保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を定義するコマンドです。スーパーユーザだけが実行することができます。
物理パスと論理パスの対応関係の定義により、帳票の登録で振り分け先として物理パスが指定された場合に、対応付けられている論理パスの保管フォルダに振り分けられます。
注意
本コマンドによる作業は、運用を開始する前に実施しておく必要があります。ただし、旧版から移行した保管フォルダに関しては、すでに対応関係が定義されているため、旧版で存在しなかった保管フォルダや保管フォルダの構成を変更した場合などに本コマンドを使用して定義を追加する必要があります。
対応定義がされていない物理パスを指定して帳票の登録を行った場合は、登録エラーとなります。
本コマンドを利用して対応関係を定義した場合は、List Worksサービスの再起動で反映されます。
本コマンドは、対応関係を定義するコマンドであり、実際の物理ディレクトリ、List Works上の保管フォルダは作成されません。
形式
lvsetpth -ppath -ldir
空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「’ ’」で囲みます。「’ ’」は長さに含みません。
説明
対応関係を定義する保管フォルダの物理パスを、pathに185バイト以内で指定します。必須項目です。
指定できない文字については、“解説書”を参照してください。
指定した物理パスがすでに論理パスとの対応関係に定義されている場合は、定義は追加されません。
指定した物理パスが指すディレクトリの有無はチェックしません。
対応関係を定義する保管フォルダの論理パス(形式1)を、dirに185バイト以内で指定します。必須項目です。指定する論理パスは、「/」で始まるように記述してください。
保管フォルダの論理パス(形式1)の指定方法については、“保管フォルダの論理パスについて”を参照してください。 指定できない文字については、“解説書”を参照してください。
指定した論理パスがすでに物理パスとの対応関係に定義されている場合は、定義は追加されません。
指定した論理パスの保管フォルダが存在しない状態で、その保管フォルダに帳票を登録すると、エラーになります。
指定した論理パスが指す保管フォルダの有無はチェックしません。
復帰値
正常
警告
オプションエラー
その他のエラー
使用例
保管フォルダの物理パス「/lw_data/eigyoubu/1eigyou」と論理パス「/営業部/第一営業部」の対応関係を定義します。
# lvsetpth -p/lw_data/eigyoubu/1eigyou -l/営業部/第一営業部