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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編
FUJITSU Software

12.1 資源配付のトラブル調査資料の採取について

対象バージョンレベル

対処方法

保守情報収集ツールで、採取可能な必要情報の採取を行い、異常が発生しているサーバ、クライアント、または運用管理クライアントにて、以下の表に示す資料を採取してください。

表12.1 サーバ(Windows版)で採取するトラブル調査資料

分類

取得情報

取得ファイル

取得方法

備考

システムの情報

イベントログ

以下のイベントログ種別を保存したテキストファイル
・アプリケーション ログ
・システム ログ

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[イベントビューア]でファイルに保存します。
保存する際にはtext形式を選択してください。

  

システム情報(MS診断レポート)

すべてのシステム情報(MS診断レポート)を保存したテキストファイル

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[コンピュータの管理]で“システム情報”をテキストファイルに保存します。
Windows NTの場合はWindows NT診断プログラムよりファイルに保存します。

  

Dr.ワトソンログ

Dr.ワトソンの以下のログファイル
・user.dmp
・drwtsn32.log

Dr.ワトソンで設定しておきます。
drwtsn32.exeで設定したディレクトリにuser.dmpおよびdrwtsn32.logが作成されます。

  

資源配付機能の情報

共通トレース

共通トレース採取先(システムインストールディレクトリ\f3cvgtad)配下のMpDrmssv*ファイル

自動的に常時採取されます。

  

drmslookコマンドの標準出力結果

drmslookコマンドの標準出力結果

以下のコマンドを実行してファイルを採取します。
drmslook debug > ファイル名

  

オペレーションログ

drms_op.logファイル

自動的に常時採取されます。
drmslookコマンドを実行すると、コマンド実行時のカレントディレクトリにdrms_op.logファイルが出力されます。

V5.0L30以降

drmslst情報

以下のコマンドの出力リスト
drmslst -a sys -G
drmslst -a sys -k cl -Y all
drmslst -a conf -C other

それぞれのコマンドの標準出力結果を採取します。

  

drmsmngi.logファイル

drmsmngi.logファイル

drmsmngiコマンドを実行します。以下の場所にdrmsmngi.logファイルが出力されます。
・drmsmngiコマンド実行カレントディレクトリ

  

DRMS管理ファイルディレクトリのツリー情報

DRMS管理ファイルディレクトリに対するtree表示コマンドの標準出力結果

以下のコマンドの標準出力結果を採取します
・dir DRMS管理ファイルディレクトリ /s
  なお、DRMS管理ファイルディレクトリはDRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定している場所です。

  

etcディレクトリ

%drmsroot%\etcディレクトリ

特別な設定は不要です。

  


強制配付定義ファイル

・%drmsroot%\bin\clsys.txtファイル

・%drmsroot%\bin\grpsysファイル

強制配付運用時だけ採取します。
特別な設定は不要です。

  

レコーディング情報

・%drmsroot%\bin\f3cqncom.iniファイル
・%drmsroot%\bin\recordディレクトリ
・レコーディングに使用したpkgファイル

リモートインストール運用時だけ採取します。
特別な設定は不要です。

  

リモートインストール機能のトレース情報

nwizlog.iniファイルで指定したアウトプットファイル

リモートインストール運用時だけ採取します。
採取方法については、“調査資料の採取方法”の“リモートインストールでトラブが発生した場合の調査資料の採取方法”を参照してください。

現象の再現時に取得

アべンドトレース情報(report.drmファイル)

report.drmファイル

特別な設定は不要です。
%drmsroot%\bin\report.drmファイルとして自動採取されます。

  

サーバのトレース情報

任意指定ファイル

採取方法については、“調査資料の採取方法”の“資源配付サーバのトレース情報の採取方法”を参照してください。

現象の再現時に取得

備考.

採取場所は資源配付サーバ(Windows版)がインストールされているコンピュータです。

表12.2 サーバ(UNIX版)で採取するトラブル調査資料

分類

取得情報

取得ファイル

取得方法

備考

システムの情報

シスログ

デフォルトでは、以下のファイル群
Solaris: /var/adm/messages*
Linux: /var/log/messages*

/etc/syslog.confで指定しているメッセージ出力先ファイルを取得します。

  

coreファイル

coreファイル

設定は不要てす。
coreファイルはプログラム実行カレントに生成されますので、findコマンドで場所を検索します。
# find / -type f -name core -print
また、coreファイルが資源配付のものかどうかは以下のコマンドで確認できます。
# file core

  

sysdefコマンドの標準出力結果

sysdefコマンドの標準出力結果

sysdefコマンドの標準出力結果を採取します。

Solarisだけ

pkginfo -l コマンドの標準出力結果

pkginfo -l コマンドの標準出力結果

pkginfo -l コマンドの標準出力結果を採取します。

Solarisだけ

showrev -aコマンドの標準出力結果

showrev -aコマンドの標準出力

showrev -aコマンドの標準出力結果を採取します。

Solarisだけ

資源配付機能の情報

共通トレース

/var/opt/FJSVftlc/trc配下のMpDrmssv*ファイル

自動的に常時採取されます。

  

drmslookコマンドの標準出力結果

drmslookコマンドの標準出力結果

以下のコマンドを実行してファイルを採取します。
drmslook debug > ファイル名

  

オペレーションログ

drms_op.logファイル

自動的に常時採取されます。
drmslookコマンドを実行すると、コマンド実行時のカレントディレクトリにdrms_op.logファイルが出力されます。

5.2以降

drmslst情報

以下のコマンドの出力リスト
drmslst -a sys -G
drmslst -a sys -k cl -Y all
drmslst -a conf -C other

