データベース容量の見積りと環境作成については、以下を参照してください。
なお、データベースは、“4.3 アプリケーションサーバ環境の設計”を参照してアプリケーションサーバの環境を設計してから、データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenv)で対話的に容量を見積もりながら作成します。その後、システム構築シートで出力された情報を元に、設定値をチューニングします。システム構築シートの使用方法については、“9.4 システム構築シートの入力”を参照してください。設定値については、“■データベースの設定(Symfowareの場合)の表示”または“■データベースの設定(Oracleの場合)の表示”を参照してください。その他の見積り項目は、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベースの設定(Symfoware/RDBを使う場合)”または“データベースの設定(Oracleを使う場合)”を参照して決定します。
ポイント
システム構築シートは、環境構築を支援するMicrosoft Excel形式のツールです。オンラインマニュアルのDVD内に、\manual\ApplicationServer\tuning\INTS-BAS-SystemSetupSheet.xlsとして提供されています。
本製品では、データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenv)を利用して環境作成を行う場合、以下の表の値で環境を作成することを推奨します。システムが小規模であり、見積った値が表の値より小さい場合でも、運用中の資源不足を回避するために以下の表の値を適用してください。データベース環境セットアップコマンドにおける初期値は以下の表の値になっているため、コマンド実行中に問い合わせされた項目の値を変更しない場合、推奨する構成で環境が作成されます。システムが大規模であり、見積った値が下記の値より大きい場合は、各項目の値を変更して問題ありませんが、メッセージ長は2048KBを上限として設定してください。
項目 | 初期値 | 初期値 | 初期値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
フロー定義の最大数 | 100 | 100 | 100 |
|
配置アクティビティの最大数 | 20 | 20 | 20 |
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関数またはメソッドの平均数 | 5 | 5 | 5 |
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メッセージ長 | 16(KB) | 16(KB) | 16(KB) | 設定値を変更する場合、2048(KB)以下の値とすることを推奨します。 |
メッセージの最大数 | - | 3000 | 3000 |
|
イベントチャネルの最大数 | - | 30 | 30 |
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総イベントチャネル数 | - | 30 | 30 |
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平均補償ルート情報数 | - | 5 | 5 |
|