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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能コマンドリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

4.1.4 lwfndtgtコマンド

Webクライアント上での【帳票の検索】画面における、検索する対象範囲(抜き出し検索範囲)の一覧を設定、削除または出力します。設定は、次回のログイン後に反映されます。(List Worksサービスの再起動は不要です。)

また、リスト管理サーバに設定されている抜き出し検索範囲名を、CSVファイルに出力できます。

管理者だけが実行できます。

 抜き出し検索範囲を利用した検索を行うための準備など、機能の詳細については、“設計・運用ガイド”を参照してください。

注意

  • 本コマンドを実行するときは、すべてのユーザがリスト管理サーバに接続していない状態で行うことを推奨します。ユーザのログインと、本コマンドによる操作のタイミングが重なった場合、内部的に項目取得の処理がリトライされる可能性があります。

  • ファイルのパスは、絶対パスで指定してください。相対パスで指定した場合は、エラーになります。

  • ファイルのパスは、半角英数字および半角記号で指定してください。全角文字を指定するとエラーになります。

形式

lwfndtgt {-iimport_file | -r | -eexport_file | -ooutput_file | -a }

空白または記号文字を含むパスや文字列を指定する場合には、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。


説明

-i

設定する検索範囲一覧の設定ファイルを、半角256文字以内の物理パス(絶対パス)で指定します。すでに設定されている場合は、それを削除して、新たに指定されたファイルの内容が設定されます。

検索範囲一覧の設定ファイルが、編集規約に従った記述形式でなく、誤りがある場合は、エラーとなります。

 検索範囲一覧の設定ファイルの形式については、“設計・運用ガイド”を参照してください。
-r

設定されている、検索する対象範囲(抜き出し検索範囲)の一覧を削除します。

-e

設定されている、検索する対象範囲(抜き出し検索範囲)の一覧を、検索範囲一覧の設定ファイルと同じ形式で出力します。半角256文字以内の物理パス(絶対パス)で指定します。

指定したパスのファイルがすでに存在している場合は、エラーとなります。

-o

リスト管理サーバに設定されている抜き出し検索範囲名の一覧を、CSV形式でファイルに出力します。半角256文字以内の物理パス(絶対パス)で指定します。

指定したパスのファイルがすでに存在している場合は、エラーとなります。

出力されるCSVファイルの形式は、以下のとおりです。

オーバレイ名(注1),オーバレイの世代名(注2),帳票名(注3),抜き出し検索範囲名

注1:オーバレイがない帳票の場合には、“%LV%”が出力されます。
注2:オーバレイを履歴管理/世代管理している場合に出力されます。
注3:オーバレイを帳票名ごとに保存している場合に出力されます。

出力例
オーバレイ名,世代名,帳票名,抜き出し検索範囲名
オーバレイA,,,範囲名1
オーバレイA,,帳票X,範囲名2
オーバレイB,2014011500000000,帳票Y,範囲名3
-a

オーバレイの世代管理方法を変更した場合、および旧バージョンから移行した帳票項目・オーバレイ位置保存ファイルにある抜き出し検索範囲を、-oオプションを使用して出力する場合に使用します。

リスト管理サーバの以下の格納場所にある抜き出し検索範囲を対象に、一覧を再作成します。

  • 帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル格納ディレクトリ

  • オーバレイ世代管理用ディレクトリ


復帰値

0

正常

0以外

異常


使用例

検索する対象範囲の一覧を設定する場合
Windows版の場合(「C:\listworks\data\fndtgt.dat」ファイルから一覧を設定する場合)
lwfndtgt -iC:\listworks\data\fndtgt.dat
Solaris版/Linux版の場合(「/listworks/data/fndtgt.dat」ファイルから一覧を設定する場合)
lwfndtgt -i/listworks/data/fndtgt.dat
検索する対象範囲の一覧を削除する場合
lwfndtgt -r
検索する対象範囲の一覧をファイルに出力する場合
Windows版の場合(「C:\listworks\data\fndtgt.dat」ファイルに出力する場合)
lwfndtgt -eC:\listworks\data\fndtgt.dat
Solaris版/Linux版の場合(「/listworks/data/fndtgt.dat」に出力する場合)
lwfndtgt -e/listworks/data/fndtgt.dat
リスト管理サーバに設定されている抜き出し検索範囲名の一覧をファイルに出力する場合
Windows版の場合(「C:\listworks\data\alltgt.dat」に出力する場合)
lwfndtgt -oC:\listworks\data\alltgt.dat
Solaris版/Linux版の場合(「/listworks/data/alltgt.dat」に出力する場合)
lwfndtgt -o/listworks/data/alltgt.dat