■機能説明
インストールレス型Agent管理で設定された被監視サーバに対し、スペック情報の収集を行います。
-hオプションで、スペック情報の収集を行う対象の被監視サーバを指定することができます。
収集した情報は、「スペック情報」カテゴリーのレポートで参照します。レポート表示前に、本コマンドを実行してください。「スペック情報」カテゴリーのレポートについての詳細は、使用手引書(コンソール編)「スペック情報」を参照してください。
収集対象は以下のとおりです。
Windows(WMI通信の場合のみ)
Solaris
Linux
VMware ESX(HTTPS通信の場合のみ)
VMware ESXi
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
■実行環境
Windows版のManager/Proxy Managerで実行可能です。
■記述形式
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcCollectSpec.bat [-h <hostname>] |
■オプション
スペック情報を収集したい被監視サーバの識別名を指定します。
本オプションを省略した場合は、インストールレス型Agent管理で管理しているすべての被監視サーバが対象となります。
ポイント
被監視サーバの識別名には、リモート監視定義ファイル(remoteAgent.txt)の「HOSTNAME」に指定した文字列を指定してください。
■復帰値
0:正常終了
1:異常終了
■実行結果/出力形式
標準出力に対し、正常終了メッセージを出力します。
(Success): sqcCollectSpec.bat succeeded. |
C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcCollectSpec.bat Server1 NG <detail> exception 10060 for server Server1 id Server1 Server2 OK Server3 OK *** "NG" has been output. Please refer to the Reference Guide. *** (Success): sqcCollectSpec.bat succeeded.
実行結果として「NG」と出力された場合は、「1.6.4 sqcRemoteCheck(インストールレス型Agent管理通信確認コマンド)/sqcCollectSpec(インストールレス型Agent管理スペック情報収集コマンド)実行時に出力されるメッセージ」を参照してください。
標準エラー出力に対し、エラーメッセージを出力します。
(Error エラー番号):メッセージ |
エラーメッセージと対応するエラー番号、内容、対処方法は以下のとおりです。
エラー番号 | メッセージ | 内容 | 対処方法 |
---|---|---|---|
010 | Parameter error. | パラメーターの指定エラー | パラメーターを修正して、再実行してください。 |
020 | Invalid argument to '-h' | -hオプションの引数エラー | -hオプションの引数に、リモート監視定義ファイル(remoteAgent.txt)の「HOSTNAME」に指定した文字列を指定して再実行してください。監視停止中の被監視サーバ(「CONNECTION」が「OFF」に設定されている被監視サーバ)を指定した場合、エラーとなります。 また、「■機能説明」で説明する収集対象以外の被監視サーバを指定した場合、エラーとなります。 |
100 | System error. | その他のエラー | 保守情報を採取し、技術員に連絡してください。 |
以下の定義でインストールレス型Agent管理スペック情報収集コマンドを実施した場合
[被監視サーバの識別名]
server1
server2
server3
[エラー例]
sqcCollectSpecコマンドが何らかのエラーとなった場合
(Error 100):System error. |
■使用例
Server1のスペック情報を収集する場合の例を示します。
【Windows版】
C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcCollectSpec.bat -h Server1 Server1 OK (Success): sqcCollectSpec.bat succeeded. |