出力データストアにビルトインデータストアを指定している場合、データ管理用ディレクトリに分析結果が出力されます。
ビルトインデータストアは世代管理されているので、世代数を超えた分析結果は古いものから順番に自動的に削除されますが、データ管理用ディレクトリの容量を削減したい場合は、分析結果を手動で削除します。
分析結果を削除する手順は以下のとおりです。
OSの管理者権限を持ったユーザーで分析サーバのマシンにログインします。
削除する分析結果を特定します。
詳細は、“6.2.2.1 削除する分析結果の特定”を参照してください。
分析結果を削除します。
詳細は、“6.2.2.2 分析結果を削除”を参照してください。
参考
出力データストアに分析サーバ上のファイルを指定している場合、分析サーバにログインして、手動で削除してください。
出力データストアにデータベースを指定している場合、データベースの削除方法にしたがって、該当するテーブルを削除してください。
参照
分析結果の世代数については、“分析フロー設計・開発ガイド”の“分析結果の出力先を決める”を参照してください。
分析結果を削除する場合、以下の情報が必要です。
出力データストアのフォルダー/名前/版数
分析フローのフォルダー/名前
各種情報を取得するためには、結果管理コマンド(ibamsresultmgr)の「list」サブコマンドを使用します。詳細は、“コマンドリファレンス”の“結果一覧(list)”を参照してください。
基本的な操作
以下のコマンドを実行します。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamsresultmgr.bat list -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー"
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamsresultmgr list -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー"
標準出力に分析結果の一覧が出力されることを確認します。
成功した場合は、標準出力にヘッダー行付のタブ区切りテキストで、分析結果の一覧が出力されます。一覧の中から、削除対象となる分析結果の特定に必要な各種情報を抽出してください。
例
出力データストアのフォルダー:/
出力データストアの名前:outputdatastore
出力データストアの版数:1
分析フローのフォルダー:/
分析フローの名前:flow
分析フローのフォルダーのパス 分析フローの名前 出力データストアのフォルダーのパス 出力データストアの名前 結果出力日時 版数 / flow / outputdatastore 2014/10/31 12:30:00 1
注意
失敗した場合は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処法については、“メッセージ集”を参照してください。
絞り込みの条件
パラメーターを追加することで、分析結果を絞り込むことができます。
出力データストアのパスで絞り込む
例
出力データストアが/store01フォルダー配下に存在する場合
-storefolderpath /store01
分析フローのフォルダーで絞り込む
-folderpath 分析フローのフォルダー
分析フローの名前で絞り込む
-flowname 分析フローの名前
分析結果の出力日時の範囲で絞り込む
例
例1) 2014年10月31日以前に出力した分析結果
-resultdatetimeto 2014/10/31
例2) 2014年12月1日以降に出力した分析結果
-resultdatetimefrom 2014/12/01
分析結果を削除します。
分析結果を削除するためには、結果管理コマンド(ibamsresultmgr)の「delete」サブコマンドを使用します。詳細は、“コマンドリファレンス”の“結果管理(ibamsresultmgr)”を参照してください。
以下のコマンドを実行します。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamsresultmgr.bat delete -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -folderpath "分析フローのフォルダー" -flowname "分析フローの名前" -version "版数" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー" -storename "出力データストアの名前"
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamsresultmgr delete -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -folderpath "分析フローのフォルダー"-flowname "分析フローの名前" -version "版数" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー" -storename "出力データストアの名前"
注意
失敗した場合は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処法については、“メッセージ集”を参照してください。
参考
定期的に「分析フローインスタンス」、および、「分析フロー実行時の情報格納ディレクトリ」を削除するための、サンプルスクリプトが分析サーバに提供されています。
詳細は、“6.2.1 分析フローインスタンスの削除”を参照してください。