エリアIDによる保護を行うと、可搬媒体に複写した帳票の参照を、同じエリアIDのクライアントだけに限定できます。そのため、帳票の流通範囲を超えて不当に流出するのを防ぐことができます。
エリアIDによる保護は、以下の運用で有効なセキュリティ機能です。
クライアントサーバ運用時のクライアントに複写した帳票を参照するとき
スタンドアロン運用時の可搬媒体に複写した帳票を参照するとき
ファイリングした帳票をクライアントで参照するとき
エリアIDは以下の箇所で設定します。
クライアントに複写した帳票や可搬媒体に複写した帳票を参照するとき
List Worksクライアント環境設定で設定します。帳票を複写したList WorksクライアントのエリアIDと一致していないと帳票を参照することはできません。
ファイリングした帳票をクライアントで参照するとき
ファイリングフォルダ(グループフォルダ)の設定時に、ファイリングする保管フォルダに対してエリアIDを設定します。このときに設定するエリアIDは、ファイリング結果を参照するList WorksクライアントのエリアIDと一致させる必要があります。一致していないと帳票を参照することはできません。
リスト管理サーバの環境設定、List Worksクライアントの環境設定、ファイリングフォルダ(グループフォルダ)の作成については、“セットアップガイド”および“設計・運用ガイド”を参照してください。
注意
エリアID名として指定する文字について、英大文字と英小文字は違う文字として区別されますので、設定時は注意が必要です。