それぞれのコマンドの標準出力結果を採取します。

  

drmsmngi.logファイル

drmsmngi.logファイル

drmsmngiコマンドを実行します。以下の場所にdrmsmngi.logファイルが出力されます。
・/tmp

  

DRMS管理ファイルディレクトリのツリー情報

DRMS管理ファイルディレクトリに対するtree表示コマンドの標準出力結果

以下のコマンドの標準出力結果を採取します
・ls -lR DRMS管理ファイルディレクトリ
  なお、DRMS管理ファイルディレクトリはDRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定している場所です。

  

etcディレクトリ

資源配付インストールディレクトリ/etcディレクトリ

特別な設定は不要です。

  

500メッセージ発生時情報
(drms_logディレクトリ)

drms_logディレクトリ

特別な設定は不要です。
DRMS編集ファイルのwork_dirオプションで設定したディレクトリ配下のdrms_logディレクトリを採取します。

  

サーバのトレース情報

任意指定ファイル

採取方法については、“調査資料の採取方法”の“資源配付サーバのトレース情報の採取方法”を参照してください。

現象の再現時に取得

備考.

採取場所は資源配付サーバ(UNIX版)がインストールされているコンピュータです。

表12.3 運用管理クライアントで採取するトラブル調査資料

分類

取得情報

取得ファイル

取得方法

備考

システムの情報

イベントログ

以下のイベントログ種別を保存したテキストファイル
・アプリケーション ログ
・システム ログ

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[イベントビューア]でファイルに保存します。
保存する際にはtext形式を選択してください。

  

システム情報(MS診断レポート)

すべてのシステム情報(MS診断レポート)を保存したテキストファイル

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[コンピュータの管理]で“システム情報”をテキストファイルに保存します。
Windows NTの場合はWindows NT診断プログラムよりファイルに保存します。

  

Dr.ワトソンログ

Dr.ワトソンの以下のログファイル
・user.dmp
・drwtsn32.log

Dr.ワトソンで設定しておきます。
drwtsn32.exeで設定したディレクトリにuser.dmpおよびdrwtsn32.logが作成されます。

  

資源配付機能の情報

drmslookコマンドの標準出力結果

drmslookコマンドの標準出力結果

以下のコマンドを実行してファイルを採取します。
%drmsroot%\bin\drmslook debug > ファイル名

  

etcディレクトリ

%drmsroot%\etcディレクトリ

特別な設定は不要です。

  

レコーディング情報

・%drmsroot%\bin\f3cqncom.iniファイル
・%drmsroot%\bin\recordディレクトリ
・レコーディングに使用したpkgファイル

UNIX版のリモートインストール運用時だけ採取します。
特別な設定は不要です。

UNIX版のみ

アべンドトレース情報(report.drmファイル)

report.drmファイル

特別な設定は不要です。
%drmsroot%\bin\report.drmファイルとして自動採取されます。

  

備考.

採取場所は運用管理クライアントがインストールされているコンピュータです。

表12.4 クライアントで採取するトラブル調査資料

分類

取得情報

取得ファイル

取得方法

備考

システムの情報

イベントログ

以下のイベントログ種別を保存したテキストファイル
・アプリケーション ログ
・システム ログ

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[イベントビューア]でファイルに保存します。
保存する際にはtext形式を選択してください。

Windows 9x系は採取不可

システム情報(MS診断レポート)

すべてのシステム情報(MS診断レポート)を保存したテキストファイル

[コントロールパネル]の[管理ツール]の[コンピュータの管理]で“システム情報”をテキストファイルに保存します。
Windows NTの場合はWindows NT診断プログラムよりファイルに保存します。

Windows 9x系は採取不可

Dr.ワトソンログ

Dr.ワトソンの以下のログファイル
・user.dmp
・drwtsn32.log

Dr.ワトソンで設定しておきます。
drwtsn32.exeで設定したディレクトリにuser.dmpおよびdrwtsn32.logが作成されます。

  

資源配付機能の情報

リモートインストール機能のトレース情報

nwizlog.iniファイルで指定したアウトプットファイル

リモートインストール運用時だけ採取します。
採取方法については、“調査資料の採取方法”の“リモートインストールでトラブルが発生した場合の調査資料の採取方法”を参照してください。

現象の再現時に取得

メンテナンスログファイル

・mainte.logファイル
・mainte.bakファイル

セットアップ機能の[実行環境]タブで[メンテナンスLOGを作成する]チェックボックスを有効にします。
指定場所に作成されているmainte.logおよびmainte.bakの2つのファイルを採取します。
なお、現象発生後に再起動を行った場合は、本情報を取得できません。

V5.0L20a以前

drmsparmファイル

資源配付クライアントインストールディレクトリ\drmsparmファイル

資源配付クライアントインストールディレクトリ配下にファイルが存在しているので、それを採取します。

V5.0L20a以前

DRMS管理ファイル

DRMS管理ファイルとして設定したディレクトリ配下のファイル一式

セットアップ機能でDRMS管理ファイル格納ディレクトリとして設定した場所

V5.0L20a以前

インストールディレクトリのツリー情報

資源配付クライアントのインストールディレクトリに対するtree表示コマンドの標準出力結果

コマンドの標準出力結果を採取します
dir %drmsc% /s

V5.0L20a以前

クライアントのdrmslookコマンド出力情報

drmslookコマンド投入時に指定したディレクトリ配下のdrms.rptディレクトリ

以下のコマンド投入により採取されます。
%drmsc%\drmslook /b 出力ディレクトリ

V5.0L30以降

クライアントのトレース情報

任意指定ファイル

省略時は管理ファイル配下に固定名で作成されます。

採取方法については、“調査資料の採取方法”の“資源配付クライアントのトレース情報の採取方法”を参照してください。

現象の再現時に取得

備考.

採取場所は資源配付クライアントがインストールされているコンピュータです。