ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Analytics Modeling Server V1.0.1 プレゼンテーション構築ガイド
FUJITSU Software

3.1 表示するための定義を作成

Analytics Studioを使用して、表示するための定義を作成します。

本作業は、ダッシュボードの運用管理ユーザーが実施します。

表示するための定義

表示するための定義には、以下のものがあります。

接続情報は、表示する分析結果へアクセスするための情報を設定します。“2.1 分析結果への接続情報を作成”で設定します。

収集条件

表示する分析結果からデータを収集するための条件(データ収集の方法、対象、タイミング、イベントへの関連付け)を設定します。

イベント

収集した分析結果を管理する領域を設定します。

また、イベントはイベントグループに対応付けしておく必要があります。

チャート

分析結果をグラフや表形式で視覚的に表示するためのパラメーターを設定します。

レイアウト

ダッシュボード上に表示するチャートのコンテンツの配置を指定します。

ビュープロファイル

作成されたレイアウトを束ねて、最終的にユーザーが参照するダッシュボードのイメージを設定します。

ダッシュボードグループ

ダッシュボードを利用するユーザーをグループ化して運用します。グループ化したユーザーをダッシュボードグループと呼び、グループにビュープロファイルを割り当てることでダッシュボードの内容がカスタマイズされます。

これらの定義を作成するための方法として、以下の2つがあります。

本マニュアルでは、「表示定義テンプレートを使用して定義を作成する」方法について説明します。「各定義を個別に作成する」方法については、Analytics Studioのオンラインヘルプを参照してください。

表示定義テンプレート

表示定義テンプレートは開発環境クライアントにインストールされます。インストール先は以下のとおりです。

[インストール先ディレクトリ]\Studio\parts\pre\templates

本製品が提供する表示定義テンプレートの内容は以下のとおりです。

a)チャート関連の表示定義テンプレート

以下のチャート関連の表示定義テンプレートには、収集条件、イベント、チャートの情報が格納されます。

テンプレート

ファイル名

グラフ化の対象とするデータの形式

a-1)円グラフ

Chart_Template(a-1).aar

  • ファイル形式:CSV(Comma Separated Values)形式

  • 文字コード:UTF-8

  • ヘッダ行:有り

  • 1カラム目:"ラベル"(文字列型)

  • 2カラム目:"値"(実数型)

a-2)棒グラフ

Chart_Template(a-2).aar

  • ファイル形式:CSV形式

  • 文字コード:UTF-8

  • ヘッダ行:有り

  • 1カラム目:"ラベル"(文字列型)

  • 2カラム目:"値"(実数型)

  • 3カラム目:"種別"(文字列型)

a-3)積層棒グラフ

Chart_Template(a-3).aar

a-4)折れ線グラフ

Chart_Template(a-4).aar

a-5)散布図

Chart_Template(a-5).aar

a-6)ヒストグラム

Chart_Template(a-6).aar

  • ファイル形式:CSV形式

  • 文字コード:UTF-8

  • ヘッダ行:有り

  • 1カラム目:"ラベル"(文字列型)

  • 2カラム目:"件数"(整数型)

a-7)データテーブル

Chart_Template(a-7).aar

a-2~a-5と同じ

b)ビュー関連の表示定義テンプレート

以下のビュー関連の表示定義テンプレートには、レイアウト、ビュープロファイル、ダッシュボードグループの情報が格納されます。

テンプレート

ファイル名

グラフ化の対象とするデータの形式

b-1)一つのグラフのみを表示

View_Template(b-1).aar

折れ線グラフを表示する前提で設定されています。

b-2)二つのグラフを横に並べ、その下にもう一つのグラフを表示

View_Template(b-2).aar

上側に円グラフと積層棒グラフを並べ、下側にデータテーブルを表示する前提で設定されています。

表示定義テンプレートを使用する手順

表示定義テンプレートを使用して定義を作成する手順は以下のとおりです。

  1. ダッシュボードで表示する分析結果の内容を確認する(“3.1.1 ダッシュボードで表示する分析結果の内容を確認”を参照)

  2. イベントグループを作成する(“3.1.2 イベントグループを作成”を参照)

  3. チャート関連の表示定義テンプレートをインポート・カスタマイズする(“3.1.3 チャート関連の表示定義テンプレートのインポート・カスタマイズ”を参照)

  4. ビュー関連の表示定義テンプレートをインポート・カスタマイズする(“3.1.4 ビュー関連の表示定義テンプレートのインポート・カスタマイズ”を参照)

    ※)イベントグループは、表示定義テンプレートには含まれません。Analytics Studioで作成します。

ポイント

分析フローの実行から、分析結果の表示までの一連の流れを、分析フローのサンプルを通して確認することができます。分析フローのサンプルは、分析フローエディタの以下の場所から参照できます。

  • フォルダー:すべて/sample/cross_tabulation

  • 分析フロー名:sales_cross_tabulation

詳細は、本マニュアル、および、以下のディレクトリに格納してある説明書(Readme.txt)を参照してください。

  • 分析サーバの場合

    Windows[インストール先ディレクトリ]\Runtime\samples\CrossTabulation\Readme.txt
    Linux/opt/FJSVbamsr/samples/CrossTabulation/Readme.txt
  • 開発環境クライアントの場合

    [インストール先ディレクトリ]\Studio\samples\CrossTabulation\Readme.txt

参考

ダッシュボードの一般ユーザーが複数の場合の表示内容の制御

ダッシュボードはダッシュボードグループを使用してユーザーとビュープロファイルを結びつけることで表示内容を制御します。
アクセス権を与えるにはまずダッシュボードグループを定義し、それぞれのグループにユーザーとビュープロファイルを関連付けます。関連付けを行わないユーザーは、ゲストグループに属します。
一人のユーザーがゲストグループとその他のグループに同時に属することはできません。