本コマンドは、採取されているトレースデータがトレースバッファサイズの上限を超えそうになったとき、トレースデータを自動的にファイルに保存する機能を制御するためのコマンドです。
注意
採取されたトレース情報ファイルにはネットワーク上の通信データ内容が含まれます。ファイルの取り扱いには注意してください。
参考
本製品のインストール直後は、トレースデータを自動的にファイルに保存する機能は無効に設定されています。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
注意
コマンドプロンプトを起動するときは「管理者として実行...」を選択してください。許可を求められた場合は、操作の続行を許可するか、管理者アカウントのパスワードを入力します。
本コマンドの処理が完了したら、セキュリティのためコマンドプロンプトを終了させてください。
> CSTRCLOG コマンド名 [パラメタ]
> CSTRCLOG | コマンドの使用方法を表示します。 |
> CSTRCLOG STATUS | トレースログのファイル保存の設定情報を表示します。 |
> CSTRCLOG ON | トレースログのファイル保存を開始します。なお、保存される1つのファイルサイズはトレースバッファサイズとほぼ同じになります。 |
> CSTRCLOG OFF | トレースログのファイル保存を中止します。 |
> CSTRCLOG PATHNAME <フォルダ名> 例:CSTRCLOG PATHNAME | 保存するファイルの格納フォルダを設定します。 |
> CSTRCLOG FILENAME <ファイル名> 例:CSTRCLOG FILENAME trace | 保存するファイルの名前を設定します。 |
> CSTRCLOG FILECOUNT <ファイル数> 例:CSTRCLOG FILECOUNT 20 | 保存するファイルの数を1~999の範囲で設定します。指定個数分採取した場合、001から再度採取されます。 |
> CSTRCLOG REGLIST | 次回起動時から有効になる設定情報を表示します。 |
> CSTRCLOG REGSET ON | 次回起動時からトレースログのファイル保存を開始するように設定します。 |
> CSTRCLOG REGSET OFF | 次回起動時からトレースログのファイル保存をしないように設定します。 |
> CSTRCLOG REGSET PATHNAME <フォルダ名> | 次回起動時に保存するファイルの格納フォルダを設定します。指定するフォルダはあらかじめ作成しておく必要があります。なお、<フォルダ名>を指定するとき、末尾に「\」を付与しないでください。 |
> CSTRCLOG REGSET FILENAME <ファイル名> | 次回起動時に保存するファイルの先頭の名前を設定します。 |
> CSTRCLOG REGSET FILECOUNT <ファイル数> | 次回起動時に保存するファイル数を1~999の範囲で設定します。 |
参考
トレースバッファサイズや採取するトレース情報を変更する場合は、「4.2 トレースコマンド」をご覧ください。
本コマンドで利用するメモリ使用量やディスク使用量については、「付録F トレース機能の利用について」をご覧ください。