なファイルだけを再圧縮できます。ファイルサイズを小さくしたい場合も有効です。
保守情報収集ツールの【情報一覧/再圧縮】タブをクリックします。
再圧縮したい圧縮ファイルを1つ選択し、ダブルクリック、または【詳細】ボタンをクリックします。
→【保守情報収集ツール 再圧縮】ダイアログボックスが表示されます。
再圧縮したいディレクトリまたはファイルをチェックします。また、必要に応じて再圧縮先を変更します。
【実行】ボタンをクリックします。
→再圧縮され、【情報一覧/再圧縮】タブが表示されます。
ポイント