指定した実行履歴ファイルの改ざんチェックを行うコマンドです。チェックする実行履歴ファイルの文字はシフトJISコードです。スーパーユーザだけが実行することができます。
本コマンドを実行することで、改ざんされていた場合に以下のことが分かります。
行単位での改ざん/削除があるか
改ざん/削除されている行
改ざんを検知した時点でメッセージを標準出力に出力します。改ざんチェックは、実行履歴ファイルの最後まで行います。
参考
実行履歴ファイルの退避、本コマンドの起動を、シェルとして作成して実施する運用を推奨します。
形式
lvchklog -fpath
空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。
説明
改ざんチェックを行う実行履歴ファイルのファイル名を、pathに半角256文字以内の物理パスで指定します。必須項目です。
注意
改ざんチェックは、サーバ動作環境ファイルに「LOG-DETECT-MODE=1」を設定して登録したあと、世代が切り替わった実行履歴ファイルが対象となります。
「LOG-DETECT-MODE=1」を設定していない状態で取られている実行履歴ファイルに対して、改ざんチェックを行うとエラーになります。
改ざんチェックを行う際は、List Worksサービスを停止する必要があります。または、対象の実行履歴ファイルを退避して、退避した実行履歴ファイルに対して本コマンドを実行してください。
改ざんチェックを行う実行履歴ファイル名に、半角英数字以外の文字を指定した場合、動作は保証されません。
復帰値
改ざんされていない
改ざんされている
異常
使用例
「/lw/data」配下に退避した実行履歴ファイル(ListLog.csv)に対して、改ざんチェックを実施します。
# lvchklog -f/lw/data/ListLog.csv