指定した保管フォルダ内の帳票数をチェックするコマンドです。帳票数が指定の個数を超えていた場合は、システムログに警告メッセージを出力します。詳細な情報(実行結果)は、実行履歴に出力されます。スーパーユーザだけが実行することができます。
本コマンドを、Linuxシステムの起動時や定刻に実行するように登録することによって、定期的に保管フォルダ内の帳票数を自動監視することができます。
コマンドの登録方法については、Linuxシステムのマニュアルを参照してください。
形式
lvchklsn [-fdir] [-nnum] [-s] [-l]
空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。
説明
帳票数をチェックする保管フォルダのディレクトリを、dirに半角260文字以内(全角130文字以内)の論理パスで指定します。指定した保管フォルダの帳票数がチェックの対象になります。指定しない場合は、第一階層の保管フォルダすべてがチェックの対象になります。
保管フォルダの論理パスの指定方法については、“保管フォルダの論理パスについて”を参照してください。
注意
指定しない場合、List Worksの予約語名の保管フォルダ(NFORM-FOLDER-CWXNFORMRCVLWK)内の帳票も監視対象となります。
保管フォルダ「NFORM-FOLDER-CWXNFORMRCVLWK」に格納された帳票数を無視する場合は、帳票数をチェックする保管フォルダのディレクトリを指定してください。
システムログに警告メッセージを出力する基準となる帳票数を、numに1~10000(限界値)の範囲で指定します。指定しない場合は、List Worksとしての推奨値である2000を指定したとみなします。
最下層の保管フォルダまでチェックする場合に指定します。指定しない場合は、-fオプションで指定した保管フォルダの帳票数だけをチェックします。
-fオプションを指定せず、-sオプションを指定した場合は、リスト管理サーバ内のすべての保管フォルダに対して、帳票数をチェックします。
実行履歴に実行結果をすべて出力する場合に指定します。帳票数が指定値を超えていた場合だけでなく、チェックした保管フォルダすべての実行結果を出力します。
指定しない場合は、指定値を超えている保管フォルダの実行結果だけが出力されます。
復帰値
警告なし
帳票数が指定値または推奨値を超えたフォルダが存在する
異常
使用例
保管フォルダ(/lw/data/営業部)と配下の保管フォルダすべての帳票数について、各々2500帳票を超えているかをチェックします。実行結果をすべて実行履歴に出力します。
# lvchklsn -f/lw/data/営業部 -n2500 -s -l
リスト管理サーバ内のすべての保管フォルダについて、推奨値である2000帳票を超えているかをチェックします。帳票数が推奨値を超えている保管フォルダの実行結果だけを実行履歴に出力します。
# lvchklsn -s